ふわふわなのにしっかりと個性のある南部小麦の生地に、とろりとやわらかい紅茶クリームがたっぷり。クリームをやわらかく仕上げると包みにくいものだけど、これなら包む手間も省けてお手軽です。オーブンから甘いクリームの香りが漂ってくるとすぐにも食べたくなりますが、形がくずれやすいので少し待って。しっかり冷めてからクリームの上にカットしたフルーツを飾ってもいいかも。
南部小麦(テリヤ・強力粉) 250g
砂糖 大さじ2
塩 4g
スキムミルク 大さじ1
バター 15g
生イースト 5g
水 180cc
牛乳 260cc
ティーバッグ 2袋
卵黄 2個
砂糖 大さじ5
薄力粉 大さじ1.5
コーンスターチ 大さじ2
バター 7g
オレンジマーマレード 大さじ1強
①パンケースにパン生地の材料を入れて給水時間をとります。
②20分経ったら生地をこね上げ、2倍になるまで1次発酵させます。
③この間にクリームを作ります。牛乳とティーバッグを鍋に入れてミルクティーを作り、カスタードクリームの要領で煮上げます。
④生地を8分割し、丸めて3分ほどのベンチタイムをとります。
⑤生地を丸く広げ、セルクルの中に置きます。
⑥生地の中心にクリームを落とし、周囲の生地が2倍に膨らむまで2次発酵させます。
⑦しっかりと予熱をしたオーブンに入れ、180度で13~15分ほど焼きます。
⑧網の上に取り出して冷まし、生地がやや落ち着いてからセルクルを外します。
ここではイングリッシュ・マフィン型としても使える丸いセルクルを使用していますが、もちろんどんな型でも結構です。ハート型のセルクルで作っても可愛いかも。適当な型がない場合は、厚紙で輪を作ってホチキスで止め、アルミ箔で覆って代用します。
2次発酵で周囲の生地がクリームと同じ高さに膨らみ、焼成で更に2倍ほどに膨らみました。生イーストはパワーがありますね。
やわらかくてベタつく扱いにくい生地ですが、出来上がりのふわふわ感は格別。温かいうちでも冷めてクリームが冷たくなってからでもおいしくいただけます。
今回はキャラメル・フレーバーの紅茶を使いました。オレンジとキャラメル風味がピッタリのおいしいクリームになりました。お好みで、ブレンドティーにブルーベリーやいちごのジャムを合わせても。
南部小麦(テリヤ)は少し塩味を強く感じるようです。甘いクリームと合わせるのはくどいかもしれないと思いましたが、意外にも両方の風味が活かされた相性のいい組み合わせでした。