高機能自閉症児くりーむの才能開発

高機能自閉症児くりーむの才能開発

くりーむの幼児期6(広汎性発達障害)



担任の先生は20代の独身の女の先生。今までのように先生に頼るという気分にはなれず、幼稚園と少し距離のあった1年でした。幼稚園で何があったか言えないくりーむ。でもちょうど年子の妹が入園したので、妹から少しはなしを聞くことはできました。

今までは人の言葉が耳に入らなかったのですが、年中になってから、お友達に「だめ!」とか「いけないんだ!」と言われると、たびたびパニックを起こしていました。主治医に相談すると、「泣くことで解決すると思ってしまうとなかなか抜け出せないので、泣いても毅然と接するように」と言われました。泣いてもだめなものはだめ。泣くことで解決するんでなく、困ったときには先生に言えるように、それを目標としました。

園のお友達はくりーむの出来が悪いことに気づいたようで、さりげなく手伝ってくれる子もいれば、わざと突っつく子もいたりで・・・。それも試練なのだとじっと見守りました。

鼓笛もあり、演奏することは問題なくできるのですが、演奏しながら形を作って歩いたりすることは苦手でした。前の人について歩くのですが、遅れてもあせることなく自分のペースで歩き続けます。後ろの子が押してくれて何とか形にはなっていたけれど、冷や冷やしながら見ていました。

この夏、「広汎性発達障害」という診断名をもらいました。


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