《櫻井ジャーナル》

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2011.12.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ロシアの下院選挙で不正があった疑いがあるとして、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官やウィリアム・ヘイグ外相は全面的な調査を実施するように要求している

 選挙が公正でなければならないことは当然だが、残念ながら、現実は違う。日本でも誰が誰に投票したかを調べる仕組みがあった/あると指摘されている。2000年に行われたアメリカ大統領選挙の不正は日本よりも露骨だった。

 この大統領選挙では選挙人登録や投票の妨害が報告されているが、それだけでなく、投票用紙の問題や集計でも不正が強く疑われている。最終的に裁判所の決定で勝者が決まった選挙だった。その後、コンピュータが導入されたのだが、ソフトに問題があり、不正は容易になったと信じられている。

 2000年の選挙では共和党のジョージ・W・ブッシュと民主党のアル・ゴアが争う形になったが、実は、もうひとりの有力候補がいた。ジョン・F・ケネディ・ジュニア、1963年11月にテキサス州ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の息子だ。

 JFKジュニア自身は大統領選に出馬しないとしていたが、1999年前半に行われた世論調査ではブッシュとゴアを抑えてトップだった。2大政党の候補者を支持していたのはそれぞれ30%程度で拮抗していたのだが、JFKジュニアの支持率は約35%とリードしていたのである。

 そうした中、1999年7月に事件は起こる。JFKジュニアを乗せ、マサチューセッツ州のマーサズ・ビンヤード島へ向かっていた単発のパイパー・サラトガが墜落、本人だけでなく、同乗していた妻のキャロラインとその姉、ローレン・ベッセッテも死亡したのだ。現地時間(米国東部夏時間)で午後9時41分、日没から約1時間半後、目的地へあと約12キロメートルの地点だった。

 JFKジュニアが自家用操縦士免許を取得したのは1998年4月のことで、NTSB(運輸安全委員会)の報告書によると、基本的な飛行技術は優秀だった。しかも飛行位置から考えて、パイパー機は自動操縦で飛んでいた可能性が高く、操縦のミスで落ちたとは考えにくい。事故の3週間前、ケネディはパラグライダーで遊んでいる時に左足首をけがしていたので、副操縦士を乗せていたはずだとする話も伝えられていた。実際、事故直後の報道では教官が乗っていたとされていたのだが、途中から教官の話が消えてしまう。

 旅客機が事故を起こした場合、必ずボイス・レコーダーとフライト・レコーダーの回収が問題になる。JFKジュニアが乗っていた飛行機にもDVR300iというボイス・レコーダーが搭載され、音声に反応して動く仕掛けになっていた。直前の五分間を記録する仕組みになっているのだが、JFKジュニアのケースでは何も記録されていなかった。緊急時に位置を通報するためにELTという装置も搭載されていたのだが、墜落から発見までに5日間を要している。墜落現場の特定に時間がかかりすぎだ。



 2002年の中間選挙では、ブッシュ大統領と対立する関係にあったミネソタ州選出の上院議員、ポール・ウェルストンが飛行機事故で死んでいる。天候上の問題はなく、しかも議員が乗っていたキング・エアーA-100には防氷装置がついていて、しかも氷の付着を避けるため、飛行高度を1万フィート(約3000メートル)から4000フィート(約1200メートル)に下降すると報告していた。その付近では5マイル(約8キロメートル)先まで見えたという。

 こんな出来事がロシアや中国で起これば、間違いなく「政治的な暗殺」だと「西側」の政府やメディアは大キャンペーンを張ることだろう。いつものように、ロシア下院選でも「ダブル・スタンダード」が適用されたということだ。

 ロシアでは一部の支配層が政策を決めているという批判がある。この批判を否定するつもりはないが、現在、アメリカをはじめとする「西側」の国々でも大きな問題になっていること。不公正な政治経済システムを批判している「占拠運動」もこの点を問題にしている。2大政党制による疑似民主国家の日本でもアメリカと同じように、庶民は自分の意志を政治に反映させる手段を奪われている。そのひとつの結果が「独裁者人気」だと言えるだろう。





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最終更新日  2011.12.07 14:53:58


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