江戸風流 春蝶亭雑記

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2006年01月09日
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カテゴリ: 歌舞伎
◆中村鴈治郎改め坂田藤十郎襲名披露 寿新春大歌舞伎昼の部(歌舞伎座)午前11時開演
『鶴寿千歳』箏曲と唄が女性。鼓と笛が男性。女性が歌舞伎の舞台に顔出しで居並んでいるのは珍しいと思った。雄鶴は衣冠束帯の梅玉、雌鶴は垂れ髪に緋袴、水干で白拍子風の時蔵。優美で清らかで美しかった。昭和天皇即位に当たり、平和と長寿を願って作られた唄だそうだが、その意に反して昭和は激動の時代になったことをしみじみ思う。
『夕霧名残の正月』初代藤十郎が30年間演じた演目。初演の台帳が伝わってないので、元禄期にはまだ成立していなかった常磐津で新たに作曲。目玉は新藤十郎演じる伊左衛門が本物の和紙でできた紙子を着ること。舞台上ではさほど違和感がなかったが、歌舞伎座二階に展示されていた方を近くで見ると、なるほど紙だった。展示品はちょっぴり破れていたし。
『奥州安達原』環宮明御殿の場。いわゆる袖萩祭文。男に捨てられ、盲目になり落ちぶれた姿で娘を連れて帰ってくる袖萩は福助。この袖萩役、三味線がある程度弾けなくてはならないのだった!いくら義太夫さんの三味線が補ってくれるといっても、ソロの部分もだいぶある。え~・・・頑張れ福助。父直方は段四郎、母浜夕は吉之丞。最近、いいなと思う婆はたいていこの方が演じている。
『万歳』なぜかあんまり印象に残っていないのだが、福助・扇雀コンビはきれいだった(「研ぎ辰」の姉妹ですねこの二人)。
『曾根崎心中』宇野信夫による改作とは知らなかった。九平次の悪事がきっちりバレる。あ~何だかねえ、上方の女の子のかわいらしさというやつにはかなわないなあと、しみじみ思った。みえすいた自慢話でも、無邪気に喜んで相槌をうつかわいらしさ。男の子ってこういうところにクラッとくるのかしら。しかし今回イヤホンガイドで言われて気付いたが、徳兵衛の書いた証文って確かに変だ。普通、借りた側が書いて、貸した人に渡すものだよなあ。それを貸した人に代筆させるとは、確かに変。
非常に華やかで楽しかった。しかし長いぞ。





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最終更新日  2006年01月22日 22時34分18秒
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