《櫻井ジャーナル》

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2011.12.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 共和党の大統領候補選びでロン・ポールが脚光を浴びている。12月中旬に実施された5種類の世論調査、つまりギャロップ、CNN/オピニオン・リサーチ、PPP、ABCニュース/ワシントン・ポスト、CBSニュースを平均した数字を見ると風向きが変化してきたことをうかがわせる結果が出ているのだ。

全体 ではニュート・ギングリッチが28.0%でトップ、次いでミット・ロムニー24.2%、ロン・ポール12.4%、リック・ペリー6.4%、ミシェル・バックマン6.4%、リック・サントラム3.8%、ジョン・ハンツマン1.8%なのだが、1月3日に最初の党員集会が開かれる アイオワ州 ではギングリッチの支持率が急落、ポールが23.8%で首位に立った。2位はロムニーの20.3%、ギングリッチは17.3%で3位、続いてペリー11.8%、バックマン8.3%、サントラム7.0%、ハンツマン3.0%だ。

 これまでアメリカの有力メディアはポールを無視してきたのだが、ここにきて人気が高まったことで批判する論調が強まっているようだ。

 おそらく、その理由は彼の政策にある。まず対外的には「内政不干渉」で、軍事介入には反対する。2002年10月、イラクに対する武力行使を承認するという下院の決議で共和党は賛成215、反対6、棄権2だったのだが、ポールは反対したひとり。当然、イランを攻撃するべきでないという立場だ。同時に、対外援助に賛成していない。これだけでもイスラエルに嫌われて当然だろう。

 経済的には「自由貿易」を支持しているのだが、WTOやFTAには反対している。貿易の自由を害するという理由からだ。TPPも同じことだが、アメリカが築いた貿易の仕組みは一部の巨大企業/資本が容易にカネ儲けできるようにするためのものにすぎない。

 元々、「ティー・パーティー」はロン・ポールが生み出した運動なのだが、今では巨大資本に乗っ取られた形になり、大企業/富裕層に有利な政策を推進するべきだと叫んでいる。このグループが肩入れしていた候補はアフリカ系のハーマン・ケインだったのだが、スキャンダルで候補者レースから離脱、多くはギングリッチ支持に回ったという。

 このケインの異母兄弟にチャールズ・コークとデイビッド・コークの兄弟がいる。ふたりはティー・パーティーの有力スポンサーで、石油業界の大物。環境規制に反対しているだけでなく、富裕層への税率を徹底的に下げ、社会保障は最低限のとどめるべきだとしている。兄弟の財団は気候変動否定論を広めることにも熱心だ。公務員の医療保険負担や年金負担を大幅に引き上げ、労働組合の団体交渉権を剥奪しようとしたウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事もコーク兄弟をスポンサーにしている。






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最終更新日  2011.12.24 13:32:12


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