「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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だっちん堂(死ぬまでガンダマー?)
MS型式番号の制定法
1.地球連邦軍(0070年代~0085頃)
R[X/GM/GC/AG/B/etc.]-[Number]
R(連邦製の略?)に,製造種別を表す表記[1]を付け加えることで,ヘッダを形成し,[2]には二桁の数字が入る。数字については,当初は年式と言われていたが,様々な計画が判明するにつれ,年式ではつじつまが合わなくなってきている。そのため,暫定的ではあるが,開発ナンバーとの説が現在では優勢である。(ただし,75以前の開発機種があるのか,といわれるとはっきりわからないので,そこは保留と言うことになる。)現実問題として,同時期にかなりの数のプランニングが進んでいたことが明らかになっていることからも,年式よりは開発ナンバーを採用したと考えるのが妥当であろう。
現時点で,もっとも説得力がある案としては,最初に次世代兵器を開発した年号を型式番号に取り入れ,その後はその後の番号を開発ナンバーとして利用したと考えるのが適当であろう。また,単に開発ナンバーであれば,同じ数字(例えばRX-80とRGC-80など)が使われることはあり得ないと思われるので年式の考え方も残っていたと思われる。
なお,試作機と量産機の型式番号の付け方であるが,試作機の場合,Rの次に試作機を表す,Xを入れ,量産機の場合,機体名の略称を入れる。例えば,V作戦で試作されたMSは,RX-75などいった表示になり,量産型であるジムはRGM-79となるわけである。
また,例外的に,ジムトレーナーはTGMと表記される。これは,この機体の用途が特殊である為の特例と思われる。
現時点で確認されている機体種別は,以下のものである。
X:試作機
GM:ジム(量産機)
GC:ジムキャノン(キャノンタイプ)
AG:アクアジム(水中型)
B:ボール
2.地球連邦軍(0084~0088頃)
R[X/MS]-[10~19][0~9]
一年戦争後,MSが軍内部での主力兵器としての地位を確立するとMSの開発計画は多岐に渡るようになり,連邦軍へ登録される機種だけでもかなりの数となった。そのため,それ以前の方式だとさばききれる数に限界が生じ,また,量産型MSに至っては型式番号の混乱も起こってくることが予想された。(例えば,事実上新機種であるジムIIをどのように型式番号化するかなどを考えればわかると思う。また,略称が重なる機体も出てきたため,それをこれまでの枠に当てはめて型式番号化するのは困難であったのである。)
そこで,型式番号の再編が行われたのである。
型式番号を再編するに当たって,まず連邦軍の各MS生産拠点にそれぞれナンバーを割り振った。これはMSが何処で開発されたかを明確にするためで,開発拠点と開発順を表すためにナンバーが3桁になることがこれで決定したのである。
次に,試作型MSと量産型MSの区別について,試作型MSについてはこれまで通り「RX」を使用することが決定したのだが,量産型MSはこれまでのような略称使用を取りやめ,「RMS」に統一することが決定したのである。なお,一部の機体で先行量産型が独自の型式番号を与えられる場合が生じており,この場合,RMSの前にYを附加した,YRMSのナンバーが使用されたようである。
実際の番号であるが,以下の開発拠点ナンバーにそれぞれの開発順の番号を加えた物となる。例えば,ニューギニアで4番目に開発された量産型MSの型式番号は,量産型MSを表す「RMS」にニューギニアを表す「15」,開発順を表す「4」を加えた,「RMS-154」となるわけである。なお,10番目以降に開発されたMSの番号であるが,開発拠点の上一桁を繰り上げて対応する。(つまり,RMS-254といった型式番号になるのである。)
