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「江」は通常のドラマを観るような感じではなかった。さんざん、ここに書いてるように映像や音楽や演出、演技などドラマを成してるモロモロの要素が(ストーリーはそう重要視しない)心地良く融合されたものとしての、特にシーンを楽しむには全くオレ好みのドラマだった。(映画とはまた違うが・・ より親しみやすい)柔らかなドラマだった。そんなシーンに拘るオレが、最も大事なラストシーンに感動出来なかったのはまるで走り去った江に置いてけぼりを喰らったような感じだ。感動出来なかったのは、それが単に想像してたものとは違ったからなんだろうか・・ドラマが意図したもの、思惑は、オレの期待したものとは違ったようだ。死出の旅立ちと捉えられてもおかしくない。オレはもっと躍動する江を見たかった。輝く太陽の下での、この素晴らしき世界に人生の最後を謳歌する江のラストラン・・そんな風だったじゃないかと人は言うかもしれないがオレにはまるで違った。多分、劇中で初めて(で最後)出会う江とメインテーマ・・その瑞々しさと生命感溢れる音楽が、このシーンの空気をリードするはず・・秀忠の「私の希望だ」で、突如音楽が切り替わり、立ち上がるピアノのテーマ。この瞬間のビビッと来た感じが、そのあと続くことはなかった。音楽は耳に聴こえてこないばかりか、市の陳腐なナレーションはどうでもいいが江のラストメッセージも耳に、胸に届いてこなかった。音も映像もすべてがバラバラに見えてくる。ラストシーンの印象を、オレなりに解釈、再構成すると(一部強引に)秀忠に最後の言葉を投げかけた時点で、江のこの世の存在はその期限を終えたのかもしれない。実体としての最期の姿かもしれない。青々と澄み切った風景は、そこから後、黄昏の黄金色の世界に色を変える。もはや彼岸の領域にも思える。回想と市の出現によってたびたび分断、遮断される江の姿は過去の映像に紛れ込み、その一部に同化しようとしてるかのよう。最初の方でこそ、笑みをたたえているが既に実体を成してないかもしれないやや曖昧な表情は黄昏の色彩を帯び生気を削がれる。ことによると江と秀忠、二人してくつろいでいる静寂に包まれた高原自体が既にあの世への1丁目なのかもしれないが・・でも「思うまま、在るがままに生きる。今日をその最初の日と致します」という言葉にその影はない。納得いかないラストシーン、最低限譲っても(回想を入れても)短いと感じざるを得ないのは確かだろう。最後の最後は、思う存分夕日を浴びてくれればいいと思えるそのラストカット(やや不明瞭ではあるが)笑顔でこの世界を一気に駆け抜けていく江はやり遂げたことには悔いを残さない、振り返らない(やっぱ女だしw)上野樹里その人のようだ。そこに拘泥して先へ進めないオレを残して・・w行ってしまった。
2011年11月30日
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最終回ぐらいちゃんとタイトル書きたいけど書くつもりだったけど何だか気が抜けた・・最終回にしてやっと分かったのは脚本家は45分ぐらいが手一杯で75分は無理がある、書けないってこと。整理整頓じゃないけど、最後とにかくまとめちゃいましょうっていう風・・事務的にでもわざとらしくても何でも・・それでも前半の方は、泣かせる良いシーンもあった。ようやく全てが落ち着いてきて、江にもそれなりのお役目や責務がかかってくると、情の人、江がそんな下世話なことや制度的なことに絡んでくるとわざとらしさが増長して、似合わないし面白くないし・・更に老けても宜しくない。やや時間が長く感じられた最終話だったがそういう展開の面白さ的なものは最初っから期待してないし分かってるからいいんだけど・・全体に美しく落着いた江の表情が際立ってて良かったし・・何がどうであろうとも、どうでもいいけどラストの5分、 ここだけ最高のものを見せてくれれば言うことない。秀忠の「そなたは・・ 私の希望だ」から鳴り始めるメインテーマ。おー、いよいよ始まった。 