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第14章『 ロズウエルに墜落したUFOの生存宇宙人エアルが語った「エイリアン インタビュー」その34 』
エアルがインタビューの記録文書を審査する。
(マチルダ・オルドネル・マックエルロイの個人的記録)
私が前回のエアルとのインタビューを速記者に詳述するのを終えてからほどなくして、私は基地の司令官のオフィスに緊急に呼び出されました。
私は4人の重武装をした憲兵に護衛されました。
私が到着した時、会議用のテーブルと椅子が並べられた大きな間に合わせのオフィスの中で座るように言われました。
オフィスの中には私が様々なときに、ギャラリーの中で見た数人の高官たちがいました。
何人かは有名人であったため、私は彼らに見覚えがありました。
私はその男たちに紹介され、その中には以下の人たちが含まれていました。
陸軍航空隊長官のシミングトン、ネイサン・トワイニング将軍、ジミー・ドゥーリットル将軍、バンデンブルグ将軍とノルスタッド将軍。
大変驚いたことに、オフィスの中にはチャールズ・リンドバーグもいました。
シミングトン将軍はミスターリンドバーグは、合衆国空軍の幕僚長のコンサルタントとしてそこにいるのだと私に説明しました。
部屋には他にも数人の男たちが居合わせており、彼らは紹介されませんでした。
彼らは士官たちの個人的な補佐官であるか、どこかの諜報機関のエージェントだったと私は推測します。
長官や将軍たちからだけでなく、世界的に有名なミスターリンドバーグやドゥーリットル将軍のような人たちからも、突然これだけの注意をむけられたことは、他人の目を通してみると私のエアルの通訳者としての役割が、どれだけ非常に重要であるかということを私に気づかせました。
それまでは私はこれについては末梢的な形でしか気づいていませんでした。
これは自分がこの驚くべき状況の詳細にあまりにも夢中になっていたからだと私は推測します。
突然、私は自分の役割の大きさを理解し始めました。
この会議にこの男たちが居合わせたのは、部分的にはこの事実に自分の注意をひきつける意図があったのだと私は思います。
長官は私に緊張しないように指示しました。
私は何かを責められるのではないと、彼は言いました。
彼は私に、彼らが準備した質問のリストにそのエイリアンは答える意志があると思うか、と私に聞きました。
彼らはエアル、空飛ぶ円盤、ドメインとインタビューの記録文書の中で、エアルが暴露した他の多くの題目について、さらにたくさんの詳細を発見することを切望している、ということを彼は説明しました。
もちろん彼らが主に興味を持っていたのは、軍事的な安全保障と空飛ぶ円盤の構造に関する質問でした。
エアルは質問に答えることに関して、彼女の考え方を変えていないことを私は強く確信している、なぜなら彼女にギャラリーにいる男たちの意図を信頼させるような変化は何も起きていないからです。、と私は彼らに言いました。
私は彼女がもうすでに話す気があり、論じる許可があるものはすでにすべて伝えた、ということを繰り返しました。
それにもかかわらず彼らは再びエアルに彼女が質問に答えるかどうか聞くように主張しました。
そしてもし答えがまだ「いいえ」である場合、彼女に私のインタビューの翻訳の記録文書の写しを読む気があるかどうかを私に聞くのでした。
彼らが知りたかったのは、私たちのインタビューに関する私の理解と翻訳が正しいのかどうかをエアルが立証するかどうかでした。
エアルは英語をとても流暢に読むことができたため、エアルが記録文書を読み、書面で正しいかどうか立証する間、彼ら自身がそれを観察することを許されるだろうかと長官が聞きました。
彼らは彼女に記録文書の写しに翻訳が正しいかどうかを書き、記録文書の中で正しくないものはすべて記録して欲しかったのです。
もちろん私は命令に従うしか選択はありませんでした。
そして私は長官が求めた通りにしました。
私はサインをするための頁がある記録文書の写しを与えられ、それをエアルに見せるのでした。
