ピークを過ぎたレモン酵母にホシノ酵母の元種を加え、42時間ほど発酵させて作った液状の種でパンを仕込みました。こねを抑えたのでどっしりもっちりの食感で、とても甘くてほのかにレモンが香ります。わざわざピークを越したレモン酵母を作る事もないので、ここでは経過だけを参考にしていただけたらと思います。
①水だねは、残ったレモンエキスにホシノの元種を小さじ2入れて作りました。
②ボールに水だねとぬるま湯を入れて合わせ、砂糖と半量の粉を加えてざっと混ぜます。
③残りの粉に塩を加えて混ぜ、②のボールに加えてこねます。
④なめらかになったらレンジでやわらかくしたバターを、3回に分けて練り込みます。
⑤生地が均一の状態になったらラップをかけ、2倍以上になるまで1次発酵させます。
⑥2分割してベンチタイムをとり、食パン型に入れて2次発酵させます。
⑦オーブン温度が100度になるまで放置し、型を入れてじわじわ温度を上げて焼きました。
こね始めはレモンの香りもしていましたが、こね終わりに近づくにつれて薄まり、発酵時でほとんどなくなってしまいました。焼いている時の香りはとても甘く、リッチな生地を想像させます。いつものホシノのパンとは違っていました。
こねている時も1次発酵後も、とても伸びのいいやわらかな生地でした。それだけに、もっと釜伸びすると思ったのが意外な結果です。焼成で1.5倍ほどの膨らみでした。2次発酵の時間をもっととるべきだったかもしれません。