れいんぼータウン

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永遠の別れ


そのわけは・・・・。

永遠の別れ

「侑。明日、買い物行きたいんだけど。一緒に来てくれない?」

「良いで。」

「良かった。」

私がこんな子と言わなければ良かったんだ・・・。
そうすれば、あんなことにはならなかったのに・・・。

「ゴメンネ?付き合せちゃって・・・。」

「そんなことあらへんよ?謝る必要もないし?」

「うん・・・。」

それから、私と侑はサンダルとか服をみて、帰ることにしたの・・・。

「今日は、楽しかった!アリガトね。」

「少し、そこの店入らん?」

「良いよ!今日は、付き合わせちゃったし・・・。」

「アリガトな。」

そうして、私と、侑は、レストランに入ることにした・・。
そこは、お洒落なフランス料理店で、中学生が入るようなとこじゃないところで、侑は慣れたように、店員に話しかけて、席に誘導してもらった。

「あんなぁ、大事な話があんのや。」

「なに?」

一瞬、別れ話かと思った・・・。
でも、別れ話に、こんな高そうなレストランに来るわけないし・・・。
それとも、侑がせめて、最後はいい夢を見させてやろうと思って、連れてきてくれたの?
やだよ・・・。
別れたくないよ・・・。
そう考えてるうちに、涙が出てきた・・・。

「彌夏?」

「別れ話なんでしょ?」

「ちゃう。プロポーズ。」

「え?」

耳を疑った・・・。
プロポーズ?

「高校卒業して、落ち着いたら、結婚してくれへん?」

「えっ!あっ、はい。」

さっきまで、泣いてた自分が馬鹿みたい・・。

「よかったわー。断られたら、どないしよってずっと考えてたんよ。」

「・・・。」

今度は、うれし泣きで、涙が出てきた・・。

「彌夏?今度はどないしたん?」

「嬉しくて、泣いてるの。」

「そか。そりゃ、良かったわ。」

それから、私と侑は1時間ほど話をして、レストランを出た。
すでに外は暗くて、8時を回っていた。

「ヤバ!家に連絡してない・・・。って、携帯、家に忘れた・・。ちょっと、公衆電話探して、連絡してくる。」

「気をつけてな。」

あのとき、私が、携帯を忘れなければ・・。
10分程して、もとの場所に戻ってみると、人だかりができていて、バイクが横たわっていた・・・。侑の姿が見えない・・・。
嫌な予感がしながらも、その、人だかりに近づいた・・・。

「・・・・!」

嫌な予感は的中した・・・。
それは、変わり果てた、侑の姿だった・・・。

「侑!」

「・・・彌夏?・・・・。」

「そうだよ!私だよ!」

「・・・・結婚できそうに無いな・・・・。ごめんなぁ?」

「謝らないで!もうすぐ、救急車来るから、助かるから!」

「俺から、結婚しよって言うたのに・・・。」

「救急隊です。どいてください。」

「ほら、侑!救急車が来たよ!」

「ほんまぁ?」

「ホント!侑!大好きだから!だから、死んだらダメだよ!」

救急車は、スピードを上げて、病院へと急ぐ。

「この、少年と、お知り合いですか?」
医者が聞く。

「はい。彼女です。」

「覚悟しといてください。」

その意味は、とても怖い意味だと思った・・・。
侑を失うという、一番怖い意味に・・・・。

侑の緊急オペが始まった・・・。

何時間経ったんだろうか・・・。

侑のお母さんとお父さんが、医者の話を聞いて、泣きそうになってる・・・・。
どうしたんだろう・・・。
助かったのかな?
それとも・・・。
怖い・・・・。
怖いよ・・・、侑・・・。

「彌夏ちゃん。お話があるの。ちょっと、いいかしら・・・。」

侑のお母さんが、泣きそうな目で、こちらに言ってきた。

「はい。」

「侑士は、死んだわ・・・・。」

「・・・・。」

侑が?
結婚してくれるって言ったのにね?
ホントにいっちゃったよ・・・・。
一人ぼっちにするなんて酷いよ・・・・。
いつも一緒って言ってくれたのに・・・・。
私は、そこに泣き崩れた・・・。
侑のお母さんが、必死に慰めてくれる・・・。

「ごめんなさい・・・。本当に、泣きたいのは、お母さんですよね?」

「謝ることないわ?あなたが、侑士のことを愛してくれてたってことよ?」

「ありがとうございます・・・。」

そのあと、私はお母さんに連れられて、霊安室にいった・・・。
そこには、いつもの侑が寝かされてて、だけど、息はなくて、頬の赤みもなくて・・・。
喋らない人形みたいな侑だった・・・。

「侑。向こうで待っててよ?」

それが、侑が火葬される前に私が、言った言葉。
そして、

「気をつけてな。」

これが、侑がこの世に居て、私に最後にいった言葉。

侑。ホントに大好きだよ?
愛してるよ?
侑は、私のことまだ、好きですか?

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