わたしはまたエアルが審査を終えた後、記録文書の中の翻訳のすべては、彼女によって補正された形で全て正しいと証言するため、表紙にもサインするようにエアルに要請せよと命令されました。
約1時間後に将軍たちと(ミスターリンドバーグも含まれると私は推測します。)他の者たちを含むギャラリーのメンバーたちがギャラリーのガラス室を通してみている中で、私は支持されたとおりに、エアルに渡すための記録文書の写しとサインするためのページを持って、インタビュー室に入りました。
私は自分のいつもの椅子に行き、エアルに向かって4.5フィートの距離に座りました。
私は記録文書の封筒をエアルに提示し、テレパシーを通じて長官から受け取った指示をエアルに伝えました。
エアルは私を見て、封筒を受け取らずに見ました。
エアルは「もしあなたがそれらを読み、あなたの判断でそれらが正確であるのであれば、私にそれを審査する必要はない。その翻訳は正しい。あなたは忠実に私達のコミュニケーションの記録を伝達したということをあなたの司令官に伝えて良い。」と言いました。
私は自分がそれを読み、それは私が記録文書のタイピストに伝えたことのすべての正確な記録です、とエアルに保障しました。
「それではあなたは表紙にサインするでしょうか?」と私は聞きました。
「いいえ、私はしない。」とエアルは言いました。
「なぜしないか聞いても宜しいでしょうか?」と私は言いました。
彼女がそのような簡単なことをやる気がない理由について、私は少し混乱していました。
「もしあなたの司令官が、自分の職員が彼に正直で正確な報告をすることを信頼できないのであれば、ページに書かれた私のサインが、彼にどれほどの信用をあたえるのか?彼が自分の忠実な職員を信用しないのであれば、なぜ彼はドメインの士官によってページにつけられたインクの印を信頼するのか?」
私はそれにたいしてなんといえばいいのかわかりませんでした。
私はエアルの理屈には反論できなかったし、彼女に無理やり文書にサインするようにすることもできませんでした。
私は1分ほど自分の椅子に座って、次にどうすればいいのか思案を巡らせました。
私はエアルにお礼を言い、自分の上司に次の指示を聞きに行かなくてはならないと伝えました。
私は記録文書の封筒を自分の制服のジャケットの内側にある胸ポケットに入れ、椅子から立ち上がり始めました。
その瞬間、ギャラリー室からのドアが勢いよく開かれたのです!
5人の重武装の憲兵が部屋の中に殺到しました!
白い研究所のコートを着た男が、彼らのすぐ後ろいついて来ました。『 ロズウエルに墜落したUFOの生存宇宙人エアルが語った「エイリアン インタビュー」その35 』
彼は表面にたくさんのダイヤルのついた箱型の機械を乗せた小さなカートを押していました。
私が反応できる前に、憲兵がエアルをつかみ、私たちが一緒にインタビューを始めた最初の日から彼女が座っていた厚い詰め物をした椅子にしっかりと押さえ付けました。
他の二人の憲兵はエアルの正面に立ち、彼女の頭から6インチも離れないところから、彼女に直接ライフルを向けました。
研究所のコートを着た男は、素早くカートをエアルの椅子の後ろに押していきました。
彼は手際よくエアルの頭の上に円形のヘッドバンドをのせ、カートの上の機械に振り向きました。
突然彼は「クリア!」と言う言葉を叫びました。
エアルをおさえていた兵士たちが彼女を放しました。
その瞬間、私はエアルの体が硬直し、震えるのを見ました。
これは15~20秒間続きました。
機械の技師は機械のつまみを回し、エアルの体は再び椅子に倒れこみました。
数秒後彼は再びつまみを回し、エアルの体は前回と同じように硬直しました。
彼はこのプロセスをあと数回は繰り返しました。
私は自分の椅子の中に座って、その間ずっと憲兵に押さえ付けられていました。
そして私は何が起きているのかを理解することが出来ませんでした。
私は起きていることによって怯えており、動けなくなってしまったのです。
私はそれを信じることが出来ませんでした。
数分後、白い研究所のコートを着た数人の他の男たちが部屋に入ってきました。
彼らは手短に今や無気力に椅子に倒れこんでいるエアルを検査しました。
