建築家への遠い道

建築家への遠い道

OSとの出会い


いつかやってみたいとは思っていましたが、一人事務所で現場に疎い私にとってはまだ先の話、
関係のないこととしか思っていませんでした。

それがなぜ会員になったのか。

父が私の事務所のスタッフに加わったからです。

我家は代々大工の家系で父も10代の頃から大工修行をさせられていました。
28歳の時工務店を興しますが、60歳の時に失います。
その後建設会社に勤め、65歳で定年退職するまで現場監督として働いていました。
そして私の事務所のスタッフとして営業、設計、現場監理、積算を手伝ってくれるようになってから俄然私の頭の中に
「オープンシステム」
という言葉がちらつくようになったのです。

設計の仕事をしていて痛切に感じたのが、価格を現場を管理する事が出来なければ
お客様のために本当に良い家づくりをする事はできないということです。
設計という立場、第三者という立場にこだわりを持ちたい私にとって、
CMはまさに設計者として実力を試される手法です。
設計だけを行うよりもずっと責任も重く、失敗しても逃げがきかない。
あえてそんな仕事に飛び込もうと思ったのも、現場に強い父が一緒にやってくれるからです。

父も年です。まだ現役で働けるうちに父の持っている技術を受け継ぎたいという思いも強くあります。

そしてオープンシステム体験会員に申し込んだのです。

オープンシステムに入会するにはいくつか制約があります。
体験会員として3ヶ月、オープンシステムの活動に参加しなければなりません。
その後入会の意思を確認した後、審査と面接があります。

過去の実績、帳簿などの書類と一緒に図面、模型を提出し審査を受けます。
ある程度の実力がないと入会できない仕組みになっています。
そして最後は面接。
ここで人間性を見られます。

誠実であるか。
真面目にオープンシステムに取り組む意思があるか。

オープンシステムを利用する事は会員にとっては自由です。
しかし仕事は全て会員自身が取らなければなりません。(当たり前)
オープンシステムに入会したからといって仕事が降ってくるわけではないからです。

自分に設計者としての実力が備わっているなど毛頭思っていません。
入会できたのは、多分私の思いが伝わったからだと思っています。

オープンシステムの理念
「施主の要望を実現しよう!その為に建築士がいる!」

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