化学物質過敏症に苛まれる患者と環境問題

 この話は、今現在、化学物質過敏症に苛まれる患者の事実です。

「はしがき」

登場人物の主役は、寝たきりになってしまった一人の少女です。ベッドの上で書き続けるのは地球環境への熱い思い。
少女「この病気は病気としてもなかなか認めてもらえない。」
これは、母なる星、地球に当てた十六歳の少女の心の叫びです。
化学物質過敏症の少女。彼女の住宅環境は・・・、玄関には、酸素ボンベのタンクがあり、さらにその先にはまた扉です。室内は空気圧を変え

、外気が入らないようになっていました。彼女の部屋はさらに空気管理が徹底しています。
彼女の負担を少なくするために窓の外に足場を組みました。ガラス越しに見えた少女の笑顔。しかも立ち上がることさえできないので、ベッドの上だけの生活です。この少女に一体何がおきたというのでしょうか。彼女は、小さいときは明るく活発で、外で遊ぶのが大好きでした。それが、原因不明の発作で倒れるようになり、十歳の時に化学物質過敏症だとわかったのです。原因は家の建材に使われていた、化学物質だったといいます。
彼女は、重力のコントロールをつかさどる神経にダメージを受けていました。立って動くのはもとより、座って動くことさえできないのです。彼女の言葉を借りれば、いつもプールの底に沈んでいるような感じ。実は、彼女の母親も化学物質過敏症です。
子育てのため家にいることが多かった彼女の母親も、同じように前に住んでいた家から影響を受けたのです。銀行に行った直後、母親の様子がおかしくなりました。
母親「ATMの消毒だと思うんですけど、お札が新しくなったので、反応してしまいました・・・。」

地球上には今は十万種類に及ぶ化学物質に溢れています。

 建材  [ホルマリン・トルエン]
大気汚染物質 [花粉・CO2や排ガス
農薬 殺虫剤 フロンガス
食品添加物 洗剤 芳香剤など

私たちが日常に使う、化学物質を呼吸してしまったり、触れたりしてしまうと、体が反応してしまい、発作などを起こしてしまいます。
私たち人間は、一人、一人化学物質を受け入れる許容範囲は違います。しかし、それを超えると誰でも、突然発祥してしまうのです。大脳辺縁系に障害をたし、体を上手くコントロールできなくなります。一度発祥すると、わずかな化学物質にも反応してしまい、普通の生活を送ることさえ、極めて困難になってしまいます。
少女「この病気は、早く気づいて、早く対策を取れれば、ここまで重くなることはないと思うので、少しでも気づくきっかけになってもらえればと思います。今はダルさがひどいのと心臓がドクドクして少し苦しい・・・。」

某研究所病院では、五年前に化学物質過敏症外来ができました。ここでは、外の空気を完全に遮断し、検査や治療を行っています。
しかし一方で、化学物質過敏症はまだ病気として、正式認定されていないのが現状です。
研究所病院の話「化学物質に関して我々は、無関心です。特に医師は無関心です。医薬品に関しては、一生懸命なんだけど、化学物質に関しては、無関心です。ですから、病気の認識が遅れてしまった。」

原因となった家は、四年前に天然素材を使った住宅に建て替えました。
症状が重くなり学校へ行けなくなった彼女は、絵や文章で、友達に自分が犯された病気のことについて訴え続けました。彼女のユーモアを取り入れた座右の銘です。(起きて半畳、寝て一畳)


 場所は変わって、某京都府内。ここにも十年以上、化学物質過敏症に悩む夫婦がいます。
「ここしか、クリーンルームがないんですよ。 (台所)」
夫婦は、買い物にも一苦労。スーパーに入る時もマスクをして、ウィンドブレーカーの風土。人と会うにも一定の距離が必要です。近すぎると反応が出てしまうためです。奥さんは、結婚前に勤めていた化学物質を扱う、染色工房で、そして旦那さんは、建築現場が原因で、化学物質過敏症にかかってしまいました。夫婦は、選び抜いた自然素材で新居を建てました。もちろん新築素材の危険性を考慮したうえでの決断です。理想の家を二年がかりで建てたのです。しかし、入居を前に奥さんの方が、新居にも反応をし始めてしまいました。
「特別に作ってもらった畳なのだけど、それでも臭いが駄目なんです。。有機無農薬とかそういう次元の問題じゃないんですよね。鼻の状態が、それよりもっと超えた犬猫といったらおかしいんですけど、犬や猫を感じるくらいになってるんじゃないかな」
化学物質過敏症は進行すると、自然の木などにも反応してしまうことがあるそうです。奥さんは家の工事に来た電気屋さんに反応していました。使ってる洗剤や、たばこの臭いなどにも症状が出てしまうのです。

