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本を読みました。「三千円のの使いかた」。この本はドラマ化されていて現在土曜日の深夜放送されています。本屋さんでクローズアップされていて帯に作家の垣谷美雨さんの言葉で「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」と書いてあったのにちょっとインパクトを感じて手に取りました。原作とドラマでは年齢や設定が少し違いますが細かいセリフや行動がけっこう原作のままだったりします。三千円あったら何に使うか?“三千円の使い方でその人の人生が決まるよ”という言葉が出てきます。三千円を今を楽しむために使うか将来のために使うか何に使うかでその人の性格がわかる……。就職して憧れの一人暮らしを始め貯金の事などあまり考えていなかったけど一千万円貯めて一軒家を購入して保護犬を飼うという目標を立てて節約を頑張るようになった美帆。夫が残してくれた一千万の貯金では心細いので73歳から仕事を探す琴子。23歳で結婚して専業主婦となり毎月一生懸命節約をして計画的に貯金している29歳の真帆。友だちの熟年離婚の話を聞いてもし自分が今離婚したらとても経済的にやっていけないとわかってため息が出てしまう智子。そんな御厨家の女性たちの他にも定職を持たずにバイトでお金が貯まるとフラッと旅行に行くような生活をしている安生、その安生と結婚して主夫になってもらってもいいという女性など個性的な人たちが登場します。御厨家の人たちのお金の話がそれぞれの立場で描かれていてどんな世代の人でも人事でないような気持ちで読める本です。私も節約や貯蓄の話で参考になることがありました。TVの方も楽しく見ています。まだこれからも続くので興味がある方はぜひ
2023.02.05
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久しぶりに恋愛小説を読みました。もう5年も前に発刊された小説です。以前から何となく気になっていたので最近文庫本を購入したのです。ボリビアのウユニ塩湖から突然9年ぶりに別れた彼女から届いた手紙で始まる物語。なぜ突然手紙が届いたのかは最後でわかるのですが何回か届く彼女からの手紙がとてもせつない。ピュアな言葉が心に響きます。もどかしさを感じる部分も多く興奮するような物語では決してないのですが最後のページを読み終えて涙がこぼれました。せつなさの中に希望の光が見えるようなうまく表せませんが大切なことを教えられるような物語です。せつなさに弱い私には心に染み入る1冊でした。
2021.08.25
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前回更新してから1ヶ月以上経ってしまいました。 7月中旬あたりまで忙しかったのですが 今年は久しぶりにゆとりのある夏を過ごしています。 せっかくゆとりがあるので 普段なかなかできない読書などをやっています。 このところ読んだ本。 『騎士団長殺し』(村上春樹) もう何年も前に 発売と同時に入手していた本ですが 読まずに本棚に閉まったままになっていました。 通院の時に待っている時間に少しずつ読んでいたのですが 他の村上春樹本と同様に 読んでいると止まらなくなってしまい 家でも読むようになって2巻全部ようやく読了しました。 私はもう長い事この人のもの以外の小説を ほとんど読まなくなってしまっているのですが 村上春樹さんの長編小説は本当に没頭してしまいます。 語れば長くなりますが 19歳の時に『1973年のピンボール』を 友達にプレゼントされて以来 この人の文章に魅了されています。 そしてその後読んだ本。 『母』(青木さやか) 青木さやかさんが亡くなられたお母様の事を書かれた本です。 青木さんは子供の頃から母親に褒められた事がなく かなり傷つけられてこられたということでした。 実は私も同じで 母親には褒められることはなく 小学生の頃からずっと心身共に傷つけられてきた過去があります。 それで共感を求めて 吸い寄せられるようにこの本を手に取りました。 青木さんの娘さんが生まれた時に お母様が娘さんを抱こうとすると 「私の大切なものに触らないで!」と思ったというのを読んで 青木さんの傷の深さを思い知らされた気がしました。 これはかなり壮絶ですよね。 私も母には体罰も受けてきたし 精神的にもかなり傷つけられてきましたが それでも母が長男を初めて抱いた時 とても感動していたので 「ああこれで少しは親孝行ができた。」と思ってホッとしましたからね。 親孝行を何もしていない罪悪感があったので。 青木さんはお母様がご病気で亡くなられるとわかった時 最期のお別れをいいものにしたいという思いがあり 一生懸命努力して優しい言葉をかけたり お母様もまた青木さんと同じ気持ちで接してくださり 安らかな最期を迎えられたということで 本当に良かったです。 なんだか救われる気がします。 この後はもう、1冊読み終えたら すぐに次の本を手にとって読むようになりましたね。 『一度きりの大泉の話』(萩尾望都) たまたま書店で見かけて手に取りました。 