2007年02月09日
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 物語はこうだ。神がソドムとゴモラを破壊することを決めると、ひとりのハシディック神秘家が神のもとに行って尋ねた。「もう決めたのか?」
神は言った。「はっきりしている。私はこの人びとを完全に破壊することにした」
ハシディック神秘家は言った。「ひとつ聞きたいことがある。もし、善良で、真に宗教的で、目覚めている人びとが200人、ひとつの都市に100人ずついるとしても、あなたはこのふたつの都市を破壊するのか? この200人の人びとも彼らと共に破壊されてしまうのだ。あなたは、倒錯者の面倒は見すぎるほど見ているのに、目覚めた者たちにはまるで関心がないようだ」
 神はそのことをよく考えてみなければならなかった。論旨には意味があった。目覚めた人びと、スピリチュアルな人びと、善良な人びとを破壊するなんて、どうしてできる? 神は言った。「もしおまえがこのふたつの都市に、目覚めて、光明を得ている人びとが200人いることを証明できたら、彼らを破壊するのをやめよう。どうして破壊することなどできよう」
 ハシッド--彼らは素晴らしいユーモア感覚のある、とても素敵な人びとだ??そのハシッド神秘家は言った。「もし私が200人は証明できずに、20人だけだとしたら、それでもあなたは、このふたつの都市にいる20人の光明を得た人びとを破壊するつもりかね? 数がそれほど問題なのかね? 数か、それとも質か、あなたはどっちを考えているのか?」
神はこの人と議論するのに途方に暮れてしまった。神は言った。「いいだろう、20人を証明するがいい」
ハシッドは言った。「証明できるのはふたりだけだとしたら?」
神はもう、これは質か数かの問題だということに気づいていた……光明を得た人がふたりいようと、200人いようと関係ない。彼らを破壊することなどできない。彼らを破壊することは、基礎全体を、宗教の基盤全体を破壊することだ。神は言った。「わかった、わかった、そのふたりを証明するがいい!」

彼は200人からひとりに持ってきた。
神は言った。「おまえの言いたいことはわかった。その男を私の前に連れて来るがいい」
彼は言った。「私がその人だ。私がわからないのかね? 私を破壊するつもりかね? というのも、私はソドムに6か月住み、ゴモラに6か月住んでいるからだ」
神は認める他なかった。「そうであるなら、ソドムとゴモラは破壊しないことにしよう」
 ユダヤ人たちは、それを認める用意ができていないだろう。彼らの教典にはないからだ。が、ハシディックの教えにはある。私はこの物語を愛している。というのも、ハシディック神秘家は、いわゆる神よりもはるかに知性豊かで、いわゆる神よりもはるかに愛に溢れ、慈悲深いことが証明されているからだ。
 神でさえ、政治家たちの手から世界を救うことができなかった。いまやあなた方には、神秘家たちが必要だ。愛と平和の、沈黙と悦びの、歌とダンスの雰囲気を世界中に創造できるのは、神秘家たちだけだ。彼らは生をひじょうに豊かなものにするから、人びとは戦争のことなど考えることさえできなくなる。
 政治家たちは、自分の軍隊からの、自分の科学者たちからの、自分の知識人たちからの、神秘家たちからの、詩人たちからの支持も得られず、ひとり取り残される。そしてこの全知性に対して、彼らの核兵器はすべて無力になる。私たちが必要もないのに自殺を犯す用意を整え、私たちがなんらかの意味で彼らを支持しない限り、彼らには戦争を起こすことはできない。私たちの支持が、彼らに力を与えている。私たちが自分たちの支持を取り下げたら、彼らの力は消える。彼らには独自の力はない。
 リチャード・ニクソンが、今どんな力を持っているかね? もはや大統領ではないとなると、彼が生きていようと死んでいようと、何をしていようと誰も気にかけない。かつては、ちょっと風邪をひいただけでも一面を飾るニュースになった。だがもう、彼が自分の名前をもう一度新聞に載せたいと思っても、自殺するしかない。が、彼はそれを見ることはできないだろう。他人がそれを読むことになる--。それも、新聞の第3面の隅に小さく。もはや大統領ではない、首相ではない人びとのことを誰が気にするかね? 私たちの支持が彼らに力を与えている。
 私たちの支持を取り下げる時間は充分ある。非政治的な人類を創造する時間は充分ある。しかも、このような時代、それは可能だ。普通の時だったら、政治家たちへの協力を取り下げるように人びとを説得することはできない。が、今は異常な時であり、日を追って戦争が迫って来ている。この瞬間、人びとは協力しない方をごく簡単に選ぶことができる。協力とはまさに、自殺することだからだ。
 だからひとつには、人びとがもっと悦びにあふれて生きるようにすること。自殺を求める無意識な欲望すら、彼らの存在から消えてしまうほどに。ふたつには、力は自分たちの手にあり、たとえ戦争が起こって地球から生命が失われたとしても、その責任は政治家たちにあるのではなく自分たちにあることを、人びとに気づかせることだ。政治家たちは操り人形にすぎない。私たちが彼らに力を与えると、操り人形たちが主人のように振る舞い始める。その力を取り下げると、彼らのサイズは小さく、小さく、小さくなってゆき、消えてしまう。彼らに独自の力はない。それは彼らに与えられた、あなたの力だ。
 支持を取り下げるための時間は充分ある。そして、これは大いなる挑戦だ。冒険に満ちた時だ。世界が自殺に直面している時こそ、世界を納得させられるかもしれない??知的にではなく、成長しているあなたのハート、あなたの愛によって--古い世界は死に、新しい世界が新しい価値と共に誕生するように。