なお,10番目の機体に関しては,拠点番号の上一桁を繰り上げた資料と繰り上げていない資料が見受けられる。(前者だと,RMS-250になり,後者だとRMS-150になる。)後者の説を採ると,0番目に開発されたMSという解釈も生じてしまうが,RX-160(バイアラン)の様な例もあるため,後者の説でとりあえずまとめておく。(仮にRX-160が実験機で正規のナンバーが無かった場合前者の説となるが・・・そのあたりはまだはっきりとさせきれない。)
10:グラナダ工廠
11:ルナII工廠
12:コンペイトウ(旧ソロモン)工廠
13:旧ア・バオア・クー工廠
14:ペズン工廠
15:ニューギニア工廠
16:キリマンジャロ工廠
17:グリプス工廠
18:ジャブロー工廠
19:ジャブロー工廠
[M/O/N]RX-[001~]
この当時の型式番号で,試作機を表す「RX」の前にアルファベットの接頭語を持つ機体が存在するが,これを説明する説も2通りある。
一つ目が,可変MAの開発のためのナンバーで,可変MAを開発している拠点にそれぞれアルファベット1文字の拠点を表すコードを与えたという説。二つ目が,連邦軍の大規模開発工廠以外の研究所,開発拠点に与えられたコードであるという説である。
残念ながら,明確な回答は得られていないのだが,前者の説にはいくつかの不整合がある。例えば,MRX-08(又はMRX-008と記される場合もある)やMRX-013という機体は可変機構を持たない純然たるMSである。(機体名はプロトタイプサイコガンダム,量産型サイコガンダム)また,逆に,RX-110やRX-133といった可変MAとも考えられる機体が,通常の型式番号を採用している点でも疑問が残るのである。(ただし,これらは可変MSであるという考え方もあるのも事実である。可変MSと可変MAについては別枠で考察してみたい。)
これらの点から考えると,後者の説の方が可能性が高いように考えられる。
現時点で確認されているこれらのナンバーは以下に示す物である。
MRX:ムラサメ研究所
NRX:ニュータイプ研究所(建造はオークランド研究所の例が多い)
ORX:オークランド研究所(運用はオーガスタ研究所が行う例が多い)
[A/P]MX-[000~]
連邦軍以外の施設,研究所等で開発されたMSは,連邦軍の確認登録によって型式番号を決定している。(なお,当然の事ながらその組織の登録ナンバーも別にあるはずであるが,明らかになっていない物が多い。)この場合,その開発組織や研究施設などを表す接頭語に,MS/MAを表すMと未登録を表すXを加えた物がその型式番号となる。
現時点で確認されているナンバーは以下に示す物である。
AMX:アクシズ製MS
PMX:ジュピトリス製(パプティマス・シロッコ設計)
3.地球連邦軍(0090以降)
R[X/GM/GZ]-[Number]
0085年頃から始まった連邦軍内部の主導権争いは,0087年にグリプス戦役として戦火が拡大した。「反地球連邦軍」との名称を用いているエゥーゴですら実態は連邦軍内の一組織といってもよかったのである。
この戦役は結果的にエゥーゴが主導権を取り一応の終結を見たが,代償として連邦は大きく疲弊し,アクシズ(ネオ・ジオン)の台頭を許すこととなった。相変わらず,連邦軍上層部にはティターンズの台頭時と同様の事なかれ主義の者が大半であったが,エゥーゴ派の人間は早い内から対応を考えていたようである。
例えば,元々連邦軍籍をもつエゥーゴの人間はエゥーゴ活動時の体制のまま連邦軍へ編入された。これは,エゥーゴ製のMSや艦艇がそのまま連邦軍で採用されることを意味しており,α任務部隊のようにほぼ全てが旧エゥーゴ系MSでしめられる部隊も出てきたのである。
こうなってくると,これまでのMSの型式番号制度が成り立たなくなってしまい,変更もやむなしとの動きがでてきた。0088年半ばあたりから,この動きは加速しており,従来の連邦軍の型式番号制度に戻していこうとなったのである。(なお,この時点では拠点番号制と従来の制度が混在していたようである。)
連邦軍は,組織自体が疲弊していたこともあり,新型MSの開発は各拠点に任せていたが,その採用に関してはこれまでのように複数を採用するわけではなく,一本化する方向になったのである。そのため,量産機に関しても大量生産を前提とし,これまでのように複数の機種を少数量産するといった方策は採らないこととした。
ここで,型式番号制度が従来の法則に戻ったと述べたが,実際は若干異なっている。
試作機を「RX」で統一するのは従来通りだが,量産型MSの機体名の略称を用いるという制度は一部のみの使用にとどまっているのである。例えば,これまでの慣例通りで型式番号を付けるとなると,RGM-89(機体名ジェガン)は,RJG-89あたりになるのが正しい。これは,「ジム系」という大まかな枠に当てはめて「RGM」を採用したと考えるしか説明が付かないだろう。しかし,これ以降のMSを見ていくといわゆる「ジム系」とは若干コンセプトの異なる機体も「RGM」ナンバーが付けられているため,ジム系MSの型式番号が,主力量産型MSのナンバーに変わっていったと考えるのが妥当であろう。なお,従前の法則に従って型式番号を登録したMSに,RGZ-91(機体名リ・ガズィ)がある。
また,従前の型式番号の運用を行ってはいたが,連邦軍ではよくある例外的なナンバーも存在している。FD-03(機体名グスタフ・カール)やF91(これはサナリィのナンバーではある)などが,その例である。
この登録法は,UC0150~0180年代までは使用されていたようである。
4.ジオン軍
ジオン軍のMS/MAの型式番号は比較的シンプルな法則に則って付けられている。
[Y/E]MS[M/N]-[01~][A~Z]
ジオン軍のMSの型式番号は,モビルスーツを表す「MS」に開発番号を加えることで成り立っている。「MS」の前に2種類の接頭文字があるが,Yはプロトタイプを,Eは特殊任務用MSを表している。(Rが付いた物もあったようだが,制度上問題があったのかすぐに変更されている。)また,「MS」の後に接尾文字がある場合,特殊用途向けMSであるといえる。Mは水中型,Nはニュータイプ専用機を表している。
開発番号の後にアルファベット(及び数字)が付けられた場合,仕様変更やカスタマイズといったバリエーションを表すことになる。具体的に言えば,MS-06Fと言えばMS-06のFバージョン(宇宙用)ということになるわけである。
MA[M/N/X]-[01~]
ジオン軍のMAの型式番号は,モビルアーマーを表す「MA」に開発番号を加えることで成立する。「MA」に接尾文字が加わった場合,Mは水中型,Nはニュータイプ専用機,Xは試作機を表す。なお,例外もいくつか確認されているが,ほぼこの制度のままでよい。
5.アクシズ/ネオジオン軍
AMX-[0/1][01~]
アクシズ/第1次ネオジオンのMSの型式番号については,他にMMTナンバーの存在があり,どちらが連邦軍でどちらがアクシズのナンバーかで諸説入り交じっているのが現状である。そこで,ここでは思い切って新説を提唱してみたい。すなわち,両方とも連邦軍の登録コードであったということである。MMTナンバーは,1がガザC,2がキュベレイ,3がガザDとなっている(註)が,これは連邦軍におけるアクシズ製MSの確認順と等しいのである。また,AMXナンバーは先の連邦軍の部分で述べたとおり,連邦軍の登録外ナンバーと考えるのが正しいであろう。よって,当初未確認MSであったためMMTナンバーで識別したが,一時的とはいえティターンズ等と手を結んだこともあるため連邦軍の登録ナンバーであるAMXナンバーに変更したと考えてはどうだろうか。これによって双方の番号の整合性がとれると考えるが,代わりにこの説を採った場合,アクシズでのMSの登録番号はどうなるのかという問題が生じる。この回答として,アクシズ内ではAMSナンバーを採用していたという説を提唱しておきたい。(第2次ネオジオン戦役の際の量産型MSである,ギラ・ドーガはその型式番号はAMS-119である。)。
さて,AMXナンバーには0系列と1系列の二つの系列がある。これは,開発ラインの違いという説があるが,アクシズのように比較的小規模な開発設備では複数の計画はあったにせよ2つの開発ラインを同時に走らせるというのは少々無理があるように感じる。そこで,ここでは0系列は試作機を1系列は量産機を表しているという説を採用したいと思う。仮に試作機として開発されてもその性能がよければそのまま量産されることもあったであろうし,逆に量産型であっても性能が今ひとつであれば,量産されることはなかったであろうと考えられるので,特にこの説を採って不都合はないと考えられる。
なお,第2次ネオジオン戦役の際にはニュータイプ専用MSは旧ジオン軍と同じMSNナンバーに戻されている。これは,AMXナンバーによる管理だと一般用MSとニュータイプ用MSの区別がつけにくいためだと考えられる。
(註)
MMTナンバーについては資料によりその番号に違いがある。
テレビ放映時の資料ではMMT-1がガザC,MMT-2がキュベレイということになっているが,ZZガンダム放映時のガ・ゾウムのプラモデルの解説書では,MMT-1~3がガザA~Cであるとの表記がある。また,ガンダムセンチネルでは,MMT-1がガザC,MMT-3がガザEとなっており,ここではテレビおよびセンチネルの説を採用している。(時間軸的に言えば,ガザEのほうがガザDより先に確認されている。)
AMA-[Number]
アクシズ製MAについては,基本的にかつてのジオン軍のMAナンバーに準じているようである。ナンバーについては多少のばらつきがあるが,これは設計時における暫定のものがそのままナンバーになったと考えておきたい。
NZ-[ ]
NZナンバー(おそらくネオ・ジオンの略)は,ハマーンを裏切ったグレミー派のNZ-000(クィンマンサ)が初のナンバーとなる。MRX-010直系ともいえるNZ-000は,ハマーン派では開発がなされていなかったMSであり,グレミー派がその開発を隠すためにAMXナンバーを付けなかったと考えられる。(NZを冠したのは,自分たちこそ正当なジオンの後継であることを示したかったのではないのだろうか)しかしながら,グレミー派の敗北とともに同ナンバーの機体は1種類のみとなってしまった。(註)その後,シャア・アズナブルによって再興されたネオジオンは,巨大機動兵器であったNZ-000のナンバーを大型MA/MSの型式番号として採用したと思われる。
(註)
当然ながら,本解釈は激しく俺説(^^;
6.エゥーゴ
MS[A~Z]-[Number]
エゥーゴのMSは連邦軍のものをそのまま使用しているため,基本的に連邦軍のままである。しかし,エゥーゴ独自のMSは型式番号もエゥーゴの物を使用することを前提としている。ただし,ティターンズとの本格開戦前は,連邦軍のナンバーによる積極的な偽装が行われていたようで,RX-098(プロトタイプリックディアス:登録はγガンダムのようである)や,RMS-099(リックディアス)など連邦系の型式番号を付けていた機体もある。(一見してわかるかと思うが当時連邦軍は10~19の拠点番号制を採っており,09という拠点は存在しないのである。)なお,リックディアスに関しては,MSA-099という型式番号があることがわかっている。そして,次の百式から正式にエゥーゴ製ナンバーの登録が始まるのである。(百式のネーミングの由来についてはナガノ開発主任の百年持つMSであって欲しいという願いからということであるが,リックディアスの099に続く100でとのダブルネーミングであるとも考えられている。)
百式の型式番号は,MSN-100と記述されることも多いが,MSN-00100が当初の正式なナンバーである。これの下二桁を切り捨てて,百式を001として以降のMSのナンバーが付けられることになったのである。
エゥーゴのMSは当初から大量生産は予定されておらず,純然たる試作/実験MS,戦局打開用の高性能MS,(少数)量産MS,の3つの区分で分けることができる。大量生産が予定されていないため,ナンバーは試作機や量産機を区別する必要もなく,全て先に挙げた例に収めることができる。(ただし,Number部については例外がある。)また,Number部は百式を振り出しに001~と一機種一番号であったが,戦線の激化に伴い,多種多様なMSが開発されるようになると,同時期にロールアウトするなどして番号が重なることが多くなっている。(しかしながら基本線ははずしていないのは比較的小規模の開発環境だったからであろう。)
現時点で確認されている接尾文字は次の通りである。
MSA:アナハイム開発
MSF:フジタ開発主任プランニング
MSK:カラバ開発
MSN:ナガノ開発主任プランニング
MSR:量産型(?)
MSZ:Zプロジェクト(及びGプロジェクト)開発
7.オールズモビル
OMS-[Number]RF
MS-[Number]RF
オールズモビルのMSは基本的に旧ジオン軍のリファインMSである。そのため,旧ジオン軍の型式番号に準じている。
基本は,後者であったようだが,ベースとなる機体のバリエーションとの判別が難しい為か,後者の仕様も多く見られる。
8.サナリィ
F[Code][Number]
サナリィの型式番号は,Fプロジェクトの最初のMSであるF90を元にして展開していると言っていい。つまり,F90はFプロジェクト9シリーズの0番目(実験機)であるということである。F90のオプション兵装はそれぞれ新型MSの開発ベースとして採用されており,様々な機体が派生的に誕生していくことになるのである。例えば,Vタイプのデータを元にF9系列の1番目として開発されたのがF91であり,Sタイプのデータを元に開発されたのがF7系列であるということである。当然他のオプションをベースに様々な機体が開発されていたようであるが,歴史上表に出てきていないため,これ以上の詳しいデータはわからない。
現時点で確認されている開発コードは次の物である。
F9系列:実験機/高性能機:F91,F97など
F7系列:砲撃戦機:F70,F71,F71Bなど
9.クロスボーンバンガード
XM-[Number]
クロスボーンバンガードのMSはクロスボーンを表すXにMSのMと開発番号を加えた物で構成される。基本的に開発順そのものであり,バリエーションは開発番号の後にアルファベットを加えることで表現する。
なお,MAの場合,XMA-[Number]となる。
10.木星帝国
EMS-[Number]
EMA-[Number]
木星帝国軍のMS/MAは(おそらく)帝国を表すEにMS/MAと開発番号を加えることで構成される。
11.ザンスカール帝国
ZM[T]-[S/A/D][Number][S/G/M]
ザンスカール帝国軍の型式番号は,ザンスカール軍機動兵器を表す接頭語ZMを基準に,接尾語とナンバーで表される。ZMTと表示された場合,試作機であり,単にZMとされた場合これは量産機を表している。
ハイフンの後の,S,A,Dは機動兵器のカテゴリを表し,SはMS,AはMA,Dはデュアルタイプ(かつての可変MS/MA)を表している。
ナンバーは,開発順を表しており,ゾロアットがMSとして,また,ガリクソンがMAとして最初に登録されているようである。(なお,もっとも番号が若い機体はガリクソンの03)
ナンバーの後ろのS/G/Mは使用環境を表しており,Sは宇宙空間,Gは陸上,Mは水中を表している。なお,例外として大気圏上層部で狙撃任務に就くザンネックのみアルファベットがつかない。
12.リガ・ミリティア
LM-[Unit][Generator][Thruster]-[V/E][Number]
リガミリティアの型式番号は,リガミリティアを表すLMに,機体の構造を表す数値を並べて表記する。また,構造記述の後は機体の種別を表すコードが表記される。
具体的には,LM-111-E02ガンイージであれば,リガミリティアを表すLMの後は,機体のユニット数1(よって分離機構は持たない),ジェネレータ数は1,メインスラスタは1ということになる。(なお,スラスタ部分についてはノズルの数ではなく,スラスタのユニット数である。
機体コードを表すアルファベットは現時点ではヴィクトリータイプであるVとイージタイプであるE以外は確認されていない。なお,機体ナンバーであるが,開発順という説と機体コードごとという説がある。
具体的にいえば,ガンイージは,Eタイプの2番目とする考え方とE0タイプの2番目とする考え方である。前者は一見よくまとまっているようであるが,V2ガンダムの形式がV21であることを考えると,(むろん開発順も影響しているだろうが,)開発コードと考えた方がいいだろう。
そうでなければ,V05タイプや,E01タイプなどが存在しなければならないなど,不確定次項が多すぎると思われるからである。
13.セツルメント国家評議会
未整理
14.イルミナーティ
[F~]-SAVIOUR
イルミナーティのMSは,全てセイバーチームによる開発である。
開発者のジョン・セイバーの手によるMSはアルファベット1文字+SAVIOURで成り立っており,これは,試作機,実験機,量産機を問わない。
現時点では,Jまでの5機種(バリエーションを含めれば多数だが)が確認されている。
15.ガンダムファイトにおけるMF
GF[Num.]-[Ranking][NaturNum.]/[II]
ガンダムファイトにおけるMF(モビルファイター)の登録番号は,上記の法則に則って決定される。
各大会ごとに出場MFに割り当てられる為,同じ機体でも連続出場すれば,異なった登録ナンバーが与えられるわけである。(例:第9~11回大会のブリテンガンダム)
GFは,ガンダムファイトを表し,次の番号は,大会ナンバーを表す。すなわち,第13回大会であれば,GF13となるわけである。次のRankingであるが,これは前回大会の順位を元に決定する。従って,第12回大会優勝のネオホンコンのクーロンガンダムが001となるわけである。
次は,国記号で,各国に割り振られた国名の略称となる。例えばネオホンコンならNH,ネオジャパンならNJといった感じで,2~3文字のアルファベットで割り振られる。
最後の[II]は,決勝大会で,機体を乗り換えたときに付加されるもので,機体をそのまま決勝大会で使用した場合,付くことはない。
16.OZのMS
OZ-[Num.][M/V/A/S][MS/MD]
OZのMS型式番号には,例外が多い為,上の例は大まかにまとめたものである。
OZは,OZ所属を表し,次の数字は開発ナンバーを表。また,その次のアルファベットは,存在しなければ地上用,Mは水中用,Aは空戦用,Sは宇宙用,Vは対MS戦用に特化した機体,という意味である。また,最後のMS/MDは,MSであるか,MDであるかの区別である。
このMS/MDの後ろに枝番が付くことがあるが,これは,その開発において付加されるもので特定の法則を見いだせにくい。例えば,Xは試作機系であるなど,判別しやすいものもあるが,レオン(SN3),レオール(SR2),レオス(SS1)などは,判別しにくいものの代表であろう。
OZ-15AGX
ハイドラガンダムにのみ与えられているタイプの番号である。15は開発番号,Aはアタッカー?,Gはガンダム,Xは試作機と思われる。
OZ-19MASX
ガンダムグリープにのみ与えられているタイプの番号である。Mはマルチプル(可変タイプ)?,Aはアタッカー?,Sは宇宙用,Xは試作機と思われる。
OZ-GU[Num.][Opt.]