 最良の治療法?
伊豆の山の中には、化学物質過敏症の患者のために作られた施設があります。あるNPO法人が作りました。
ここでは、複数の患者が転地療法を行っています。
部屋全体を洗い流せる(ホウロウ)琺瑯の壁に、大理石の部屋もあります。ここでは、温泉療法を取り入れています。来て一ヶ月という女性に話が聞けました。彼女は農薬やシロアリ駆除の薬が原因で発病したといいます。
ここでは近隣の住民の協力もあって、無農薬の食材も手に入ります。化学物質過敏症に、まだ決定的な治療法はありません。自然治癒力を高めることが改善の道でもあるのです。
病院側の見解「最初の頃は、この病気は持っていて治らないかと思っていた。それが今から十年くらい前なのですけど。それをずっと、世界の治療法を取り入れていくと、こういうことがわかり、かなりの快方に向かってはいます・・・。」


再び少女の部屋。
彼女の友達が来てくれてました。しかし、直接会うことができません。会話のやりとりはどうするかというと、彼女の部屋から、彼女が電話で階下に来てくれた友達に話します。

友達に会うことはできないけど、自分の思いは伝えることはできます。彼女は窓の外の大きな世界を思い続けてきました。
本人の実際の言葉より・・・。「知っていますか?私たちの呼吸量は十八キログラムの空気。その空気を、そして酸素をいったい誰が作ってくれているのでしょうか?昼間は植物が、夜になると地中の微生物達が、酸素を作ってくれるのです。私たち人間を含む地球上のあらゆる命を、彼らが守ってくれているのです。」


そして母親のメッセージより。「地球が叫んでいるんだな。きっとこの娘の体を借りて、ほんとに病んでしまっているので、皆さんもう少し、環境の方に目を向けてくださいって言われている気がして…。娘が持って生まれたような使命なんじゃないかなっていつも思うんです。」
そして彼女が、愛する地球に当てて書いた手紙です。
「DEAR 地球様。大好きな人を思うようにあなたのことを想えれば、それがきっと大好きな人を守る力になる。」
彼女の真っ直ぐな思いです。私たちの生活を便利にした化学物質は、私たちの地球の空気を変えてしまいました。彼女が、この窓の外に出られるような空気にすること。それは私たちみんなの、大切な未来を守ることに繋がるのです。

まとめ。
この事実を知った管理人は、とても胸が痛い思いでいっぱいです。それは、管理人本人が、化学物質について、勉学してきたというたてまえもあるためです。それだけに、この化学物質過敏症患者を、救ってあげれる(例えば、より環境にクリーンな化学物質開発への事業への参画など)ことができたらという強い気持ちでいっぱいになりました。何が必要で、何が不必要かたくさん考えさせらてしまう事実です。未来に、この化学物質過敏症の患者が減少及び無くなること。きっとその時は、ほぼ人にも、自然にも優しい100%クリーンなエコロジーライフスタイルとほぼ、完全なクリーンケミストリーが実現したといっても過言ではないでしょう・・・。
一例の話ですが、今、地球温暖化が進み、前年度(平成16年度)は、異常気象で台風の多発の年でした。その影響で、花粉もひどかったですね。大気汚染物である、この花粉も、異常気象が激しくなり年々増幅する傾向にあるとしたら、人はこのスギ花粉の、化学物質に対しての体に対する許容量も限界を超えてしまい、化学物質過敏症患者に発祥する患者の増加する日?が来る恐れもあるのでないでしょうか。。
もっともっと、環境に対して、目を向けていかなければなりませんね。



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: