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僕は今、海外で個展のお話をいただくことがあるほかは、おもに日本でと書いていましたが、私もドーム・パラダイスに引っ越す前に、一時期
日本人の素晴らしさを伝えるトークショーや壁画を描くワークショップを
しています。
プールサイドの壁やJRの待合所、駅のホームなどに描いたり、面白い
ところでは幼稚園のバスやゴミ収集車にみんなで描いたりしたことも
あります。
ゴミ収集車に描いた時は、自分の絵が描いてあるゴミ収集車を探しに
行く子どもがいたり、ゴミの日に家族全員で、子どもの絵が描かれた
収集車が来るのを待っていたりします。
壁画を描いた子どもは、後日、自分で描いた絵をながめながら、
お弁当を食べたりしています。町営バスに絵を描くイベントには、2歳
から90歳のおじいちゃんまで総勢65人が集まりました。
タンザニアのように、僕も「残る絵」「消えない絵」を通して、
一人ひとりが自分の素晴らしさに気づける活動を続けていきたいと
思っています。
そういうイベントで、僕がみんなに言っていることはひとつだけ。
「自分のために描いてね。お父さんやお母さん、人のために描かないでね」
「日本人は虫と話をするために、日本語を生んだんじゃないかな」
日本人が特別と言うよりも、その秘密は『日本語』にあると
わかったのです。
村長の言う通り、日本語が“日本人”の感性の秘密なんです。
日本人とは“日本語族”なわけです。
実は、日本語の特性となる母音が、自然の音と共鳴しやすいのです。
僕らの血に眠るその感性を呼び覚ます時は、まさに今です!
待ったなし!
「マヤ民族は縄文の子たちの子孫。」
「同じように縄文の子の子孫であるアメリカインディアンもそう。」
「反対……アトランティス文明とまったく反対の文明。
それが管理されない、我慢しない、ご機嫌さんな自由な文明」
「ムー?」
「そう、そして縄文時代。
前にも言ったけど、縄文の子たちは本当に自由だったわ。
リーダーと呼ばれる人もいないし、自然に目が覚めたら起きるし、
眠くなければいつまでも起きてる。明日のスケジュールなんてないからね。
目が覚めたら、したいことをする。お腹がすけば食べるし、
何かしたければするし、したくなければ何もしない。
誰も何も干渉しないの。すべてが自分が主。
だから、我慢って何?っていう生活だった。
それでも、何の不自由もなく、豊かに暮らしていたわ。
高いテクノロジーも持ってね」
「ピラミッド型の社会が搾取の世界なら、丸い横並びの社会は
提供しあう社会。
奪う社会か、与え合う社会かの違い。
縄文の頃の子たちは、丸い社会を創っていたってこと」
「それが消えた人たちが創る社会だってこと?」
「そう、三角から丸へ……そちらにシフトチェンジしていけばいいの」
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