私は70年代の頃は 少女マンガが大好きで 中学生の頃は自分でもノートにマンガを書いていたりもしました。 その頃好きだった漫画家の方たちの中に 萩尾望都さんと竹宮惠子さんがいました。 私はどちらかというと竹宮惠子さんファンでした。 でもいわゆるBLの元祖とも言える「風と木の歌」よりも 普通の恋愛ものや 少年を描いた作品の方が好きでした。 萩尾望都さんと竹宮惠子さんは 「24年組」(昭和24頃生まれた少女漫画家のグループ)と呼ばれ 「大泉サロン」と後に呼ばれたアパートに同居されていたこともあり お二人はずっと良好な関係を保たれているのかと 漠然と思っていました。 萩尾さんは大泉サロンを解散するときに 竹宮さんにかなりショックなことを言われ そのためにストレスで目の病気になられたりして その後は一切竹宮さんとは交流は絶たれたとのこと。 そのことがあり 大泉時代のことは一切語らずに 約50年過ごされてきたのですが 数年前に竹宮さんが自伝的な本を出版されたことで 萩尾さんにも大泉時代についてのインタビューの話などが持ちかけられ 周りが騒がしくなってきたそうです。 それで今回限りということで大泉の話を書かれ もう二度と大泉のことには触れたくないので そっとしておいて欲しいと書かれています。 では竹宮惠子さんはどう思われているかというと この本(自伝)を読めばわかる気がしてきます。 『少年の名はジルベール』(竹宮惠子) この本の中で竹宮さんは どうして萩尾さんに冷ややかな態度で 大泉サロンの解散を提案したかが書かれています。 竹宮さんはこの本を出版された時 萩尾さんに贈呈されたそうですが 萩尾さんは読まずに返されたそうです。 お二人とも紫綬褒章を受賞されたり 竹宮さんにおいては大学の学長さんを務められたりと 今でもご活躍中ですが それぞれ素晴らしい才能をお持ちの漫画家だと思います。 そして素晴らしい作品はいつまでも色褪せませんね。 そして今読んでいるのがこれ。 『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン) まだ読み始めたばかりですが なかなか興味深い内容です。 これからも読書は続きます。 他にも書くことはいろいろあるのですが 今日はこれで。 また書きます。
2021.08.12
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7月に福岡に帰った時に本屋さんの片隅にこの本のコーナーが設けてありポスターが貼ってあったのですが肝心の本は1冊もありませんでした。すでに売り切れになっていたのです。全編、福岡の歓楽街「中洲」が舞台になっている本ということでとっても親近感を感じぜひ読んでみたいと思ったので残念でした。福岡で買えなかったので帰ってきてからネットで買いました。こちらの本屋さんにもなかったので。主人公は戸籍を持たない少年。ホストの父親とホステスの母親の元で無戸籍のために学校も行けず両親のネグレクトで5歳ぐらいの頃から真夜中の歓楽街を徘徊するような生活をする日々。テント生活をする男やご飯を食べさせてくれるスナックのママや屋台の主人などの中洲の街の大人たちに育てられて成長していく。16歳でホストとして働くようになりいくつか衝撃的な事件に遭いながらも中州は自分の世界だと言って中州の街を愛して生きていく....そんな少年の物語です。辻仁成さんの小説は初めて読みました。(「冷静と情熱のあいだ」は映画を見たかも。)私も「中洲の子」だったのでそういう意味でも親近感が湧きました。(両親は中州でスナックを経営していて私も小さい頃両親を探して深夜の中州をさまよい歩いたことがありました。)無戸籍の子供というのは今問題になっていますよね。自分のせいではないのに学校にも行けず医療費も全額負担しなければならず職につくのにも困難がいっぱいという状況。暗いテーマではありますが最後には明るい希望を感じられるようなストーリーです。山笠の話も出てきて博多っ子としてはちょっとワクワクします。この小説は映画化されるということなので映画も見てみようかな、と思います。
2018.09.17
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ここのところ1日1分チャレンジしていることがあります。それは.......1日1分毎日与えられた絵をみることによって目の奥のピントを合わせる筋肉である「毛様体筋」を鍛えることができ年齢とともに低下していく「脳内視力」を鍛えられるというものです。老眼も改善というのがいいですね。鮮やかな花の写真とその写真を反対色に反転させた写真を10秒ずつ交互に見ることによって色彩感覚を養ったり.....迷路を進んで視線をクネクネ動かすことで眼球の内外のストレッチをしたり.....奥行きが感じられる画像で目の周りの筋肉の緊張をほぐし目の疲れを癒したり....他にも色彩豊かな画像、ちょっと不思議な画像などが満載で1日1分でメガネをかけたままでできる続けやすいトレーニングなので楽しいです。視力が上がった人の体験も書かれているので28日後視力がどうなっているか楽しみです。結果報告しますね!
