言葉の散歩路

2004年03月02日
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ふたつ世代の親子

ただの石頭のようだった彼の父もまた、彼なりに息子を愛していた

不器用ながらも、あれもまたひとつの愛のカタチ


彼が変わったのだということを未だ知るよしのない母親

彼女にはまだ、彼が冷たい鉄の仮面をつけたままにしか見えていない

失った時間を取り戻そうと、急ぐあまりまた────

大切なものが見えなくなってしまっている・・・

「りんは…どうなるの…?
 おとうさんとくらしたら、おかあさんにもうあえないの?



子供の
「どうして?」
に答える言葉が
「ごめんね」
しかないというのでは、悲しいです

けれどそこに、無条件の愛がなくなってしまったのなら、そういうものなのかもしれない


ある地位を築いた後で
また一番下から始めようというのは、
相当自分をしっかり持っていなくては…
心の背中を支えてくれる何かがなければ、つとまるものではないのでしょう

ふっきったはずが


  後悔
  不安
  絶望
  戸惑い
  迷い

  八つ当たりもあるかもしれない

みんな自分を信じて進んでゆく

自分の信念をもつ

自分は間違っていないと信じるしかない

いつか年老いたその時、自分のしてきたことが間違いだと気づいたら?

そこを乗り越えられるのか…


彼が壊れずに乗り越えてくれて、よかった

彼の凍ったような心にも、愛が灯ってよかった

りんちゃんの笑顔のおかげだろうか

「無条件の愛」が、少し疲れて、惨めにとげとげし始めていた心を癒し、それがまわりにも広がってゆく───

和解。
心と心の。


人は無条件の愛情を知っている

幼いあの頃にはきっと、誰もが本能で知っていた

その本能を邪魔するものは何だろう

  欲?

  意地?

悲しいのに、それらに本能の叫びが負けてしまう


始まる。戦いが。

小さな戦争が。

大きな愛がぶつかり合い、小さな悲鳴は掻き消される

誰がその悲鳴に耳を傾けるのだろう

      ・・・・醜い戦いが幕をあけるよ



「お父さん、
 僕のこと…
 心配してくれてありがとう」

流れるピアノのメロディーに誘われ、涙が滲んだ場面でした。 





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最終更新日  2004年03月03日 09時41分24秒
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