ヴァレリー・エティエンヌ


90年代初頭からアシッド・ジャズ~クラブ・ジャズのムーヴメントを牽引し続けたガリアーノ。鋭い嗅覚と貪欲な探求心でもって、英国独自のハイブリッド・サウンドを志向し続けたこのグループだが、惜しくも97年に解散。このガリアーノの紅一点だったヴァレリーがソロ・デビューした記念すべきアルバムが『フォー・ホワット・イット・イズ』。嬉しくなるほどハイセンスな1枚。

音楽やファッションなど、何かにつけてセンスってとても大事な要素。センスは天性のモノであり、磨きをかけることは可能かもしれないけれど、持って生まれた本来のモノには絶対勝てない・・・。そう捉える筆者にとってセンスがいいってことは、とても重要なポイントで非常に惹かれる要素。だからこそ、そのセンスがキラキラひかるアーティストに出会うことに、ただならぬ喜びを感じる。今回紹介するヴァレリーは、そういう喜びを与えてくれた数少ないアーティスト。

恐らく、ヴァレリー流の〔ソウル定義〕があり、それを今作ではバランス良く構築している。R&Bやソウル、フォーク、ジャズなど様々な音楽をほぼ同じ距離のスタンスで保ち、それらが交わるところをセンス良く・・・。クールなんだけど、温かく、時には甘さも感じさせながら、聴き手にシアワセを感じさせる作品。


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