21 鏡 22 禅師



これが禅。最後までは言わない。これを理解すること。とても大切な方法。すべては言わない。聞き手に最後を埋める機会を与える。答えはすべて不完全。禅師は、ただ方向だけを示す。峠までたどり着いたら、残りの道のりが分かる。

この道。もし禅を知的に理解しようとすれば失敗に終わる。質問の答えではなく、答え以上の何か。それは、現実そのもの、まさにそのリアリティーを教えている。仏性というのは、どこか遠くにあるのではない。あなたのまさにその意識が仏性だ。そしてあなたの意識が、世間の物事を観察する。いずれ世間は消える。が鏡はそこに残ったまま。無を写しだし、残るのだ。

22 禅師

禅師は、真理を教えない。真理を教える方法などない。それは教義を超えた伝授。言葉を超えた伝授。それは気の伝達。弟子をその気にさせる気の伝達。一種のシンクロニシティー。

大いなる愛を持って禅師に近づいてこなければならない。大いなる信頼を持って。心を開いて。あなたは自分が誰なのか知らない。禅師は、自分が誰なのかを知っている。禅師はあなたが誰なのかを知っている。青虫は、自分が蝶になるとは気づいていない。あなたは、青虫。菩薩。青虫はすべて菩薩であり、菩薩はすべて青虫だ。菩薩とは、蝶になる者という意味。仏になる者という意味。種子状態の仏陀。本質的には、仏。

禅師と弟子との関係は、青虫と蝶の関係。青虫と蝶の間の友情。青虫は蝶になると証明できない。が蝶は、青虫に憧れを引き起こすことが出来る。
蝶になれるよ、と。

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