紅茶の話

紅茶の話

 コーヒーと紅茶、どちらがお好きですか?
 私は紅茶派。特におやつタイムは必ず紅茶です。紅茶は体が温まるし、色も香りもとっても魅力的。大昔は紅茶をめぐって戦争を起こしたくらいだし、紅茶のルーツをたどれば世界史がわかるほど。
 もちろん飲むだけでなく、パンにケーキに大活躍します。ここでは私のお気に入りの紅茶についてご紹介。簡単でおいしい紅茶の入れ方も書いてみました。


お気に入りの紅茶

☆アッサム
 甘味があって少しとろりとした紅茶。私の一番好きなお茶です。ピーター・ラビットの缶入りが、飾っても可愛いのでお気に入り。ミルクティーにすると、更に風味を増します。
☆ダージリン
 実は味はあまり好きではないのですが、香りは最高。うまく入れたアイスティーは、本当にマスカットの香りがします。たまにこってりと甘いお菓子が食べたくなったら、渋味の強いダージリンはぴったり。
☆アールグレイ
  ライムで香りをつけた紅茶。香料が強すぎて気持ちが悪くなる物もあるので、さっさとお菓子用に使います。おいしいアールグレイは、とても優雅な気分にさせてくれます。

その他のお茶

☆ジャスミンティー
 そのまま飲むよりも、アイスティーにしたり寒天で固めるのが好き。濃く煮出してアイスクリームにかけてもおいしい。
☆マンゴーティー
ピーチ・ジュースのような香りのお茶。小樽のオルゴール堂で出会って以来めぐり会えないので、幻の存在になっています。
☆ラベンダーティー
 ミルクティーにすると、感激のおいしさ。ババロアにも合います。


簡単でおいしい紅茶の入れ方

 ポットやカップ&ソーサーをそろえると使いたくてたまらなくなるのですが、ふと紅茶が飲みたくなった時にあれこれ準備するのは面倒な事もあります。私は自分で飲む時はもちろん、気のおけない友人に勧める場合などはティーバッグを使います。ポイントさえ抑えれば、これでも充分においしい紅茶が楽しめますよ。

 <用意するもの> 1人分
カップ&ソーサー 一組
ティーバッグ 一袋
計量カップ
スプーン
やかん、または注ぎ口付きのミルクパンなど

 <入れ方>
①まずお湯を沸かし、カップやスプーンなどを温めます。
せっかく沸かしたお湯も、冷たいカップに注ぐと温度が下がってしまいます。適温に達しないお湯では、紅茶はただの色付きのお湯にしかなりません。ソーサーの上にカップを置き、熱いお湯を注いであふれさせます。中にスプーンも入れて、茶葉を入れる時までそのままにしておきます。
②水の量をきっちり計って沸かします。
ティーバッグの箱に水の量や蒸らし時間が表示されているので、いちおうの目安にします。水を計量し、小鍋かやかんに入れて中火にかけます。
③カップの用意をします。
お湯を沸かし始めたらカップなどのお湯を捨てて布巾で拭き、ティーバッグを入れます。
④空気を含んだお湯を注ぎます。
弱火でじっくり加熱したりぐらぐら煮立たせたりすると、水の中のガスが蒸発してしまいます。こういうお湯ではおいしい紅茶は期待出来ません。中火で沸騰させ、すぐに火を止めてカップに注ぎます。
⑤ソーサーで密封して蒸らします。
紅茶はよく蒸らす事で葉が開きます。ソーサーをかぶせてぴったりと蓋をすれば、しない時とは大違いに香りの高い紅茶を楽しめます。スプーンも、冷めないようにソーサーの上などに乗せておきます。
⑥充分に蒸らし、味をみます。
箱の表示はあくまでも目安です。水の硬さや渋さ加減の好みに応じ、紅茶の飲み頃を自分で見つけるとより楽しさが増します。とりあえず箱の表示時間より早めにソーサーをはずし、スプーンで静かにかき混ぜてから味を見ます。薄いようだったら再びソーサーをかぶせます。
⑦ティーバッグを静かに引き上げます。
引き上げる時は、そっとティーバッグを持ち上げて自然にしずくを切ります。スプーンでぎゅうぎゅうに絞ったり、乱暴に振ったりすると、せっかくの作品が台無し。場合によってはただの苦いお湯になってしまいます。
⑧スプーンでかき混ぜてからいただきます。
ティーバッグを取り除いたら、エキスが平均に行き渡るようにスプーンでざっとかき混ぜます。さあ、召し上がれ。

 味を見た時点ですでに濃すぎたと思ったら、ティーバッグをすぐに引き上げてお湯か牛乳を足していただきます。牛乳はもちろん温めて。
 おいしく入った紅茶は少し甘味があって、何よりも香りが違います。最近ではマグカップに蓋の付いているものもよく見かけるようになりました。たっぷり飲みたい方はこちらもいいですね。

 ◎2003年1月22日記

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: