Beliar

#6



#6、躾【さんぽ】

「それじゃあ学校行って来るんで、留守番お願いしますね。」
「オウ、任せとけ。」
「行ってらっしゃい、やなさん。」

実際に留守番を任せれるのは陸遜だけである。
尋ね人など滅多に来ないが、万が一外にでも出られれば困る為、玄関の鍵は二重ロック、そして鍵もやなが持っている。

「政宗・・・さんは聞かなくても分かってるからいいや、幸村さんは?」
「まだ不貞寝してます。」

どれだけ眠れば気がすむのだろう。
異常なまでの睡眠時間だ。

「じゃあ行ってきます。」

そして、私は今日も学校へ向かう。

AM:8:45  校門前

「おー、やなーー。」
「あ、一花ちゃん!」

声をかけられ、目をやると、長身に長い髪の少女がいた。
名を早瀬一花。神社の娘であり、やなの親友である。

「もう発作は大丈夫?」
「ううう、うん!お医者さんも大丈夫だって・・・。」
「見舞いに行きたかったけど、感染の恐れがあるんじゃ行けなくてね。ごめん。」

誤るのは私のほうだよ。ごめん。


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