何年も放り出され、ツルが絡みついた果樹たち
それでも根を下ろしている以上は花を咲かせ実をつきけようと枝を伸ばします。
つるに巻かれて太陽から遮断された枝は自然に枯れますが、すっかり木が朽ち果てるには何年もかかるでしょう。
そびえたった木にツルがまきついている姿はジャングルのようで、精気を吸い取られるような風景です。
今日は諦めていたそんな場所を薪仲間の友人が来てくださって4本切ってくれました。
同じころに家を建てて薪ストーブを入れての薪暮らし
それも買うのではなく、同じように切って持って行ってほしいという所から分けてもらっての暮らしです。
夢のあとの果樹園を見て、どれだけ困っているか察したご主人が、薪として持って行かない木も切り倒してくれました。
切り倒すだけでいいとお願いしたのに、それでは危険だと切れるだけ小さく切ってくださったので入口の見るも無残な場所がすっきり
といっても切った枝や木は山積みになっているのですが、それらはもう自然に帰っていくだけなので、生きたままツルに絡まれているのとは違います。
3本が固まってツルに囲まれていた場所がなくなり、綺麗な甲斐駒が遠くに見渡せるようになりました。
40年活躍した果樹たちもやっと眠りにつけるでしょう。
切りながらご主人が、このままじゃあかわいそうだ・・使えるものは使わないと・・
そうおっしゃっていました。
最後まで使ってあげること・・それが自然との関わりの中で大切なことなのだと思います。
放っておけば誰も食べない実を一生懸命実らせるだけですから
それでも人が手を加えた果樹は節くれだって割るのが大変だし、燃やして熱量としては決して暖かいものではないので、すぐ近くのお金持ちの移住者が吐き捨てるように言いました。
果樹なんか薪として使えない!どうせ割るんじゃあいいものでないと・・!と
なぜかそういうところには、いい木がめぐりめぐってくるらしいから、世の中は不思議です。
我が家の来年の薪は全部桃ですよ!!
そんな薪暮らしはいつまでできるか・・・体力の限界が必ずくるので、その時は諦めて買うしかないのですが・・
たくさん切り終えて、ボランティアのカステラとコーヒーで休んでもらうことに
学校椅子の間にあったあの素敵な椅子!
すぐに目がとまって、これはもったいないでしょ?と
奥様は、このスツールに座ってみたいと!!
石塚木工から届いた椅子たちは、お目が高い人たちにはすぐ解りますね。
よくよく伺うとご主人さまはオープンアトリエで石塚木工さんへ行かれたんですって。
素敵な椅子だと思ったそうですよ!!
ひっくり返して裏をみたり、寄りかかって気持ちがいいと
うちで使いたいくらい素敵でもったいないと思ったけれど、こうしてお客様を呼ぶかもしれないから、果樹園で使います!
桃園のテーブルも見てきました。
桃の剪定が始まったら奥へ設置してみんなで立食ね!
木を切っている間は見ているだけではなく、枝をひきずって片付けているのですが、昼過ぎまでかかりました。
戻ったときには、さださんと鎌田先生のラジオ番組は終わっていました。
どんなお話だったのでしょう?
残念ですが仕方がありません。
午後からKガーデンへ向かう予定を中止にして
自分の庭の藁をどけて冬越しした苗達をご対面!
ウグイスが練 習を開始したからです。
頑張れ!と思わず声をかけたくなる未熟な鳴き方
あれが、そのうちちゃんと綺麗に続けて鳴けるようになるんですよね。
ホウ~ホケッッ・・・ッツ
どんな子が歌の練習をしているのかわからないけれど、ウグイスが練習をはじめたら庭の藁をどけます!
春なんだね!
寒かったけどちゃんと生きてるよ!
藁の下からたくさんの植物がお返事しています。
私に明日があるかは解らないけれど、あなた達が咲くのを今年もみたいな!
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