いちじくのクリームチーズパイ

いちじくのクリームチーズパイ

 おいしさがぎゅっと凝縮されたようなリッチなチーズケーキ。小さめにカットしてアイスコーヒーと一緒にいかが?濃い目に入れたダージリンのアイスティーもいいかも。冷蔵庫で冷やして、日が経つほどにおいしくなります。




 <材料> 直径12cmの深めのタルト型1台分
  パイ皮
薄力粉 70g
バター 50g
冷水 50cc
  チーズクリーム
クリームチーズ 80g
生クリーム 50cc
砂糖 大さじ3弱
レモン汁 小さじ1
卵 1個

いちじくの紅茶煮 適量

 <作り方>

①パイ生地を作ります。ボールに冷たいバターと薄力粉を入れ、バターが小豆粒大になるまで粉の中でちぎっていきます。


室温の高い時は、材料を入れたボールを冷蔵庫で冷やしてから作業するとバターが溶けにくくなります。サクサクしたパイのためにはバターを溶かさない事が肝心。

②冷水を回しかけてまとめ、ラップをかけて冷蔵庫で冷やします。


③冷たくなったら取り出し、生地を上から押しつぶしてはふたつに折りたたむ事を数回繰り返します。


折りたたみやすいように手のひらでグッと押して平らにしますが、バターが溶けてくるようならすぐに冷蔵庫に入れます。たたむのは5、6回で十分です。

④麺棒で丸く伸ばし、型に敷き込んできっちり沿わせます。


麺棒をかける前に再度冷やしておくと作業がやりやすくなります。打ち粉を振ったのし台や大きめのまな板の上で丸く伸ばします。打ち粉は強力粉がお勧め。くっつきにくいように思います。

⑤余分な生地を落とし、底にフォークで穴をあけます。


指で生地を型に押し付けてなじませ、上から麺棒を転がして余分な生地を切り落とします。生地がつぎはぎになっても大丈夫。きっちり抑えてはがれないようにします。

⑥再び冷蔵庫に入れて冷やしておきます。


クリームを詰めるまで室温に出しておくとバターが溶け出して、小さなパイの層がなくなってしまいます。特に暑い時期は常に冷やしておく事が大切です。

⑦クリームを作ります。鍋に生クリーム、チーズ、砂糖を入れて弱火にかけ、木べらで混ぜながらチーズが溶けるまで火を通します。


時間があればチーズは室温に出しておきます。やわらかくなったチーズに他の材料を加えて混ぜるだけなので、こちらのほうが楽。火を使う事もありません。火を通す時は、溶けやすいようにチーズを小分けにしておくと便利です。

⑧溶けたら火を止め、レモン汁と卵を加えます。


だいたい溶けたら火を止めて泡立て器でグルグル混ぜます。余熱でも溶けるのでうまく利用して。少しくらい粒々が残っていても大丈夫です。あら熱が取れてクリーム状になってきたらレモン汁と割りほぐしておいた卵を加えてよく混ぜます。

⑨パイ皮にクリームを流していちじくを並べ、残りのクリームを上から流し入れます。


冷えたパイ皮に薄くクリームを流し、いちじくの紅茶煮をびっしりと詰めます。残りのクリームを上から流し入れます。

⑩200度に予熱したオーブンに入れ、180度で30~35分、表面がこんがりとなるまで焼きます。


⑪網に乗せてあら熱を取り、ホイルで包んで型ごと冷蔵庫で冷やします。


最低でも一晩置き、しっかり冷えてから型を外していただきます。底の抜けるタルト型を使うと便利です。

 サクッとしたパイ生地としっとりプチプチのいちじくが、まろやかでリッチなチーズ生地とぴったりです。ナイフを入れると硬いので重そうな感じですが、コクがあって本当においしい。3日目が一番味わい深いかも。



☆いちじくの紅茶煮の作り方☆

①鍋に180ccの水とティースプーン2杯の紅茶葉を入れ、蓋をして沸騰したら火を止めてしっかり蒸らします。


②濃い紅茶が出たら葉をしぼって取り除き、ドライの白いちじくをざらざらと加えます。量はひたひたに紅茶がかぶるくらい。


③蓋をして1度煮立たせ、火を止めてそのままおきます。


④冷めたら密封容器に移し、冷蔵庫で保存します。



 ねっとりと甘ったるい白いちじくが、ふっくらプチプチのカラメル風味になっていくらでも食べられてしまいます。後味にほんのりと紅茶の渋さが残るのもいい。風味は変わるでしょうが、普通の黒っぽいものでも同様に出来ると思います。



いちじくのクリームチーズパイ
 ◎2003年6月22日製作

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