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2007年06月06日
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カテゴリ: この曲大好き

Locanda Delle Fate
Il Balletto Di Bronzo
Latte E Miele
(1988年)


当時、日本でのプログレを牽引していた
EDISON 監修による完全限定オムニバス・アルバム







1979年、キング・レコードが社運を賭けて(?)始めた 《ユーロピアン・ロック・コレクション》 は、本当にボクらプログレ・ファンにとっては“神の宝石箱”のような存在であった。 ヨーロッパ各国のマイナー・レーベルから消滅してしまったものまで網羅されていたこのシリーズは値段も信じられないくらいお手頃で(1800円~2200円程度)広くプログレを普及させた素晴らしい企画であった。

しかしそれでも世界は広い。 まだまだ契約し難いレーベルやアーチストがたくさんあった。 そんな隙間をついて始まったのが1986年、西新宿の輸入盤屋さん“EDISON”及び“Made In Japanレコード”が手掛けた 《ヨーロピアン・ロック・シリーズ》 だった。 その第1弾として “CIRKUS” 、第2弾として “Faithful Breath” (未レビュー=ドイツのハモンドを中心としたヘヴィ・シンフォの名盤)が、そして “Opera Prima” なんかもそうだったが、これまたマニアの琴線をくすぐるシリーズを開始した。 思えばそんな'80年代中盤は日本におけるプログレのムーブメントが一番盛んだった時期でもあった。









そんな時期にリリースされたのがこのコンピレーション・アルバム。 
収録バンドは Locanda Delle Fate Il Balletto Di Bronzo Latte E Miele

たかがシングル盤の寄せ集めだとナメてかかったら損しますよ。 この美しいジャケットとともに珠玉のメロディが満載。 しかも本体(オリジナル・アルバム)では聴けないバンドの一面を知ることができる格好のアルバムだったんです。 ちなみにこれらの曲は近年のCD再プレスなどでボーナストラックとしてお目見えしちゃったのでちょっと悔しかったりする(苦笑)









A-1とB-3が前回紹介した Locanda Delle Fate 。 名盤『妖精』(1977年)リリース後、リード・ボーカルとキーボードの一人が脱退し残った5人で製作されたシングル「ニューヨーク/9番目の月」(1978年)である。 ボーカルはフルート&ギターのAlberto Gaviglioが担当しており、少しハスキーなハイトーン・ボーカルは爽やかで取っ付きやすい印象だ。  「ニューヨーク」 は感動的なラブ・ロックでかなりイタリアっぽい甘い世界が堪能できる。 変わって 「9番目の月」 はアーバンなホーン・アレンジも冴えるポップスで、『妖精』を聴いた限りでは全く予期し得ない作風に驚く。 しかしながらその4拍子のリフ以外は3拍子のいわゆるイタリアン・お祭りリズムが爆発しており明るい歌メロが非常に印象的。 


A-2とB-1はこれもまた名盤との誉れ高い 『YS(イプシロン・エッセ)』 (1972年)で有名な Il Balletto Di Bronzo 。  「安息の家」 は元々ハード路線だった彼ららしいナンバーで、生々しいドラムスと歪んだキーボードが他の2バンドと一線を画す。 ただ効果的なアコースティック・ギターやエレピ・ソロなどハードな中にも哀愁を漂わす演出がプログレ・ファンを虜にする。  「ヴィットリア婦人」 はリズムの変化が面白いインスト・ナンバーでリバーブを使ったスキャットが幻想的でもあり不気味でもある。


A-3とB-2がボクの今回一番のお勧め Latte E Miele “ミルクと蜂蜜” というバンド名を聞いて想像する甘~いバラードが2曲収録されている。 アルバムの方はEL&P並みのキーボードが炸裂しているが、このシングル・ナンバーに関しては I Pooh も真っ青な究極のラブ・ソングに仕上がっている。 とにかくこのボーカルとハーモニーの優しさと情感たっぷりのギター・ソロ、そして伝家の宝刀ストリングスによる圧倒的な甘い世界はイタリアン・ロックの最高峰に位置すると断言する。
「5月」 で見せる甘く切なげなボーカルは男のボクでさえうっとりしてしまう。 メロディも素晴らしいし、ふわっと包み込むようなストリングスや効果的に使われているチューブラー・ベルの音が心に突き刺さる。 そして究極のラブ・ソング 「胸いっぱいの愛」 で音楽に恋をする。 この曲はすべての楽器が優しくて涙が出てしまうほど。 女性的なピアノと舞い踊るようにメロディを奏でるストリングス隊。  これほど美しい曲があるだろうか。 ロマネスク大推薦の名曲!!





+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



こちらのアルバムにボーナス・トラックとして上記シングル曲が収録されています

イタリアン・シンフォ 3名盤

妖精[+2] YS(イプシロン・エッセ)+2 パピヨン+1

Locanda Delle Fate Il Balletto Di Bronzo Latte E Miele









*Locanda Delle Fateに関して情報提供してくださったyes.tさん、ありがとうございました。 





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最終更新日  2007年06月07日 21時55分48秒
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Re:イタリアン・ロックのシングル盤コンピLP(06/06)  
Kimukazu  さん
YSって見ると なんかルカルナさんが思い出されません?思えば彼女からこれを知って、Dロマさんも知った思い出深いアーティストです。
っで思わずカゴに入れようと思ったら・・・
うえ~~ん 売り切れじゃんかぁ?!
・・・っで思わず 妖精, A time of day,
Dグランダー と3枚やっちゃいました。。。

You! 買っちゃったよぅ!!

(2007年06月08日 01時04分54秒)

Re:イタリアン・ロックのシングル盤コンピLP(06/06)  
ののまる。 さん
ジャケ素敵ですね☆
飾りたい♪

>Latte E Miele

イタリアン・ロックのポップな小品って美しいですよね♪その中でもって…彼らのCDは後輩に聴かせてもらったくらいなのでちゃんと聴いてみたいなぁ。。。(極端な個性派に走る傾向の強いのの。でした・笑) (2007年06月08日 08時26分57秒)

Kimukazuさんへ  
お買い上げありがとうございます♪
rukalunaさん、懐かしいですね☆ 元気にしてらっしゃるかしら? あの方はドプログレに精通してらしてしかも美人でしたね。 逢いたいなぁ~♪
(2007年06月08日 09時17分38秒)

ののまる。さん へ   
そう、めっちゃキレイ!!
アナログ盤の大きな魅力ですね。

Latte E Mieleのこの『パピヨン』は大推薦します。 メロディがキレイなだけじゃないですから、のの。さんもきっと転がるでしょう♪
(2007年06月08日 09時20分05秒)

ニューヨーク  
yes.t さん
私がLocanda delle Fateのシングル「New York/Nove Lune」を入手したのは1984年頃でした。
当時のプログレッシブロックを扱ったミニコミでこの曲はオフコースみたいと評価されていました。
このシングルのメインボーカルを務めるAlberto Gaviglioは1981年にも伊Fonit Cetraから「Qualcosa restera/Vacci piano」というシングルをリリースしています。彼はLocanda delle Fateの実質的なリーダーと言ってよく、RAIのTV映像でもインタビュアーのマイクを自分で持って、グループのコンセプト等について熱弁していました。
その証拠にAlberto Gaviglioがソロ活動を始めるために脱退した後の1980年にリリースされたシングルではLA LOCANDAを名乗っており、リードボーカルは「星に鍵をかけないで」を一緒に歌ったもう1人のギタリストEzio Veveyが執っています。

このシングルコンピに収録された6曲はどれも素晴らしくよく聴きました。
このレコードがリリースされたのももう20年近くも前なんですね。時がたつのは早いです。
私もキング・レコードのユーロピアン・ロック・コレクションの頃から聴いているのでDJロマネスクさんの話に共感します。
まさかその時には、ATOLLやNEW TROLLS、ENGLAND、BANCOなどが来日公演を行うような日が来るなんて思いも寄りませんでした。そう言えば、先日来日したNEW TROLLSのドラマーは元ラッテ・エ・ミエーレのアルフィオ・ヴィタンツァでしたね。 (2007年06月08日 15時09分35秒)

yes.tさん へ  
詳しい補足をありがとうございました。
なるほど、こうやってバンドの歴史及びメンバーの推移を知ると余計に親近感が沸きますね。
ありがとうございました☆
(2007年06月08日 15時22分38秒)

Re:イタリアン・ロックのシングル盤コンピLP(06/06)  
こんにちは。面白そうなレコードですね。

イ・プーの『オペラ・プリマ』をここ1・2年聞き込んでいました。次は順番に『ミラノの映像』を聴こうと思うのですが、私の場合興味の範囲が広すぎてプログレやユーロロックばかり聴いてる時間もないのが困りものです。

バンコが来日したようですが、見に行かれたのでしょうか?
(2007年06月09日 16時48分31秒)

パーマンちゃんですさん へ  
こんにちは☆

>イ・プーの『オペラ・プリマ』『ミラノの映像』

これらは珠玉の名曲という言葉がピッタリな作品ですね。

>バンコが来日

残念ながら行けませんでした…;;
こういう伝説のバンドは行っておいた方がいいに決まっているんですけどね。
(2007年06月09日 18時17分46秒)

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