シャーディー



シャーディーの本名は、Folasade Ado。AdoないしはAddoというのは西アフリカに多い名前で、シャーディーの父親はナイジェリア人だ。あるアメリカ人と話しているとおもしろいことを言った。彼女がSade(彼女のグループの名前)をシャーディーと発音しているのは明らかにマルキ・ド・サド(サド公爵)と混同されるのを嫌がっているからだという。確かに普通ならありえない発音だ。

彼女の音楽は洗練されたハイライフだと思う。ハイライフはガ-ナだけでなくナイジェリアでも人気がある。シャーディーが子供の頃、父親のかけるハイライフを聞いて育ったとしてもおかしくない。同時にラテンやジャズも聞いて育ったのだろう。彼女の最初のアメリカツアー「スムース・オペレータ」にはキューバ人のコンガ奏者が同行したそうだが、恐らく問題なくとけあっただろう。

彼女の音楽には暗く退廃的なところがあり、好き嫌いがわかれるだろう。僕はもちろん好きだ。名曲「スムース・オペレータ」をジャズ・トランペッターのレスター・ボウイが自分のグループ、ブラス・ファンタジーのアルバムでカバーしているが、ジャズの素材になりうるほどシャーディーの音楽のレベルは高い。アフリカ的であることと洗練された音楽であることは全く矛盾しない。シャーディーの音楽がそれを証明している。彼女のファンがアフリカの音楽に耳を向ければもっと素敵なのだが。

同時に彼女が最近の「ラバーズ・ロック」までシーンから遠のいた理由もわかるような気がする。ボサのように運動として盛り上がらないのだ。アフリカの洗練されたポップスは常に単発だ。ボサにはそれを支えるリオの中産階級がいた。アフリカにはいない。あらわれる気配もない。(抜粋)
お洒落系に入れるのは失礼かもしれないけど、音が詰まってない空間はまさしくお洒落!お気に入りから視聴できるんで聴いて見て!

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