続きだよ!

サンタ

盲目の恋


昔々

あるところに

顔は醜いけれども

たいそう心の優しい青年がおりました

ある日

その青年は

美しい盲目の少女に出会い

一目で恋に落ちました

青年は

彼女に近づきたい一心で

彼女の世話をするようになりました

今まで一度も

人に優しくされたことのなかった彼女は

自分に親切にしてくれる

この青年のことを

だんだん好きになっていきました

そして

二人は恋に落ちました

そんなある日

彼女の見えなかった目に

一筋の希望の光が灯りました

彼女に角膜の提供者が現れたのです

彼女は大変喜びました

しかし

彼の表情は冴えません

彼は

彼女の目が見えてしまったならば

自分の醜い顔を

彼女に見られてしまうと思ったからです

しかし

彼女の喜ぶ姿を見ているうちに

そのような考えが

だんだん

馬鹿らしいと思うようになりました

「僕は彼女に愛されている」

「僕たちの愛は本物だ」

そう思ったからです

彼はなけなしの貯金をはたき

そのうえ

昼夜を問わず働き

彼女の手術代を稼ぎました

そして

彼女に手術を受けさせることができました

手術は見事成功し

後日

彼女の包帯が取れる日がやってきました

包帯を取ったあと

彼女はゆっくりと目を開きました

ぼんやりとながら彼の顔が見えます

彼女はたいそう喜びました

その姿を見て

彼もたいそう喜びました

しかし

彼女の目が

だんだんはっきりと見えだすにつれて

彼女の

彼に対する態度が

明らかに変わってきました

彼女は少しずつ

彼を遠ざけるようになったのです

ある日

彼は意を決して

彼女にその理由を尋ねました

すると

彼女はこう言いました

「あなたの顔が醜いから」

彼は愕然としました

「あんなに愛してくれたのに・・・」

彼は一晩中

夜の街をさまよいました

翌日

家に帰ると

机の上に置き手紙がありました

それは

彼女が彼に宛てたもので

その手紙には一言

こう書かれていました

「さようなら」

彼女は彼を捨てて

より美しい

新しい彼氏のもとに走ったのです

青年の優しさは

結局彼女には届かず

彼は彼女だけでなく

愛も財産も

すべて失いましたとサ

オワリ

こんなお話どこかになかった?

それとも単なるウチの妄想?

もし知っている人がいたら

教えてちょ!

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