夢見るようなラストシーン・・でも・・ 無残に砕かれた。何のためにわざわざ馬のシーンを撮ったのか・・あんだけ回想シーンを被せやがって乗馬のカットは予告で見たのと変わらないほど短い。いや、予告の方が素晴らしかった。 音楽と一体になってて・・何よりちゃんと絵が撮れてない。顔が撮れてないし、 オマケに市のあのせわしないリズムはギャグでしかない。江の落着いた最後のセリフだって、その表情といっしょでこそ生きる。5話の信長との美しい乗馬シーンには足下にも及ばない。回想シーンによって掻き消された幻のラスト・・江はなんの余韻も残さず、アッケなく駆け抜けて行った・・
2011年11月27日
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ここんとこ(というかいつも冬になると)朝方近くまでコタツで寝ていることが多い。今日もそんな感じで・・ただ、時々来るあの嫌な感じ、「行人」の一郎のような精神状態その軽いやつ、ちょっと吐き気を催すような・・それはすぐ落着いて、布団に入って眠りについた2,3時間の間江がいっしょにいた。 まさしく夢のような・・夢の中での上野樹里との2度目の再会・・先日、テレビの生放送で観たせいもあるだろう。いつもより、やや弱々しく見えたせいもあるかもしれない。前回夢で会った時よりも、大幅に親密度が増していたwこの1年、「江」を観ることでオレに課せられたものは如何に上野樹里にトリツカレルか だったかもしれない。どうやらそれは達成されたようで、ほぼ虜(とりこ)になってしまった。上野樹里という人は感性の強い人だから、その生身の人間よりも放ってるオーラみたいな部分がより強く感じられる。それがここに来て、女としての人間味を親しく感じられるようになった。それはひとえに「江」によるものだろう。さっき「おしゃれイズム」で、宮沢りえと水川あさみの華やかで和気あいあいとした楽しそうなオシャベリが繰り広げられていた。対してスタパの上野樹里のインタビュー。可哀想な印象さえ与える真面目な誠実な感じ・・そこから疎外感、孤独感(分からんけど・・思い込み)さえ感じさせるその姿に却って惹かれる。いずれの人にしても女優というのは、勘違いをさせる、そういう印象を与えるエタイの知れない人種だから・・ある種、人を惑わす、幻影を見させる、幻想の世界に見る人を誘う・・巫女的なそして、そんな想いも俄かに色褪せさせた夢の世界から半ば現実に引き戻させたのが今日の「江」最終回・・
2011年11月27日
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黙って見つめるだけの江もいいしビシッと意見する江もいいし薬草を摘む江もカワイイw何とも物言いげな眼差し・・でも、目は口ほどに・・ て言うけど物言わな過ぎ・・家康に「避けては通れない戦とは 思わなかった」と言った後お、ナンカ言うのかな と固唾を呑んだら「な、ないんかい・・」と思わずズッコケたw家康に「どうした?」 と訊かれた、その江の表情は「いえ、脚本家が何も思いつきませんで・・」と言いたげ・・w今日は絵的にいいカットもあった。予告で見た涙落ちる江 に繋がる日当たりの良い廊下に佇む江。あれは家康、秀忠の親子の長年のわだかまりが氷解するというその会話を聞くともなしに聞いているという図だがあれは出来れば我関せず的な関係性を薄めた演出がいいと思うけど・・2つの絵を対比するような・・江は江で陽の当たる場所で我知らず涙が落ちてくる という風なだからあれはそこまでは多分いいんだ・・最後、相好崩しちゃあダメな気がする。軽く微笑むぐらいがいいんじゃないか・・(イマイチ詰めが甘いのは、利休の時と通じるような気がする・・)いやでも、そういうのを狙った演出だな とは思う。でも、なんか微妙に違う・・ 伝わって来ない。 惜しい。今日は福の不思議な絶妙な間合いが目を引いた。化粧箱を捨てましょう と言って「いえ、 大事にしましょう」とか・・竹千代の化粧するワケを江に話す、 その長い間合い・・平和を願うは母上の望むところでもある と健気に言う竹千代に顔色1つ変えない江ではあるが(鈍感?w いや、だからいいんだろう)やっと、子の切ない想いを理解し目をいっぱいに潤ませる母親江に、こちらの気持ちもやっと氷解したそんな最終回の その前の回だった・・
2011年11月20日
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茫然として悲しげな表情に頬を伝うひとすじの涙これはもちろん次回予告の江であるw今回は珍しく音楽不要の回だった・・俳優の生身の体の繰り広げる百態によって騒乱と言うより、悲しみに沈む江戸城内の悲喜こもごもが描かれた。久しぶりに江そのものに触れた気がする。秀忠の大坂の陣での悲壮な断行は英断というより切羽詰った末の刹那的な行動であったようにも見える。いや、この言い訳がましい、しどろもどろな秀忠がいいw江も江とて、心の持って行きようの無さ秀忠を前に定まらない視線・・結局二人してオタオタと嘆き悲しむしかない江が体よく理解を指し示すという形にならなかったのは良かった。共に支え合うしかない。これが萌えの原点だなw江の多彩な表情(実際にはそう変わってる訳ではないが、そう思えてしまう)も堪能でき、久々に上野江を実感出来た。
2011年11月13日
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オレはドラマを観るのは、好きな俳優目当てで観るレベルで中身(ストーリー)は良ければそれに越したことはない という程度・・大河ドラマ好きやドラマ好きな人が、いつもの見方でこのドラマを観ようとしたら大間違いだ。「江」の最大の、文句なしにいいのは音楽だろう。この吉俣良の音楽に、涙の一滴も流さないような人はその時点で「江」を観る資格を逸する。 ドラマの魅力は半減する。影の立役者どころか、音楽がドラマを導いていると言ってもいいくらい・・だから、音楽を聴くような感覚で、このドラマは観れなきゃいけない。この音楽が支配するような雰囲気がドラマのあらゆる要素を決定付けている。(実際のところ、作曲者がインスピレーションを受けたのは「江」のイメージであり、上野樹里をはじめとする俳優からのイメージだろうから回りまわってる)映像の視覚的要素も俳優の演技も、それと密接に細胞のように細かく分かちがたく1つになっている。と言うか、1つになれた瞬間が最も魅了されるシーンになっている。ストーリー自体には魅力的な脈絡はなく、ドラマの雰囲気を邪魔することなく時々の気の利いたセリフと、時々の感動的なシーンの大枠をこさえてくれれば十分というところ・・テーマはあったと言えばあるが、それよりも46話の積み重ね自体がその存在自体が、それらしきものと言ってもいいかもしれない。「淀、散る」のクライマックスは絵的にはあまり感心しない。が、理屈抜きに感動させるものがある。一斉射撃を受けて、武田真治あたりから始まる破滅のフィナーレへの構成の妙。中心になるのは宮沢の演技と存在感・・これを終始演出してるのは「美つめる」の音楽。いつものイントロはなく、喧騒の中、何か躊躇うように音が彷徨ってる。お付きの者たちへの淀の感謝の言葉と共に音楽も溢れ出す。かつてない長いバージョンのこの曲は、寄せては返す波のように途中立ち止まりながらも次第に高みを作っていく。予告にあるように、最終回ラストと思しき乗馬シーンにあのメインテーマが使われるとすれば(当初、このボレロ風の勇壮なリズムはあまり好きではなかったが)この躍動するリズムが、ラストのこの絵のためにあったのではないかと今では思えてくる。横に寄り添い走る市(10話での市が好きではなく苦手だったが)も何の不自然さもない・・が出来れば喋るなよwこの絵は観るだけで心が高ぶる。最終回でこれを観て、オレはどうなるか分からんw思うままに生きよといわれたが、思うままには生きれなかったその人生を悔いも無く駆け抜けていくかのような馬上の江・・あとは・・ 最後のモノローグが微妙に問題を含みそうなセリフだがどういう印象を残すかだな・・チマタでは主人公の不在が叫ばれてるが、この「江」はフリースタイルのドラマ。江が主人公であることに間違いはないが・・これまで観てきた作品では、オレの見てきた上野は、主役然としてるよりドラマに奉仕する、そういう姿だったように思う。要するに「江」は、目と耳とそれを繋ぐ感性と心で観ればいいのであってストーリーや演技を中心にした通常のドラマを観る習慣で観てはいけない。そろそろいけなかったのだ になるな・・これが多分、総括的なものとしては「江」の最終的な感想になるかな・・・ かな
