パンク論文。(050316)


クラッシュの「ロンドンコーリング」のマネをしているのがある。

そのパーカーについて話していたら、
アルバイトの高校生A君はクラッシュを知らなかった。

「XTRAILのCMで使ってる『I FOUGHT THE LAW』がクラッシュだよ」

翌日、彼は言っていた。

「友達、クラッシュ知ってましたよ。
 『なかなかパンクでカッコいい』って言ってました。」

…お説教開始。

「なかなかパンク」って何だ!?
クラッシュはロンドンパンクの元祖だぞ!?

それは、メッカで「ここ、イスラム教っぽい」って言うような物だ。
マザーテレサに向かって「人とはね」って説教するような物だ。

と、いうかね。

今どきの小僧どもが「パンク」って言って聞いてるバンド。

インディーズだけど、あきらかに「売れ線狙い」。

どこがパンクなの?

曲は、こぎれいで、メロディック。
歌詞は前向きで、カッコいい事ばかり。

まんまブルーハーツのマネじゃねえか、ってのも多い。
ボーカルなんか、声までそっくり。
(話し声は全然違うのに)

ブルーハーツも、歌詞は前向きだけれど。
その根っこにあったのは、劣等感だった。
ヒネクレてた。
「人並み以下」って。
「みんなと仲良くできません」って。
悲愴感、寂寥。
劣等感や、悔しさってのがあった。

今時のパンクは最初から開き直ってるなぁ。
「仲良く出来ないんだから仕方ない」
「出来ないなら出来ないでいいじゃないか」

ピストルズ、クラッシュ、ダムド、ストラングラーズ、ラモーンズ…。
おいらの中で、パンクの定義は、

「下手クソ」
「言いたい放題、ただし主張あり」
「劣等感・寂しさ」
「未知」

「No more heroes」って名曲があるけど、パンクはヒーローになれないんだな。
ヒーローになったり、「先輩!」っていう仲になったら、パンクじゃない。
ロックでもないかな。

「ヒーローになりたかったのに…」がパンクの心根だと思う。

だから、甲本ヒロトが「カリスマ」とか言われてるのは、微妙だなぁ。
よく、ブルーハーツの引用をして来たおいら。
中学2年でブルーハーツに出会った。
軍師も書いていたけど、そういう時代で良かったと思う。

ユニコーン「大迷惑」やジッタリンジン「エヴリデイ」が1位。
一発屋もいっぱいいたけれど。

当時ラジオがほとんどだったから、聴く側だって、ちゃんと耳で選んでたんだろうな。
ブルーハーツを聞いてなかったら、好きな事をするって事も、
知らなかったし、音大になんて行ってなかったと思う。

音楽の最初の衝動がブルーハーツで
音大声楽科行ったアホなんてそういないだろうなぁ(笑)

音大行ってから、楽譜のない音楽の方が好きって気付いたけど(笑)

だから、おいらは、不器用な人間、不器用な音楽人が好きなんだな。

数年前に、CD屋にバイトの面接に行った事がある。

「J-POPが一番売れるんで、J-POPを聞かない人は要らない」

みたいな事を言われた。

死ね!
潰れてしまえ!
そんな腐れレコード店!
(心はパンク)

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