G-UNITシリーズの番号である。ナンバーは開発番号,オプションは装備オプションを表す。
17.地球連合軍のMS(コズミック・イラ)
GAT-X[1/2/3][Num.]
地球連合軍のMSは,現時点で試作機たるXシリーズしか存在していない為,その型式番号もシンプルである。GATは,Gressorial Armament Tacticalを表し,機動兵器であることを意味する。
Xは試作機シリーズに与えられるもので,これらの機体は,そのOSの名称から「ガンダム」と呼ばれる。
次の,1~3は,フレームの種類を表す数値で,1は基本フレーム,2は特殊フレーム,3は可変フレームを表し,1で表される機体はベースとなるフレームは共通である。2は,1のフレームをベースに特殊装備を施したもので,フレーム自体の改良まで行われているものである。3は,完全に新規のフレームで建造されたものである。
具体的に検証すると,GAT-X105「ストライク」は,1ナンバーの基本フレームを採用した,05番目の機体ということになる。なお,イージーストライクなる量産型MSの存在も噂されるが,現時点では,型式番号が明確でないため,詳細は触れずにおく。
18.オーブ首長国連合のMS(コズミック・イラ)
MBF-[P/M][Num.]
オーブ首長国連合のMSは,地球連合のMS開発におけるデータを盗用してスタートしたと言われている。その基本となるMSは,連合のX100シリーズであると思われ,非常に汎用性の高い,MBF-Pシリーズがまず建造された。
型式番号のMBFは,Main Battle Figureの略で,Pはプロトタイプ,Mはモデルを表す。
型式番号における,Figureが人型兵器(MS)を表すと考えれば,Pシリーズがオーブの次期主力兵器開発の開発計画の試作機であることがわかるだろう。
開発されたPシリーズ「アストレイ」は,その名が表すとおり,いわば影となる機体であり,量産配備が進められているM1アストレイ(Model1 Astray)は,後に新たなニックネームが付けられる可能性があると思われる。
19.ザフト軍のMS(コズミック・イラ)
ザフト軍は,その使用目的に応じたMSを開発しており,それぞれに適合した型式番号が与えられる。そのため,同一機種のバリエーションでも,配備環境において型式番号の差異が生じる。
なお,現時点で判明している部分のみまとめたため,変更される可能性が大きいことを書き記しておく。
ZGMF-[X/LRR][Num.]
宇宙用MSに与えられるナンバー。ただし,汎用性は高く,一部の機体を除けば重力下での運用も可能である。
ZGMFは,[ Zero-Gravity Maneuver Fighter ] の略で,続くXは試作機,LRRは長距離強行偵察機(ロングレンジレコン?),アルファベットなしは量産機,を表す。
ナンバーについては,現時点ではその意味は不明である。
TMF/[A/S]-[Num.]
ザフトの地上用モビルスーツを登録するための型式番号で,TMFは,[ Terrestrial Maneuver Fighter ] の略である。
A/S,ナンバーについては,現時点では,その詳細は不明である。
なお,ザウートのみTFA-2という型式番号が与えられているが,これについての詳細も不明である。
U[W]MF[/S]-[Num.]
ザフトの水中用モビルスーツを登録するための型式番号である。
U[W]MFは,[ Under-Water Maneuver Fighter ] の略で,Watarを表すWが省略される場合もあるようだ。現時点で,もっとも型式番号の表記揺れがあるシリーズで,後に変更される可能性も高い。
AMF-[Num.]
ザフトの空戦用モビルスーツを登録するための型式番号。
AMFは,[ Air Maneuver Fighter ] の略である。
現時点では,1機種しか確認されていない。
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