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2024年03月14日
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カテゴリ: 報道
不妊去勢手術を受けたロットワイラーは寿命が短くなる 
研究結果

Forbes JAPAN 3/14(木) 14:00配信




これはちょっと驚く話だ。
2月に発表された研究結果によると、ロットワイラーは雄犬であれ雌犬であれ、不妊去勢手術を施すとわずかながら寿命が短くなる可能性があるという。

この研究では、オーストラリア全土を対象とした動物臨床データベース「VetCompass Australia」に登録された1994年7月~2021年6月の臨床記録を分析。
不妊去勢済みのロットワイラー4100匹と、未手術のロットワイラー3085匹のデータを比較した。

すると、1歳未満で手術を受けた犬の寿命は、未手術の犬と比べて雄で1年半、雌では1年短かった。
4歳半になる前に手術を受けた犬でも、同様の結果が出た。

論文の筆頭著者で、獣医師資格を持つ豪ジェームズ・クック大学上級講師のキャロリン・ジューン博士(動物繁殖学)は「大半の研究では、不妊去勢手術を受けた犬は寿命が延びるという結果が示されている。私たちの研究は、これと相反する初の研究結果の一つだ」と述べている。

ジューン博士はさらに「相反する発見に少し衝撃を受けた」「犬が不妊去勢手術を受けた時期と死んだ時期を特定できるデータを入手できたことは幸いだった」とも語った。

ロットワイラーはペットとして人気の高い犬種。
飼い主に対しては穏やかで子どもの良い遊び相手になるが、見知らぬ人間にはよそよそしい態度をとることがある。
頑強でたくましい使役犬で、古代ローマ時代に軍用犬として活躍したマスティフを起源とする。一般的な寿命は9~10年だ。

懸念すべき研究結果にはなったが、ジューン博士は飼い主にロットワイラーの不妊去勢手術を強く勧めている。計画外の出産や各種の深刻な健康問題を予防できるためだ。

「不妊去勢手術を施さなければ、深刻な結果を招く。子宮蓄膿症など命にかかわる子宮感染症や乳腺腫瘍のリスクがあるほか、望まれない子犬が生まれてしまうこともある」とジューン博士は説明した。

犬の寿命を短くする最大要因は体重増加
特に雌犬は、不妊手術によって健康面で明らかな利点が得られる。
初回発情の前に手術を施すと悪性乳腺腫瘍の発生リスクを抑えられ、2歳半までの施術でもかなりの予防効果が期待できる。

データによると犬の乳腺腫瘍は発生頻度が高く、雌犬のがんの76%を占めている。
そして、発生率は犬集団における不妊手術率が上がるにつれて低下することが明らかになっているのだ。

現時点では、ロットワイラーの寿命に影響の出ない不妊去勢手術の最適年齢があるかどうかはわかっていない。
しかし今回の研究では、遺伝的素因や栄養、運動、健康管理、環境要因など、あらゆる犬の寿命を左右し得る要因もいくつか指摘されている。

こうした要因については、改善できる余地がある。
遺伝性疾患のスクリーニング検査を行ない、健康な繁殖ペアを選ぶようにすれば、遺伝性疾患の有病率を下げ、寿命を延ばせるかもしれない。

また、言うまでもないが、犬の寿命を短くする何よりも明らかな要因は体重増加だ。

「寿命の低下は、不妊去勢手術そのものより体重の問題と関係している疑いが強い」とジューン博士は話している。
「したがって飼い主には、愛犬に不妊去勢手術を受けさせたうえで健康的な体重を維持するよう勧める」

外科的な不妊去勢は、犬や猫の計画外妊娠を予防する方法として確立している。
ペットの過剰繁殖は、政府や非政府組織の動物福祉の取り組みに大きな負担を強いている。
ペットを放し飼いにして好き勝手させれば、公衆安全衛生にも自然生態系にもリスクが及ぶ。

今回の研究結果は、どのくらい広範囲に当てはまるのだろうか。
不妊去勢手術を施した犬はみな、寿命が短くなるのか、それともロットワイラーに限った話なのだろうか。
ジューン博士は今後、グレーハウンドやゴールデンレトリバーといった他の人気犬種にも分析対象を拡大して、同じ知見が得られるかを確認する計画だ。

出典:Carolynne J. Joonè & Dmitry A. Konovalov (2023). The effect of neuter status on longevity in the Rottweiler dog, Scientific Reports 13:17845 | doi:10.1038/s41598-023-45128-w

GrrlScientist

【転載ここまで】




基本的に我が家は必ず繁殖制限手術をする
ロットワイラーのような大型犬はいないが 繁殖屋から引き出した小型犬は殆どが12歳前後
高齢になってからの麻酔下での手術である事と体力的にかなり弱っている場合もあるので術前検査は慎重の上にも慎重に行って戴く
すべての条件が整って初めて手術となるが 幸いにもみな無事に終えている

猫も繁殖率を考えれば手術は必要
全員完了しているので自家繁殖はゼロ
犬も猫も太らせないように食餌管理は必須


今はブラッキーは投薬が必要で1ワンのみなので別室で 食後猫と合流
猫は『せーの』という感じに一挙に別々な決まった場所で食している

肥満は大敵!
元気が何より!





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最終更新日  2024年03月14日 22時36分45秒
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