螺旋の旋律 ~SPIRAL~

螺旋の旋律 ~SPIRAL~

中編


「ここは、『セイクリッド』と『レーヴァテイン』の間にある、『レヴィン』という町のはずれの、私の家です。」リディアはそう答えた。
「『レヴィン』!?『日本』じゃ、『朋聖市』じゃないのか!?」俺は何故か、朋聖にいたことだけは覚えていた。
「『日本』!?・・・と言うことは、あなたは『ガーデン』の人なんですか!?」と、アイシアが驚きながらも返してきた。
「『ガーデン』!?どういう事だ?」と訊くと、
「『ガーデン』というのは、この世界『レーヴァテイン』から見れば異世界に当たる、あなたが本来いたと思われる世界のことです。」
アイシアは、そう説明してくれた。

「ところで・・・」
「はい?」アイシアが不思議そうな顔で俺を見た。
「ここが異世界だというなら、なんで言葉が通じるんだ?」と訊くと、アイシアは、
「基本的に言語には違いはないですよ。」そう答えた。
「何で?」さらに訊くと、
「元々この世界にある国は、『ガーデン』から何らかのアクシデントによってこちらにやってきた人たちによって作られたんです。」そう言った。
「言葉が通じるって事は、最初に『ガーデン』から来た奴らって言うのも、日本にいた人達だったと言うことか・・・?」そう訊いてみると、
「えっと・・・多分そうだと思います。」アイシアはそう答えた。
「と言うことは、文字も問題ないって事だな?」
「はい。問題ないと思います。」彼女はそう言った。


「ベッドが2つあったけど、ここには独りで住んでるのか?」
「えと・・・姉がいます。今は『ガーデン』で暮らしているんです。時々帰ってきますけど。」そう答えた。
「『ガーデン』にいるって事は、自由に往き来できるのか?」
「はい。と言っても転送魔法が使える人だけですけどね。」彼女はそう言って笑った。



あとがき
アナザーストーリー『輝刃』編、中編です。

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