西新オレンジ通り日記

西新オレンジ通り日記

食習慣を考える


17・8年前、家庭画報の「天皇の宿」という特集に載っていた。
陛下が皮の部分、皇后が種の部分を召し上がっていた、
と書いてあったのを読んで
何だかつつましい感じを受けたのを覚えている。

当時、舅も朝食の前に、梅干とお茶は欠かせず
孫の顔を見に、夫の両親が遊びに来ると
慌てて、薄味の梅干しを買いに走っていた。
実家から送ってくる梅干は、塩分が強く
舅の口に合わなかったから。
姑が気の毒がって、梅干とお茶を持参することもあった。

浅漬けやおひたしには、しょうゆではなく酢醤油。
汁物は具沢山にして、薄味に仕上げる。
肉は脂身の少ないもの。魚は天然もの。加工食品は、生協で!
1日30品目をめざした献立を考えるので、
食費も聞いてビックリの金額ではあったが
姑の栄養管理は完璧で、好き嫌いなく何でも食べる90近い舅は
今でも、耳が遠い意外は元気そのものだ。

舅は若い頃、大病をしているので、体を気遣って、こうなったのだろうけど
やっぱり、お金をかけるということではなく
日々の献立に、心を砕くのは大切なことだと思う。
・・というか、「そうでないと!」と真面目に反省している。

今では、弟のお嫁さんが食事の仕度は任されているので
実家の母が台所に立つことはあまりなくなったが、それまでは
「野菜を作るのは好きだけど、料理をするのは嫌い!」という
母の作る献立は、いつも行き当たりばったりで、
「ちゃんと作れば下手ではないのに、手の込んだ料理をしない。」
とよく父が嘆いていたが、先日子供達が同じことを言い出し、
私としては、ちょっとドキッとしてしまったのだ。

父は父で、酢の物が嫌い。海藻類は食べない。スナック菓子が大好き。
健康に関する本をよく読むわりには、親の代からの偏食で
酢醤油なんて大嫌い!カレーは食べるけど、シチューはダメ。
生野菜も、マヨネーズやドレッシングがかかっていたら、手もつけない。
浅漬けやほうれん草のおひたしには
「お父さんかけ過ぎ!」と言うほど、しょうゆをたっぷりかけて食べる

胃がんや高血圧、心臓病などには欠かせない減塩。
調理のしかた次第で、実現できるのだろうけど
家庭の味になってしまっていると、なかなか、変えるのも難しいしくて
こうした悪しき食習慣は、代々、気づかないうちに受け継がれて
結局、曽祖父も祖父も父も、心筋梗塞。
祖母も伯母も、脳梗塞。という立派な(?)
糖尿病一家になってしまったのかもしれない。

今思えば、父はあまりお茶を飲まない人だった。
というか、「まずはお茶を一服!」という習慣がわが家にはなかった。
夏は麦茶を作るけれど、ポットにいつもお湯が沸いていて
仕事の合間に、お茶を入れて飲むというようなことがなく
1日2リットルといわれる水分の摂取量も、一年を通じてみたら
到底足りなかったのではないかと思われる。

気をつけていないと、水分を取らないのは私も同じで、
数年前高血脂症と言われて以来、朝起きてぐいっと一杯、
お水を飲むようにしているが、その後に、お茶を入れて
ゆっくり一服は、できる日と出来ない日がある。
朝食の前に、薄味の梅干とお茶を一杯なんて、
時間と心のゆとりがないと出来ない。
健康に暮らすには、やっぱり心のゆとりと
時間のゆとりが大切ということですかね~。反省!



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