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2008.11.21
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カテゴリ: 運営日記
学生時代の先輩で、今は近畿大学短期大学部で経営学の先生をされている方がいるのですが、この先輩から「親しくしている起業家さんたちを含めて、起業の経緯を学生さんに話してほしい」というご依頼を受け、近畿大学に行ってきました。

11月13日は、京友禅手描きジーンズの 「禅」 を手がける株式会社京伝・竜田昌雄さんが講演され、11月18日には、倉敷・児島でデニムブランド graphzero(グラフゼロ) を手がける株式会社Channel・鈴木徹也さんと僕が講演させていただきました。

京伝・竜田さん(20081113)
株式会社京伝の竜田さん。お父さんが倒れられたことをきっかけに前職のアパレルメーカーを退職し、以前から思い描いていた起業に踏み切られました。介護の勉強や新聞配達をしながら起業準備を進め、2005年、京友禅手描きジーンズなど、京都の伝統や技術を生かした「禅」というブランドを立ち上げられました。

「禅」の商品が初めて上がってきた時、まず大手出版社に行って記事として取り上げてもらい、話題性をつくることから始めたそうです。実績のない新ブランドは取引先開拓に苦労するそうですが、「禅」の掲載誌を持って営業をかけることで、有名ショップにも取り扱ってもらうことができたそうです。「なるほど…!」と思わされる、理にかなった新規事業の売り込み方法と思いますが、実際に行動に移して実現できる人は少ないと思います。

竜田さんと僕は去年も近大で講演させていただいたのですが、竜田さんのお話は様々な苦労話やエピソードが織り込まれ、人を惹きこむ語り口で、前回より素晴らしいものになっていました。


Channel・鈴木さん(20081118)
株式会社Channelの鈴木さん。30歳を契機にご実家の生地卸の会社に入社。生地卸の仕事のかたわら、地元の同年代の染色、加工、縫製のプロ8人を集め、1人10万円の出資・合計80万円を元手に、2004年春、デニムブランドgraphzeroを立ち上げ。今年9月には、実家の生地卸会社から独立して法人化し、ものづくりに専念。ジーンズ職人たちが直接手がけるブランドだからこそ可能なクオリティと価格を追求されています。

衣料品の生産工程は専門分化されていて、個々の素材・工程の資料だけでは商品になった状態をイメージしにくいですが、完成品としてのgraphzeroのアイテムを個々の営業用資料として取引先に見せることで、自分たちの技術力の高さを理解してもらい、それぞれの本業も伸ばすことができたそうです。




僕はといえば、学生時代は京都の陶芸業界など伝統産業のフィールドワーク(聞き取り調査)を通じて、自分が手がけた作品・商品で勝負されている職人さん・クリエイターさんに異様に魅かれ、気が合ってしまうことが多い自分に気づいたことが、今思えば起業のきっかけになりました。初対面の陶芸家の方となぜか6時間以上も話をしてしまい(居座ったり、しゃべりまくったわけではないのですが…)、そのまま飲み会に発展してしまったこともありました。

学校を卒業した後は、京都のベンチャー新聞社で取材の仕事をし、伝統技術を生かした現代的なものづくりに取り組まれている魅力的な方々と出会い、「この人たちのことを伝えるよりも、一緒に仕事がしたい…」と強烈に思うようになりました。その後、新聞社の取材で知った会社のネット通販事業立ち上げに2年ほどかかわらせていただいた後、今の会社を2005年7月に始めました。

今は、商品・作品を扱わせていただいている職人さん・クリエイターさんの「格」を下げることがないよう、写真や文章でこだわりを丁寧に説明したウェブページの制作を心がけています。かなり時間と手間がかかっていますが、お客様に商品の良さや特徴が伝わって売上につながり、つくり手の方々には丁寧な商品説明自体に喜んでもらえ、それが新たなつくり手さんの開拓につながるなど、良い循環が出来てきているように感じています。

また、「この人とこの人を会わせたら、どんなことが起こるんだろう…」と思いつつ飲み会なんかを開催したりするのですが、こういう場を通じて意気投合されたつくり手の方たちによって、ユニークなコラボレーション商品が生まれたりしています。全てが形になるわけではないのですが、今も1件、こういった企画が進んでいたりして、うちの特徴の1つになってきているのかなと感じています。

これまでは丁寧な商品・作品の解説という点では、ある程度出来ているように思えますが、つくり手の方たちのことは伝え切れていないと感じています。それは、たった数時間話を聞くだけで、その人のことをあたかも分かったかのように論文や記事にしてきたことに後ろめたい気持ちがあるからなのですが、お客様から「つくり手さんのことをもっと知りたい」という声が寄せられるようになり、これではダメだと思うようになりました。今後はインタビューや制作現場の取材記事などのコンテンツを充実させ、商品の流通も含めた「伝達者」として、力をつけていきたいと考えています。


…とまぁ、僕はこんな内容を話させていただいたのですが、実際はかなり内容がまとまらず、グダグダなしゃべりになってしまったので、聞きにきてくれた学生さんたちには申し訳ない感じです。今回は資料を自分で用意することなく、素で話をしてみたのですが、こういった発表をする時には、学生時代みたいにレジュメを準備して臨まないと話ができない人間だということに気づきました。

Channelの鈴木さんは、Q&A形式の取材には慣れておられるのですが、一方的にしゃべる講演形式は初めてで緊張したらしく、「ああいう場にでると過呼吸気味になる自分に気づいて、なかなかおもしろくて勉強になった」とおっしゃってました。


来年にも講演させていただく予定なのですが(僕は辞退して他の起業家さんの話を聞きたい気分ですが…)、そうなった場合は少しでも学生さんの参考になるような話ができるよう、これからいろいろな経験を積んで、話の準備もしていこうと思います。

今回は勉強になる貴重な機会を与えていただいた近畿大学の小松先生、本当にありがとうございました。これからもがんばっていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!


→ 京都発和柄デニムブランド「禅」一覧ページ

→ 倉敷・児島の職人デニムブランド graphzero(グラフゼロ) 一覧ページ


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Last updated  2008.11.25 22:18:09
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