DAKAピ中

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第四話

第四話 旅立ち

タカアキとアスカとオダマキ博士の3人は「オダマキポケモン研究所」に到着した。

立派なドアを開けるとその中には見た事も無いとてつもなく大きな精密機械があった。

本棚には研究に使うと思われるレポート用紙や辞書が所狭しと並んでいた。

その光景にタカアキは唖然とした表情で研究所内を見回した。

アスカ「どう?これが私のお父さんの研究所よ。ビックリしたでしょ?」

アスカが自慢げに言う。タカアキは素直に何度もうなずいた。

しばらくすると、ボロボロだった白衣を着替えてきたオダマキ博士が駆け寄ってきた。

オダマキ「それじゃあ、改めて初めまして。私の名前はオダマキ。以後よろしく」

タカアキはこちらこそ、と言って軽く会釈した。

タカアキ「ところで、話したい事があるって言ってましたけど、何ですか?」

オダマキ「あぁ、そうだな。実は私は前々から3匹の新種のポケモンを研究していたんだ。
     最初は研究所内でどのような成長や行動を起こすのか観察していたが、
     その内研究所の中だけじゃ十分な結果が得られないと思い、
     アスカにミズゴロウを預け、外ではどのような結果が得られるのかやってみた」

タカアキがそこでなるほど、と相づちを打つ。オダマキ博士は話を続ける。

オダマキ「私の予想通り今までの研究より遥かに上回る結果が出た。しかし、ミズゴロウ一匹だけでは分からな い事もあった。
     まだ外に出した事の無い残りの二匹を預かってくれる人はいないものか、と思っていた矢先に君がミシ ロタウンに来た。
     無理を承知でお願いしたいのだが、その二匹の内どちらかを預かってくれないか?」

タカアキ「はぁ・・・・」

困惑した表情を浮かべるタカアキ。

オダマキ「強制はしない。とりあえずこの二匹を見てからどうするか決めてほしい」

そう言ってオダマキ博士は自分のカバンから二つのモンスターボールを取り出した。

右手には炎のマークが付いているボールを、左手には葉っぱのマークが付いているボールを持っていた。

オダマキ博士は二つのボールをほぼ同時に開けた。右のボールからは、タカアキが101番道路での戦いで使ったひよこポケモン・アチャモが出て来た。

左のボールからは緑色をしたポケモンが出て来た。目は大きく、手足は細いが、尻尾は太くどっしりとした感じがする。

オダマキ「こっちは、さっき君が投げたボールの中にいたアチャモ。こっちは、もう一匹の方、もりトカゲポケモンのキモリだ。二匹ともいいポケモンだぞ」

見てから決めてほしいと言っていたくせに、もうポケモン貰うこと前提で話している気がしてならないタカアキだが、とりあえず二匹を見てどうしようか悩んでいた。

アチャモはさっきからずっと元気良く走り回っている。それに対し、キモリはそんなアチャモを横目で見ながら、腕組みをしている。

二匹はまるっきり正反対の様だ。タカアキはジッとアチャモの方を見ている。タカアキは立ち上がり、アチャモを指差して言った。

タカアキ「俺はこいつにします」

オダマキ博士とアスカは声を出して驚いた。

アスカ「ほ、本気で言ってんの!? こいつはかなりの暴れん坊で、何度研究所の機械を壊されたか分かったも んじゃないわ!」

アスカが、興奮した口調で言う。

オダマキ「でもこいつは、手なずけることが出来ればかなり強いだろう。まぁ、それが出来るかどうかは、トレーナ ーの腕次第だがね」

タカアキ「何かそう聞くとやってやるって気になるッスね。よし決めた!こいつを貰います!絶対に言う事聞かせてやりますから!」

タカアキは声のトーンを上げてガッツポーズをしながら言った。

アスカ「何言ってんのよ。今日までポケモンを持った事のない奴がそんな事簡単に出来るわけ無いでしょーが」

アスカは頭を抱えて、ため息まじりに言った。しかし、タカアキはどこから出てくるのか分からないテンションを下げず話を続ける。

タカアキ「ヘッ、俺の気力と根性ナメんじゃねぇよ! んじゃ博士!コイツ貰っちゃいますんで。じゃ!」

タカアキはアチャモとモンスターボールをヒョイと持ち上げ、ダッシュで研究所から出て行った。

タカアキ「ぎゃぁぁあぁぁぁぁあ!」

アチャモの炎を食らい、叫ぶタカアキの 断末魔 声が聞こえた。

アスカとオダマキ博士はまるで台風が過ぎていったような唖然とした表情のままだった。

アスカ「まったく、何なのよアイツは。無意味にハイテンション過ぎるわよ・・・。作者の構成力の無さが伺える わ・・・」

そんなこと言わないでくださいよ、アスカさん(^^;

オダマキ「アスカ、しばらくタカアキ君の付き人として憑いていってやんなさい」

うなだれるアスカに、オダマキ博士は言った。

アスカ「ハァ?お父さん何言ってんの!?しかも『憑いて』って何!?アタシは霊なの!?」

半分ノリツッコミが入った返事をするアスカ。

オダマキ「しかし、あの子はトレーナーの知識は全くと言っていいほど無い。そこを教えるぐらいなら、お前でも出 来るだろう?」

アスカ「う~ん・・・。ま、いいか。それだけでいいならね」

すんなり承諾するアスカ。オダマキ博士は深く頷く。

アスカ「アタシそのまま旅に出るかもしれないけど、でもそっちの方が研究データが整うでしょ?」

オダマキ「そうだな。面白い研究論文が出来そうだ。じゃ、頑張れよ」

アスカ「分かった。それじゃあ、行ってくるね」

微笑みを浮かべるオダマキ博士を背に、アスカは研究所を後にした。


母「そう・・・。ポケモントレーナーとして旅立つのね・・・」

その頃のタカアキは最後にと思い、自分の母に旅立つという事を告げていた。

タカアキ「うん。でもまぁ、楽しそうだし、多分うまくやっていけると思う。だから母さんは心配しなくていいよ」

息子の言葉に母の瞳から涙がこぼれる。母はその涙を手で拭う。

母「あの子も今はポケモントレーナーとして頑張っているのかしら・・・」

空を仰ぎ、母は思い出すように言った。

タカアキ「えっ?」

母「でも、どうせ旅するなら、そのポケモンと一緒にいい思い出たくさん作ってきなさい!たまにはこっちにも連絡 入れるの忘れないでよ」

タカアキ「分かってるって!んじゃ、行ってくるよ!」

タカアキは元気良く走り出し、我が家を後にした。

これが、タカアキの長い長い旅の始まりであった・・・・・・。

続くっ。



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