男の一人がギャラリーの窓に向かって手を振りました。
すぐに移動ベッドが二人の係員により押されてきました。
この男たちはエアルのぐったりした体を移動ベッドに持ちあげ、彼女の胸の所を横切るようにストラップで固定し、それを部屋から押し出していきました。
私はすぐに憲兵たちによって、インタビュー室の外にエスコートされ、そこで憲兵がドアの外で守衛についたまま、私は自分の部屋の中に閉じ込められてしまいました。
約30分過ぎた後、私の部屋のドアにノックがありました。
私がドアを開いた時、トワイニング将軍が白い研究所のコートを着た機械の技師と一緒に入って来ました。
将軍は私のその男を私にウイルコックス医師として紹介しました。
彼は私に彼と医者に同行するよう求めました。
私たちは部屋から出て、その後に憲兵たちが続きました。
施設の中を何回か曲がりながら通り抜けたあと、エアルが移動ベッドの上で動かされた小さな部屋に入りました。
将軍はエアルとドメインは合衆国にとって甚大な軍事的脅威としてみなされていると、私に言いました。
エアルは彼女がインタビューの中でそうすると言ったように、ここから去って自分の基地に戻ることが出来ないようにするため、「動けない」状態にされたのでした。
エアルに彼女が基地で過ごした間に観察したものを報告するのを許すことは、国家安全に対する甚大な危険をもたらすということでした。
そのためこれを阻止するために、断固たる行動が必要であると決定されたのでした。
将軍はなぜこれが必要なのかを私は理解しているかどうか聞きました。
私は理解していると答えましたが、それが少しでも必要であるとはまったく同意しなかったし、インタビュー室の中でエアルと私への奇襲攻撃にも、確実に同意しませんでした。
しかしながら私はこれについては将軍に何も言いませんでした。
なぜなら抗議したら、私とエアルに何が起きるかとても怖かったからです。
ウイルコックス医師は私に移動ベッドに近づき、エアルの横に立つように求めました。
エアルはベッドの上で完全に静止して動かない状態で横たわっていました。
私は彼女が生きているか死んでいるかを見分けることは出来ませんでした。
ベッドの向こう側には、彼らもまた医者であると私が推測した白い研究所のコートを着た数人の男たちが立っていました。
彼らは二つの測定機器をエアルの頭と腕、胸につなげていました。
それらの機器の一つは脳の中の電気活動を検知するために使われる脳電図機械であると見分けがつきました。
もう一つの機器は、普通の病室にある生存兆候モニターであり、エアルが生物的な体を持っていないため、それは役に立たないということを私は知っていました。
ウイルコックス医師は軍の当局者たちに状況を見極め、エアルをどうするかを決めるための時間を与えるために、彼女を十分に長い間抑える試みとして、連続的に軽い電気ショックをエアルに施したのだと説明しました。
彼は私にエアルとテレパシーを通じてコミュニケーションを取るように求めました。
私は数分間の間それを試しましたが、エアルからどのようなコミュニケーションも感じることができませんでした。
私はエアルがもはや体のなかにいるのかどうかすらも感じ取ることはできませんでした。
「あなたは彼女を殺してしまったのだと思います。」
私は医師に言いました。
ウイルコックス医師はエアルを彼らの監視下に置いたままにし、再びエアルとコミュニケーションをとることを試みるために後程戻ってくるように求められると言いました。
第15章
私の尋問
(マチルダ・オルドネル・マックエルロイの個人的記録)
次の朝、私は4人の憲兵の護衛のもと、自分の部屋からインタビュー室にエスコートされました。
エアルの厚い詰め物をした椅子は部屋から取り除かれ、小さなデスクといくつかの事務用の椅子に置き換えられていました。
私は座って面談を待つように要求されました。
数分後、ウイルコックス医師が簡素なビジネススーツを着た別の男と一緒にオフィスに入って来ました。
その男は自分のことをジョン・リードとして紹介しました。
