《櫻井ジャーナル》

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2010.09.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 泥沼化した「アメリカの戦争」をめぐり、いくつかのニュースが飛び込んできた。先ずバラク・オバマ米大統領はイラクでの戦争が終結したと宣言したようだが、前にも書いたように、これは事実に反している。5万人の戦闘部隊は残って戦い続けているのであり、戦争は終わっていない。

 1990年代にネオコン(親イスラエル派)の戦略に則り、イラクからサダム・フセインを排除するためにジョージ・W・ブッシュ米大統領とトニー・ブレア英首相が始めた戦争では100万人前後のイラク市民が殺され、イラクの社会基盤が破壊され、歴史的な財産が盗まれた。しかも「テロリスト」をイラクへ引き込むことになった。

 先制攻撃の口実にされた「大量破壊兵器」の話はでっち上げであり、「9/11」とイラクは無関係だったことが明確になっている。アメリカとイギリス、両国の政府は嘘で殺戮と略奪をはじめたことになる。それでもオバマ大統領はブッシュ大統領を褒め称えた。

 ブレア元首相は自著の営業で忙しいようだが、イラク攻撃について反省していない。それどころか、イランを攻撃すべきだと言い続けている。本コラムでは何度か書いているように、ブレアのスポンサーはイスラエル政府なわけで、当然のことだろうが。

 アメリカはイラクだけで戦争しているわけではない。アフガニスタンはイラク以上に深刻な状況だ。山岳地帯という地形的な問題だけでなく、いくつもの武装勢力が存在し、安定化にはほど遠い。そのアフガニスタンでの戦闘をアメリカ政府はエスカレートさせるつもりらしいが、泥沼からますます抜け出せなくなる。無人機で攻撃しても、非戦闘員の犠牲者が増え、反米感情が高まるだけだ。

 もともと安定した国ではなかったが、その混乱を深刻化させたのもアメリカだ。1979年5月にCIAのイスラマバード支局長が武装勢力と接触し、7月にはズビグネフ・ブレジンスキー補佐官に言われるまま、ジミー・カーター大統領はアフガニスタンでの秘密工作を承認している。ソ連軍が軍事侵攻するのは、その半年後だ。その時に集め、訓練し、武器弾薬を供給し、資金面でも支援した「自由の戦士」とアメリカ軍は今、戦っている。

 こうした状況の一端を暴露したのがWikiLeaks。アメリカの軍や情報機関にとって、気にくわない存在だろう。何とかして活動を止めようと必死だ。

 そのWikiLeaksの「顔」になっているジュリアン・アッサンジがスウェーデンで攻撃されている。まず、8月20日に警察の求めに応じて「臨時検事」が逮捕令状を出し、翌日には主任検事のエバ・フィンが令状を取り消し、9月1日には検事局長のマリアンヌ・ナイが再び「レイプ容疑」で捜査すると発表したようだ。

 ここで思い出すのは、1982年10月にスウェーデンの領海で起こった潜水艦騒動。アメリカやスウェーデンは「ソ連の潜水艦」が領海を侵犯したと宣伝、スウェーデン国内に反ソ連の「空気」を広めることに成功した。この潜水艦をノルウェーの情報機関は「西側のもの」と断言している。軍や情報機関の世界では、アメリカとスウェーデンは仲良しなのである。





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最終更新日  2010.09.02 03:55:42


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