今日は子供達のスケート大会があった。屋外のリンクを見て、私は、27年前の6年生の頃を思い出していた。
北海道北見市に住んでいた私は、冬の体育の時間はいつもスケートだった。私はスケートが大の苦手で、楽しむ事が出来なかった。いつもビリの方、しかも靴擦れをするので、あまり滑りたくなかった。
北見では冬に1回、市のリンクでスケート大会があった。私はもちろん出た事は無いが、弟が出るので応援には行った事がある。小学校4年生の弟は、その頃私の中では天才だった。勉強、スポーツ何でも出来た記憶がある。しかし、そのスケート大会では8位?悲しいような、安心したような不思議な気持ちがあったのを今でも覚えている・・・
今回のスケート大会は、子供たちの顔がまるで違う。「俺はびりだ」と思いつめている長男坊と、自信満々の次男坊。今回は何故か二人ともリレーのアンカーになっている。
4年生のレース。皆に手を振りながらスタート位置に付いた次男坊は、やはりあまり早くなかった。早く見えなかった。27年前のあの時と同じ気持ちになった。
6年生のリレーが始まった。「何もだ!皆お前の、一生懸命なところを見たがっているよ!」 フッ、重たいものがおりたようだ。 いい顔で滑っていた。早かった。正確に言えば早く見えただけだった。こんな時に1位をもらえたのはついていた。戻ってくる時に目線が合い“ニヤッ”と笑った彼の顔が、自分と重なっていた。
子供の頃から何でも出来た弟は、最後の一つがいつも足りなかった。公立高校が落ち、私立の特待生になった時、京大、北大を目指すと言いながら落ちて、米国の大学に入ったとき、それでも私以上のものを持っていたはずである。
しかし、負けた後の反骨心が見えなかった。野心や闘争心が見えなかった。今はどうなのかわからないが・・・
負ける事、上手くいかないこと、苦しい思いをする事は、前向きに生きている時には必ず後からプラスになる気がする。私は今頃、反骨心と、心の中の負けん気が強くなった。
上手くいかないときには、良かったねと笑ってやろうと思う。
負けたくないけど劣等生、この歳になりながら勝負はこれからです。