ウイルコックス医師は私に、ミスターリードは私の上官の要請で、私に虚偽検出検査を行うために、シカゴから連れてこられたのだと説明しました。
この発言に対する私の驚きはあまりにも明らかだったため、ウイルコックス医師は私がどんなことについても一度でも嘘をついたと遠回しに言われたことについて、明らかに不意を突かれ侮辱されたと言うことに気づきました。
それにもかかわらずミスターリードは、私の椅子の隣の机の上に自分のポリグラフ装置を設置し始め、その間ウイルコックス医師が穏やかな声で、このテストは私自身を守るために施されているのだと説明し続けました。
エイリアンとのインタビューはすべてテレパシーを通して行われ、さらにエアルがタイプされた記録文書を読み、それが正確であると証言することを拒否したため、記録文書に含まれた記述の真実性と正確性は私の個人的な保証だけに依存していました。
記録文書を真剣に受け止めるべきかどうかを「専門家」、つまり彼自身の評価に基づいて決めるために、記録文書の正確性を信頼できる形でテストする方法は、私が一連のテストとして心理学的な検査に従う以外には他にないとのことでした。
彼の口調はとてもはっきりと、
「そうしなければただの女が妄想をわめいていると片づけられてしまう。」と語っていました。
ミスターリードは私の胸の周りにゴムのチューブ、それから私の上腕のまわりに普通の血圧計カフを縛り付けました。
それから彼は私の指と手の表面に、電極を取り付けました。
彼は科学的な尋問に関して徹底的な訓練を受けているため、このインタビュー間、とても客観的であり続けるということを説明しました。
この訓練は彼の尋問を人為的エラーがないようにするものと考えられていました。
ミルターリードは私に、彼とウイルコックス医師が私にここれから聞くことになる質問に反応して、実際に起きている生理的な変化が小さなパネル装置を通して伝送されると説明しました。
その読みこまれたデータは動いている方眼紙の上で記録され、彼はそれを机の上の機械の横に置きました。
紙の上の並行したグラフが、ウイルコックス医師の専門家としての助言と一緒に、ミスターリードによって相互に関連付けられ解釈されることにより、私が嘘をついているかどうかを決定するのでした。
ミスターリードは私に、彼とウイルコックス医師が私にこれから聞くことになる質問に反応して、実際に起きている生理的な変化が小さなパネル装置を通して伝送されると説明しました。『 ロズウエルに墜落したUFOの生存宇宙人エアルが語った「エイリアン インタビュー」その36 』
その読みこまれたデータは、動いている方眼紙の上で記録され、彼はそれを机の上の機械の横に置きました。
紙の上の並行したグラフがウイルコックス医師の「専門家」としての助言と一緒に、ミスターリードによって相互に関連づけられ解釈されることにより、私が嘘をついているかどうかを決定するのでした。
ミスターリードとウイルコックス医師は二人とも、初めは一連の当たり障りのない質問を聞き、それからエアルと私のインタビューに対する鋭い尋問に進みました。
以下は私が質問について覚えていることです。
「あなたの名前は?」
「マチルダ、オードネル」と私は答えました。
「あなたの生年月日は?」
「1924年6月12日」と私は言いました。
「あなたの年齢は?」
「23」
「あなたはどこで生まれたのか?」
「カリフォルニア州ロサンゼルス」と私は言いました。
(等々と続きました。)
「あなたはテレパシーでコミュニケーションをとることが出来るだろうか?」
「いいえ、私はエアル以外とはだれともそうすることが出来たことはありません。」と私は言いました。
「あなたが速記者に与えた陳述で偽りの物はあるだろうか?」
「いいえ」と私は答えました。
「あなたは意図的に、または意図せずに、エイリアンと交わしたと主張しているコミュニケーションを少しでも想像したり、でっちあげたりしただろうか?」
「いいえ、もちろんありません。」と私は言いました。
「あなたは意図的に誰かをあざむこうとしているのか?」
「いいえ」
「貴女はこのテストを妨害しようとしているだろうか?」
「いいえ」
「あなたの目の色は?」
「青」
「あなたはカトリック教徒だろうか?」
「はい」
「あなたがこの基地で速記者に伝えたと同じ内容をカトリックの懺悔室で主任司祭に伝えるだろうか?」
「はい」
「あなたは私達から何かを隠そうとしているのか?」
「いいえ、何も。」
「エイリアンがあなたに伝えたことのすべてをあなたは信じているだろうか?」
「はい」
「あなたは自分自身をだまされやすい人だとみなすだろうか?」
「いいえ」
これらの質問はこのような形で、1時間以上も続きました。
私はポリグラフ機器から外され、憲兵の護衛下のまま、自分の部屋に戻ることを許されました。
その午後ののちに私はインタビュー室に戻りました。
今度は机が病院の移動ベッドに変えられていました。
ウイルコックス医師は今回、正看護婦に同行されていました。
彼は私に移動ベッドの上に横になるように求めました。
彼は私が虚偽検出装置で答えたのと同じ一連の質問を私に聞くように要請されたのだと言いました。
しかし今回は私はペントタール・ナトリウムとして知られる「自白剤」の影響の元で同じ質問に答えるのでした。
訓練を受けた外科医の看護師として、私はこのバルビツール酸系催眠薬になじみがありました。
何故ならそれは時として麻酔薬として使われるからです。
ウイルコックス医師はそのような検査に従うことに対して、不服はあるかどうか私に聞きました。
私は彼に自分は何も隠すものはありませんと言いました。
私はこのインタビューについては何も思い出すことはできません。
私がこれらの質問に答えた後、今度は憲兵に助けられながら自分の部屋にエスコートされたと私は推測します。
何故なら私はそのドラッグによって、あまりにもフラフラでくらくらしており、自分ではしっかり進むことが出来なかったからです。
しかしながらその夜、私はとても安らかに眠りました。
どうやらこれらの尋問はどちらも疑わしい結果をもたらさなかったようです。
何故ならその後、それ以上質問は聞かれませんでした。
ありがたいことに私が基地にいた残りの時間、私は放っておかれました。
第16章
エアル立ち去る
(マチルダ・オルドネル・マックエルロイの個人的記録)
エアルがウイルコックス医師によって「活動不能」にされた後も、私はさらに3週間、ほとんど自分の部屋に監禁されている状態で基地に残りました。
1日に1回私は、エアルがウイルコックス医師と、私が思うに他の者たちによって常に監視されている状態で、ベッドの上に横たわっていた部屋まで護衛されました。
私が部屋に行くたびに、私はエアルとコミュニケーションを試みるように求められました。
毎回反応はありませんでした。
これは私をとっても悲しませました。
日々が過ぎるにつれて私はどんどんと、エアルはそれが死んだ、と言うことを確信し苦悩していきました。
毎日私は自分のエアルとのインタビューの記録文書を読み返し、どうにかしてエアルとコミュニケーションを再開するために、私に何かを思い出したり、助けてくれるかもしれない手がかりを探しました。
私はいまだにエアルがサインするように求められた記録文書の写しが入っている封筒を所持していました。
今日に至るまで私はなぜ誰も、私にそれらを返還するように求めなかったのかは理解できません。
あの興奮の中で記録文書の写しがあることを忘れてしまったのだと推測します。
私はそれらを返還することを申し出ることはしませんでした。
私は基地に滞在していた間、それらを自分のベッドのマットレスの中に隠していました。
そしてそれ以降ずっと持ち続けてきました。
あなたがこの記録文書をみることになる最初の人です。
エアルの体は生物的でなかったため、医師たちはそれが動かない限り、体が生きているのか死んでいるのか検知することはできませんでした。
もちろん私はエアルがIS・BEとして意識的に体を動かしていなければ、体は動かない、ということを知っていました。
私はこれをウイルコックス医師に説明しました。
私は何回も彼に説明しました。
毎回彼は私にどことなく人を見下したような微笑みを見せ、私の腕を軽くたたき、もう一度試したことについて私に礼を言いました。