2011年11月10日
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オレは 今や、もう「江」最終回のラストシーンを観ている(ようだ)。それと思しきものを・・ 多分そうだろう。これを観ずにはおれない・・(NHKサイトにアップされている)ここに全てが収束、収斂される。戦国の世を生き抜いた、時代に翻弄された江の夢も希望も挫折も全て、この帰結点に集約される。と言うより、 賛否両論 と言うより 非難ごーごー雨アラレ 視聴率下降の一途 されど、愛すべき江、茶々、初の三姉妹の他に類を見ない、珍しさ100倍型破りな大河のそのドラマの全てがこの1点にて終結する。想像していたものとはイメージが違った。でも、秋の長野の 夕日のある草原の風景だからあんな感じだな(赤トンボの風景・・)もっと透明な薄い光を想像していたが、厚みのある濃い色合い、質感・・黄金色に輝く黄昏の風景は人生の黄昏でもある・・それにあのやや異様、異質とも思える江(江だよな)の最後のモノローグ・・あのまるで合成のようなカシコマッタ声には市の声も被さってるかもしれない。更には、姉茶々の声も・・ いにしえの亡き人々の声たちも重なってるかもしれない・・これらの違和感が逆に好ましいものに思えてくる(今から既に)この違和感は、やや軽めの作風だったこのドラマの最後にドッシリとした重みを与えてくれるかもしれない。これ以外のラストシーンは考えられないだろうと言うような馬に乗って夕日に駆けて行く江のショット・・これまでの、あの名シーンも、あの迷シーンも全てこのためにあったと思える全てがここに帰って来るような、或いはここからまた進み行くような夢のようなラストを目にしたい。にしても、 この最後の「龍子」も今までの最高傑作かもしれないwようやるわw
2011年11月08日
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いや、やっぱり「淀、 散る」だな(笑)りえにも淀にも拍手喝采!実際のとこ、期待してたほどの回ではなかった。期待し過ぎてた感もあるが・・りえちゃんは、このドラマを牽引して来た立役者だった。最も力のある・・江は・・ 上野は自分のパートを自分のやり方でやってれば良かった。ある種裏方的な・・実は・・ 上野は影の監督じゃなかったかと秘かに思ってるwこの風変わりな大河のカラーを決めてるのは取りも直さず彼女に違いない。(少なくとも今回は裏方に甘んじた)宮沢りえの常に安定した名演技で印象付けられたその存在感はここで集大成とでも言うべき最後の華を見せてくれた。ただ演出的には不満なところが多々あるし願わくば、もっとカメラは絵ヅラに凝って欲しかった。最後の虫の知らせとでも言う、江の背後から忍び寄るカメラぐらいか・・この回の冒頭、悲しい予感を促す「意の地」のバイオリンソロで始まるアレンジはバッハの「憐れみたまえ、わが神よ」を思わせる。てっきり、淀の最期はこの曲で演出される荘厳な死かと思ってたら総攻撃のドサクサに紛れて、物悲しく美しい旋律を奏で始めたのは「美つめる」・・戦国最後の悲劇の女王淀の散り際は、厳かで静かな死よりも走馬灯のように儚く駆けて行く動きを伴った演出でなされた。「琵琶の湖が見えるようじゃ」予告で印象付けられたこのセリフは、思ってたより不意に現れたがその少女のような声は人生への憧憬が込められてるようで感動的・・(泣)間際の「初」「江」と呼びかけるその顔は女王淀から姉茶々に戻ってた。
2011年11月06日
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