日記日付 | Title | Artist | コメント |
2004/12/2 | Blind Faith | クリーム解散後,クラプトン,ベイカーにスティーヴィー・ウィンウッド,リック・グレッチの4人編成。 もともとは、6曲でしたがDeluxe Edition としてかなりお得なものがリリースされています。 M2の"Can't Find My Way Home" M4 の"Presence of the Load"あたりは、今夜聞けるのではないかな~。 このアルバムは、スティービー・ウィンウッドが目立っているアルバムだとも言われています。 |
|
3 | Wishi You Were Here | Pink Floyd | 私ってなんて影響されやすいのでしょう。^^; ヘアースタイルも分け目がサイドだったのを 俄かにセンターにしてすっかりブリティッシュ・ロック気分です。 そして、素晴らしい演奏だった"Wish You Were Here"の収録されたこのLPを 昨日届いた新しいプレーヤーで聴いています。なつかし~。 |
4 | Suzanne Vega | セカンドアルバムの"Solitude Standing"は、"Tom's
Diner"と"Luka"で有名ですが、firstアルバムも良いのです。 彼女は実は西海岸生まれだそうです。ただ、2歳からはNYなのでNYっ子というわけです。 デビュー曲のM-3の"Marlene On The Wall"がまず、イギリスでヒット。そして、セカンドアルバムはアメリカでもミリオンセラーとなって「ネオアコの歌姫」に。 透明感のある声質で、声の感じは全く違いますが、 私は、彼女の歌にどことなくLou Reedっぽいものも感じます。 |
|
5 | Adventures In Clubland | Modern Romance | '81のアルバム。 見え辛いかもしれませんが、すごいジャケットでございます。(爆) なにがすごいって、柄物の肩パット入りダブルのスーツです。裏ジャケのメンバーのそれぞれのアップも。。。^^; しかも、このLPは確か近所のレンタルレコード店が閉店セールをした'87頃に買ったものだと記憶しています。 ファンカラティーナ系POPバンドで、ファンク、ラテン、ニューウェイブなどが混合したダンサブルな音楽。 でも、私はA面M-2はある意味名曲だと思います。 全体的にもジャケ写を替えたら意外に今でもいけそう(?)です。 B面の"Stand Up"は、Funkなのですが、何かダラダラして切れがないのですがニューウェイブ風に故意にしてるのかなぁ。 |
7 | How Sweet It Is | Joan Osborne | '02のアルバム。スピナーズのカヴァーM-1、 M-4は、ベースにミシェル・ンデゲオチェロ、ドラムにザ・ルーツのクエストラヴを迎え、 アイザック・ヘイズと共演です。 M-5は、Stevie Wonder,M-6は、Otis Reddong, M-7は、Dave Mason ,M-10は、Jimi Hendorix, などバラエティにとんだ選曲です。 M-11の"The Weight"はマイナーコードで歌っていて一聴の価値はあります。 彼女の声はパワフルなのですが、押し付けがましくないのです。変に力が入っていないというか。。。 微妙にハスキーな感じ、ソウルフルなところは私の好み。 サザンロックも入ってるとは思いますが、それほど泥臭いとは私は感じません。 |
9 | Souvenirs | Dan Fogelberg | '74のアルバム。2作目。 といっても、聴いたのはその5,6年後の'78、'79頃だったと思います。 Danは"Longer"が収録された'87の「Phoenix」が有名ですが 私はこのアルバムが彼の楽曲の美しさやイノセントな感じが一番出ていると思うのです。 Danがイリノイ州からロサンゼルスに出てきた時に同行したのが、Irvin Azoffで、(大学時代の友人) マネージャーとしてDanを売り出すと共に、David Geffin(アサイラムレコード設立者)に雇われたことをきっかけに、 マネージメントを担当したのがJoe WalshやEaglesだったそうです。 このアルバムのDirectionがIrvinでありProducerがJoe Walshなのですが、 彼のProduceというよりもDanのセルフプロデュースっていう感じがします。 Joe色はあまり出ていないということです。 Joeは、殆どの曲に参加しスライドや、12弦も弾いています。 Side1は、美しいメロディで完成度の高い楽曲ばかりです。 M-1の"Part Of The Plan"は最近のBest盤などにも必ず収録されている明るいアップテンポの曲。良いメロディです。 M-2の"Illinoi"はタイトル通り故郷を歌っているのですが、 歌詞で風景が浮かび、美しいメロディに魅了されます。 M-5の"Souvenirs"から、M-6の"The Long Way"に続いてゆくところなどは、涙するくらいです。 初々しいジャケ写と、周りの色(薄いレンガ色のようなオレンジベージュ)も大好きでした。 歌声とか、ギターのテクニックなどに特徴があるわけではなく逆に素朴なのですが、 押し付けがましくない美しいメロディの曲が多いアーティストだと思います。 |
10 | The Heart of Saturday Night | Tom Waits | '74のアルバムで、彼のアサイラム時代の2枚目。 来日の頃にちょうど聞いていて好きだったのですが、 子供だったので彼がウエストコーストコーストのレーベルアサイラムだったとかそういうことは全く知らなかったのです。 後で知ってびっくりしました。だって、NYっぽいですよね。 其の頃はとにかくメロディメーカーだな、ということしかわかりませんでした。 そして、ジャズっぽいところが気に入っていたのです。 なんでも、彼のデビューのきっかけはZappaのマネージャーだったとか。 私は、彼のアルバムはこれしか持っていませんが、「CLosing Time」、「Rain Dogs」等は断片的には聴きかじっています。 でも、私にとってはこのアルバムのインパクトが強くて一番好きなのです。 タイトル曲ももちろん美しい名曲なのですが、 Side2のM-1の"Fumblin' with The Blues"はもう涙ものでは? 最近リリースされた「Real Gone」も聴いてみたい一枚です。 デビュー前のRickie Lee Jonesが彼の恋人だった話は有名ですね。 |
11 | 801LIVE | '76のアルバム。 ROXY MUSIC活動停止中にマンザネラが結成したプロジェクト801のライヴ盤。 カヴァー曲は、M-2の"Tomorrow Never Knows"と、M-9の"You Realy Got Me"の2曲。 そして、どちらも素晴らしいです。 先日のWowowのAAAでの桑田さんのLIVEで"You Realy Got Me"を聴いた時、Kinksよりもこっちの方を思い出しました。 M-7のPhill Manzaneraの"Daiamond Head"は惹きこまれます。 そして、M-6ではENOが明るく歌っています。(笑) 全曲素晴らしい演奏の完成度の高い名盤。 ENOはBaldではなく、High Browなのだと渋谷陽一さんがいつも言っていたこともふと思い出しました。 |
|
13 | Sleeping Gypcy | Michael Franks | '77の3rd.アルバム。 参加ミュージシャンが豪華で有名ですが、 Joe Sample(P.) Wilton Felder(B.) Larry Carlton(G.) David Sanborn(Alto Sax.) Michael Brecker(Tenor Sax.) などなど。。。 M-6のAntonio's Songが最も有名ですよね。 私は、M-1の"The Lady Wants to Know"、 M-4の"B'wanna-He No Home"が好きです。 M-1は、けだるい歌詞にも魅了されます。 いきなりのギターも艶っぽくてちょっと、ふにゃふにゃになりますが。。。 このアルバムは夏の昼下がりに庭の木陰でカンパリソーダでも飲みながらという感じかなぁ。 時期はずれですいませ~ん。 |
15 | The Best of Delaney&Bonnie | Delaney&Bonnie | '90のベスト盤。 もらいものなので、ジャケ写を知らなかったのですが、今取りに行ってちょっとびっくりしました。 どうして、バックがサイケ調なのかなぁ? Eric Claptonがソロ活動を始めるきっかけとなったLAスワンプ夫婦デュオです。 もともと、Bluesに憧れていて悩むClaptonに彼らを紹介したのはGeorge Harison。 まぁ、このお二人の関係はなかなか複雑のようです。 そして、'69のBlind Faithの全米ツアーの前座となり、 その前座の演奏にClapronはしばしば参加してセッションなどしていたようです。 ツアー中になくなってしまったBlind FaithですがClaptonはその彼らのバンドの一員となってそのままツアーをしちゃったんですね。 そして、その後全英ツアーをするのですがそれが、 '70の"Delaney & Bonnie On Tour With Eric Clapton"LIVEアルバムとなっています。 このジャケ写はとてもステキです。 このツアーのメンバー(Friends) は、 エリック・クラプトン、デイヴ・メイスン(元Traffic) 、 カール・レイドル、ジム・ゴードン、 ボビー・ホイットロック、ジム・プライス、 ボビー・キーズ、テックス・ジョンソン、 リタ・クーリッジの総勢9名。 ちょっと、暑苦しそうです。(笑) そして、この中のクラプトン、レイドル、ゴードン、ホイットロックにで結成されたのが、 "Derek & The Dominos"です。そして、Duanも加わってということですね。 そのLIVEアルバムの音源は、このアルバムにも数曲収録されています。 M-9の"That's What My Man Is For"では、 Janis JoplinのようなBonnieのボーカル、でもJanisのような暗さは感じません。彼らのサウンドは何か明るいのです。 M-10の"I Don't Want To Discuss It"ではR&B調の疾走感のある曲でのClaptonのソロ。 あとは、まさにJanisで有名な"Peace of my Heart" これは、カッコイイです! Carpentersで有名な"Superstar"の原曲(?)の "Groupie"なども収録されています。 この曲は微妙に歌詞がちがうのです。 Delaney&Bonnieの音楽は、R&B/カントリー/ゴスペルというさまざまな要素が融合し、 それに彼らの迫力あるボーカルが合わさってファンキーなグルーヴ、疾走感を生み出しています。 特にファーストアルバムはOtis Reddingなどのスタックス・レーベルが初めて契約した白人アーティストとして相当黒っぽいサウンドとなっています。 |
18 | No Reason to Cry | Eric Clapton | '76のアルバム。 このアルバムは賛否両論だと思いますが、彼にとっては重要なそして自身が最も好きなアルバムとして挙げています。おそらく、アルバムの内容というよりもマリブにあるThe Bandのシャングリ・ラ・スタジオでBob Dylanを始めとする素晴らしいミュージシャンと2ヶ月程夜な夜なレコーディング・セッションを自由に伸び伸びと出来て楽しかったことがそう言わせてるのではないでしょうか。 このアルバムは確かに彼のソロアルバムなのですが、セッションアルバムなんです。 彼がソロをギンギンに弾くこともなく、ロン・ウッドや、ロビー・ロバートソンなどの方が目立っている曲もあり、正しく彼が「人生を変えたアルバム」とも言っている The Bandの"Music From Big Pink"をやりたかったのかな?という感じです。 そして、その秋の11月にThe Bandは活動に終止符を打ったのですが、 その際(ラスト・ワルツ)に演奏しているのがM-5の"All Our Past Times"です。 M-3の"Sign Language"では、Dylanとのデュエット、そしてロビー・ロバートソンのピッキング・ハーモニック奏法のギター(ピックで弾いた後親指も使う。マンドリンみたいな音?)、クラプトン自身はドブロ(共鳴板を持つギターでスライドギターとして使う。)を弾いています。 M-1"Beautiful Thing" はThe Bandのリチャード・マニュエルとリック・ダンコの曲だし、 ちょっとThe Bandみたいです。このスライド・ギターは、ロン・ウッド。 M-9の"Hungry"は"Keep On Growing"に似ています。このスライドはクラプトン。 この曲と、M-8"Innocent Times"でボーカルをとっているMarcy Levy(女性)とは、後のMarcella Detroitという人だそうです。私は、知りませんが、バナナラマのシヴォーンとShakespear's Sisterというのをやっていた人らしい。ソロでは"Feeler"というのが有名みたいです。 このアルバムのレコーディング・セッションでは30曲以上がレコーディングされているのですが、 未発表となっている曲の中にはピート・タウンゼント、ヴァン・モリソン、ボ・ディドリーなどとの セッション曲もあるそうで、このレコーディングセッションの全てが明らかに(?)なるのを待っている人も多いのでは? |
22 | The Freewheelin' | Bob Dylan | まず、このジャケットですが良いですね~。大好きです。 Dylanフリークの「みうらじゅん」さん曰く、当時の恋人スー・ロトロとの前代未聞の「一人フライデー」のジャケ写なのです。(笑) さて、このアルバムは彼の2枚目でまだ21歳のときのもの。 声質、老成してます。(Claptonも顔負けです。笑) 2枚目といっても、一枚目はオリジナルは1曲だったので、 SSWとしては事実上デビューアルバムなのです。 M-3の"Girl from the North Country"が最もプロテクトソングらしいものですが、実際はアメリカでは受けなかったそうです。 むしろ、若者にはM-1の"Blowin' in the Wind"が熱烈に支持され、一躍若きヒーローに。 歌詞的には、もちろん"Girl from~"のほうが反戦的ではあるのですが。。。 M-6の"A Hard Rain's A-Gonna Fall"はラブソングのように思われることが多いですが、この絶望感は私はやはりプロテクトソングとは言わないまでも、生きることに対する不安や恐怖、疑問など=プロテクトなのではないかとも感じます。 以前に取り上げましたが、映画「7月4日に生まれて」でも、 Edie Brickellがカヴァーしたこの曲がサントラになっているのですから。この歌詞は大好きです。 ただ、この曲が後に彼がフォークロックをやった原点という意味では表現されている「絶望感」は彼自身の当時の思いだったのかもしれません。 あと、M-8の"Bob Dylan's Dream"もすてきな歌詞だと思います。 彼は、小説も書いたりしているそうですが、歌詞は上手ですよね。 彼の歌詞は、言葉を羅列しているうちに自分の言いたいことがはっきりして、完成していっているのではないかな?とも思います。とにかく、深いです。 でも、彼の歌詞は単純なラブソング的なものの方が良いという意見もありますけどね。 いずれにしても、魂籠ってるってことでしょうか。。。 |
23 | Bill Evans&Stan Getz | このアルバムは、'63に録音されたものだとされていますが、 実はこの年はGetzがボサ・ノヴァで一世を風靡した時期らしく、ボサ・ノヴァのアルバムばかりを作っていたことなどから'64録音説もあるそうです。 いずれにしても、この豪華メンバーでのセッションなのにレコード化されたのは10年後の'73。 私がもっているのはアナログLPなので、A面3曲B面3曲の計6曲しか収録されていませんが、 CD化される時にこの6曲に5曲も追加されています。 ラストの"Grandfather's Waltz"は、「ゲッツ・ジルベルトvol.2」にも収録されているようです。 落ち着いて聴けるゆったりとした一枚です。 |