1週目の終わりに私はウイルコックス医師によって、この状況に対するより良い設備を持った、より大きなより安全な軍事医療施設にエアルが動かされることが、軍によって決められたため、私の貢献はもう必要ないと言われました。
彼はその施設がどこに位置しているのかについては何も言いませんでした。
それが私がエアルのドールボディを見た最後です。
次の日、私はトワイニング将軍がサインした指令書を受け取りました。『 ロズウエルに墜落したUFOの生存宇宙人エアルが語った「エイリアン インタビュー」その37 』
指令には、私が合衆国に対する軍務を完了し、正式にそれ以上の任務から放免され、名誉除隊と寛大な軍事恩給を受け取ることになると書かれていました。
私はまた、軍によって移転させられ、適切な書類とともに新しい身元を与えられるとのことでした。
私は指令所と一緒に、読んでサインするように指示された文書を受け取りました。
それは機密保持誓約書でした。
その文書の言葉使いは法律用語でいっぱいでしたが、私が自分の軍隊での勤務の間、見、聞き、または体験したどのようなことも、誰にも決して話してはいけない・さもなければアメリカ合衆国に対する反逆行為として死刑で罰すると言う点は、とてもはっきりとしていました。
後でわかったことですが、私は連邦政府の証人保護プログラムに入れられました。
ただしそれは、私が政府によって政府から守られるというものでした。
言い換えれば、私は黙っている限り生きていられると言うことでした。
次の朝、私は小さな軍の輸送機に乗せられ、ある移転先に飛ばされました。
様々な場所で短い期間滞在しては行ったり来たりした後、私は最終的にモンタナ州グラスゴーにあるフォートペック近辺に落ち着きました。
私が輸送機に乗るようにスケジュールされていた前の夜、私がベッドに横になり、この事件のすべてを熟考し、エアルと私に何が起きたのかについて、思いを巡らせていたら、私は突然!エアルの声を聴きました!
(注!ほー!エアルはうまくIS・BEとして基地に帰還していたのだね!)
私はベッドの中で直立し、座り、寝室用のランプの光を入れました。
私は数秒の間、部屋の中を必死に見回しました。
その時、私はそれがIS・BEとしてのエアルの声だと言うことに気づきました。
もちろん彼女の体は、私と一緒に部屋の中にはありませんでした。
またそうである必要もありませんでした。
彼女は「こんにちは!」と言いました。
彼女の思考の口調は簡素で友好的でした。
それは間違いなくエアルでした。
私はそれについて、ほんの少しも疑いはありませんでした。
私は「エアル?あなたはまだここにいるの?」と考えました。
彼女は「ここにいるが、地球の体の中にはいない。」と答えました。
インタビュー室で医者と憲兵たちが私たちを襲撃した時、彼女はすばやく、ドメイン基地にある自分の持ち場に戻ったのでした。
彼女は私が健康で無傷の状態で解放されると言うことを知覚することができて、とても喜んでいました。
(注!まー、本当にエアルって生物体ではない体の所有者であるにもかかわらず、まるで長年の友人のような人間性を持っているのですね。)
私は彼女が彼らからどのようにして逃げたかを不思議に思いました。
彼らがショック・マシーンによって、エアルに怪我を負わせたかも知れないと心配していました。
エアルはショックを施される前に体から去ることができ、体の中を流れる電流をかわすことが出来たと言いました。
彼女は自分は安全で、自分のことは心配しなくても良いということを、私に知らせたかったのです。
控え目に言っても、私はとても安心しました。
私は再び彼女に会うことが出来るだろうか?と私はエアルに聞きました。
エアルは私たちは二人ともIS・BEであると私を元気づけました。
私たちは肉体ではない。
今や彼女が私の時空の中の位置を見つけたため、私たちはこれからも常にコミュニケーションをとることが出来るのでした。
エアルは私に幸福を祈り、私の彼女とのコミュニケーションは当面は終わりました。
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