虎吉のへや☆

夏の思い出 4


すぐプールに入った。

私がさっそく泳ごうとすると
「ちょっと、待って。」
とその声が聞こえたほうへ振り向くと
そこにはストップウォッチを持った宮じぃが立っていた。
もう片方の手には古そうなノートを持っているみたいだ。
「そのノートは何ですか?」
私が聞くと宮じぃは、
「私の知ってる人の記録が載っているノートだよ。」
と宮じぃは懐かしそうにノートを眺めていた。

しばらくノートを見ていた宮じぃは
「一回時間はかってやってみないかい?」
と聞いたので、私は自分もいまどのぐらいのタイムか気になり
やってみることにした。

私は小学生の頃はクロールが一番得意だったので
種目はクロールの100メートルでタイムを計ることにした。

いざスタート台に立つと緊張する。
ゆっくり深呼吸をして宮じぃの合図を待った。
「ピー」
と笛が鳴った瞬間私は水の中に潜っていた。
半分の手前で浮上し泳ぎ出す。
小学生以来こんなに本気で泳いだ事なかったな。
私は泳いでいるとき思った。

3回目のターンを終えると
急に息苦しくなり足がおもりのように重い。
あきらかにスピードが落ちたのも自分で分かった。
何とかゴールをして顔を上げると宮じぃが
「懐かしいね。」
とニコニコして言った。

このあとしばらく泳いで私は宮じぃと一緒に
宮じぃの家へと向かった。

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