 ことはひじょうに単純だ。しかし、あなたは自分から始めなければならない。何かしなければならないのではなく、あなたが何ものかであらねばならないと、私は言っている。力、カリスマ、磁石、それが人びとのハートをあなたに引きつける。知らない間に人びとが影響を受け始めてしまうような、詩、歌。踊り方を忘れてしまった人びとが、突然、足にエネルギーが湧いてくるのを感じるような、ダンス。人びとは踊っているあなたに加わりたくなる。
 だから私たちが、政治家たちや彼らの核兵器に反対してもはじまらない。私たちは相殺する力を創造しなければならない??より強力な力を。そして人びとがひとたび生を味わったら??彼らはそれを完全に忘れているのだが??自分たちの支持をおのずと取り下げる。それはすでに起こり始めている。
 ベトナム戦争では、30%の兵士たちが武器を使わなかった。アメリカ政府は、どうすればよいのか途方に暮れた。将軍たちはわけがわからなかった。そんなことは一度も起こったことがなかったからだ。兵士は殺すために戦争に行く。が、ベトナムでは、ひじょうにはっきりしていた??アメリカは、とにかく馬鹿げたことをしていた??アメリカに対して何もしていない哀れな人びとを破壊していたのだ。そして、出兵したのが若い世代だったために、彼らはその無益さを見ることができた。なぜ彼らが殺されなければないのか? 畑や果樹園で働いている哀れな人びと、小さな子どもたち、女性たち??なぜ彼らが殺されなければならないのか? 彼らは戦っていない。彼らはアメリカにとって危険ではない。
 兵士たちの30%は、銃に弾丸を装?して毎日戦線に出て行っても、夕方になると銃をまったく使わずに戻って来た。この30%が道を示した。もしそれが30%に起こり得るのであれば、100%にだって起こらないはずはないだろう? それにベトナム戦争は、すべての生命を破壊するようなものではなかった。
 兵士たちは気づかされるべきだ。実際には世界中の雰囲気全体が、政治家たちは気が狂っていて彼らへの支持はもう誰からも必要ではない、というすべての人に対する警告になる。ちょっとそのことを考えてごらん。両方の軍隊がただ行進して、敵の軍隊と出会い、いっしょに素晴らしいダンスを踊って、幸せに家に帰ったら--両方とも幸せに家に帰ったら--政治家たちに何ができるかね? 兵士ひとりだったら軍法会議にかけることもできるだろうが、兵士全員を軍法会議にかけることはできない。それに、誰が兵士たちを軍法会議にかけようというのか? 将軍たちもそのダンスに加わっているかもしれないのだ。


Osho, The New Dawn, #4 より抜粋

http://www.osho.com/main.cfm?Area=Magazine&Sub1Menu=Lifestyle&Sub2Menu=OshoYoga&Language=Japanese






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最終更新日  2007年02月14日 22時28分38秒
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