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2005年01月13日
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今日は、近くの「この本だいすきの会K支部の例会」に参加させてもらった。
あるお母さんの話から、サンタの存在をいつまで受け入れられるか、という話題に花が咲いて面白かった。

「うちの子、5年生だけど、まだサンタさんを信じているみたい。『ほんとは、お父さんとお母さんがくれるんでしょ?』と疑っていたときもあったけど、『信じている限り必ずサンタさんは来るのよ。』と言ったら納得したみたい。叔母と電話で話しているとき、『・・・・・かぎ穴とかから入ってくるんじゃないの。』といっているのを聞いて、可笑しいやらホッとするやら・・・・。」
と、あるおかあさんが話したのがきっかけ。

どうやら、幼稚園児ですらもう「あんなのうそだよ。」としらけている子が多いとか。

松岡享子氏の著書に「サンタクロースの部屋」(こぐま社)というのがあって、そこにはこう書かれている。
「子どもたちは遅かれ早かれ、サンタクロースが本当は誰であるかを知る。知ってしまえばそのこと自体は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。
 しかし幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、その人の中に信じるという能力を養う。
私たちは、サンタクロースその人の重要さのためでなく、サンタクロースが子どもの心に働きかけて生み出すこの能力のゆえに、サンタクロースをもっと大事にしなければいけない」

(中略)この空間、この収容能力、つまり、目に見えないものを信じるという心の働きが、人間の精神生活のあらゆる面で、どんなに重要かは言うまでもない。後に、いちばん崇高なものを宿すかも知れぬ心の場所が、実は幼い日にサンタクロースを住まわせることによってつくられるのだ。」

長々と引用したのは、この一節が長年、私の読み語り活動の意味を支え続けてきた座右の銘でもあったから。

『サンタクロースって、いるんでしょうか?』(偕成社)という有名な本は、今から100年も昔に書かれた、ある少女の疑問に答えた社説。そのなかでは、
「サンタクロースなんていないんだというあなたのお友達は、間違っています。」
ときっぱり言い切っています。
「うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。」
「この世の中に、愛や、人への思いやりや真心があるのと同じように、サンタクロースもたしかにいるのです。」
こうして、100年以上も前から人々は大切なものとして守り続けてきたのがサンタクロース。

『星の王子さま』(サン・テグジュペリ作・岩波書店)のなかでも、「・・・心で見なくちゃものごとははよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。」と、きつねが王子さまに語る場面がある。
これも忘れられない一場面だ。

サンタの存在を信じきって、サンタのそりについた鈴がほしいと願った少年は、サンタのすずを手にする。そして、素敵な鈴の音色にうっとりするが、父さん、母さんには何も聞こえていなかったというオールズバーグの「急行『北極号』」(あすなろ書房)も、すばらしい絵本だ。忘れかけている大切なものに気づかせてくれる絵本だ。








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最終更新日  2005年01月15日 09時37分39秒
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