2018.01.31
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映画「大奥〜永遠〜右衛門佐・綱吉篇」を観たあと2010年の作品「大奥<男女逆転>をDVDで観ました。これが“男女逆転大奥”の第1作目で当時はかなり好評だったようで初日3日間で映画観客動員ランキングで初登場第2位となりオーストラリアで開催された第15回日本映画祭で"The Lady Shogun and Her Men"のタイトルでシドニー、メルボルンで上映されたそうです。この日本人でも面食らってしまうような“男女逆転”の時代劇をオーストラリアの人たちはどんなふうに感じたんでしょうね。ちょっと興味深いですね。この「水野・吉宗篇」とも言える作品はドラマと「右衛門佐・綱吉篇」のような女将軍の悲しい純愛ストーリーとは趣が違い大奥の男たちの野心、野望、嫉妬が渦巻く世界が描かれています。見終わった後になんだかちょっともの足りなさを感じました。吉宗の見事な采配のシーンが最後で清々しさのようなものもあったのですがあっけなく終わってしまったような感があって.....。先にドラマと続編「右衛門佐・綱吉篇」を観たせいでしょうね。この2つの作品のような純愛ストーリーを期待したら裏切られるかもしれません。ドラマが終わってからもまだ頭の中から大奥の世界が離れません。私は“熱しにくく冷めにくい”性格なので“お気に入り”はなかなかできませんが一度気に入ると飽きるということがないので食べ物でも好きなものは毎日食べ続けたりします。今度は原作を全巻読むかも.....。新品Blu-ray 大奥 <男女逆転>映画&原作大奥公式ガイドブック-大奥細見
2013.01.05
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2日に『大奥~永遠~〔右衛門佐・綱吉篇〕』を観てきました。実在の“大奥”とは違い「将軍は女、仕えるは美しき男たち三千人」つまり男女逆転の大奥。江戸時代に若い男だけがかかる謎の疫病が流行し男子の人口が激減してしまいその結果女が家督を継ぐのが当たり前になった社会を描いています。原作は現在9巻まで単行本が出ている漫画です。これに先駆けて10月から放送されたTVドラマ『大奥~誕生~〔有功・家光篇〕』をたまたま初回から見てどんどんのめり込んで行き続編である今回の映画を見ました。どちらも歴史のドラマというよりは純愛ストーリーなのですが見終わってみるとドラマの方がおもしろかったなぁ〜という印象です。おもしろかったというかあまりにもせつなくてやりきれない思いになります。当時の徳川家では女は“世継ぎを産むこと”が最大の責務。でもそのために非情な人生を強いられる女将軍たち。毎週とても真剣に見ていたので終わった時には喪失感を感じましたね。男女逆転という設定は男性には不評なため視聴率が上がらなかったという話もありますがどうなんでしょうね。いろんな見方、考え方があると思いますが斬新な発想ですよね。ドラマに関してはDVD-BOXがほしいなぁと思うぐらいのめりこんでしまいました。みなさんは最近おもしろいドラマや映画を見られましたか......?CD/村松崇継/映画 大奥〜永遠〜(右衛門佐・綱吉篇) オリジナル・サウンドトラック/UZCL-2036
2013.01.03
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最近本当に久々に読書してます。「1Q84」を読んで以来ですね。きっかけは角田光代さんの「八日目の蝉」の映画の宣伝を見たこと。それでちょっと興味がわいて「八日目の蝉」を文庫で買って読みました。以前から角田光代さん、井上荒野さん、江國香織さんの小説を読んでみたいと思っていたのです。私がよく読んでいる婦人雑誌で数ヶ月前に井上荒野さんと江國香織さんの対談を読んでこの人たちの小説は共感できるかもしれないなぁ~って思ったので。江國香織さんは前から知っていました。「冷静と情熱のあいだ」は映画で観たし江國香織さんは私が好きな甲斐よしひろさんの大ファンだし.....。井上荒野さんは同い年だしね。「八日目の蝉」を読んだ後井上荒野さんの「もう切るわ」を読みました。そして今、図書館で借りて読んでいるのが角田光代さんの「草の巣」。井上荒野さんの小説は日常のありふれた日々の中のちょっと危うい瞬間を描いたような感じで主人公に自分を置き換えて読んだりしてます。角田光代さんのは主人公が最初にいた世界からどんどん遠くに行ってしまって最後にはどこにたどりつくのだろう......というようなちょっとドキドキしながら読み進める感じです。まだ2作しか読んでいませんが両方ともそんな感じでした。もともと子どもの頃は本が大好きだった私。読み始めると時間を忘れてどんどん読んでしまいます。こんなことではまたまた専業主婦願望が募ってきますね。庭ではバラの二番花のつぼみが開き始めているものもあり、またこれから楽しい季節です。そしてバラ以外にもたくさんの花が満開です。ローマン・カモミールラベンダーそして少し前に咲いてくれたカルミアカルミアコンペイ糖みたいな花がかわいいでしょう~。そして遅れて咲いたこのバラ。 アルブレヒト・デューラー・ローズドイツの巨匠、アルブレヒト・デューラーに捧げられたバラです。赤やピンクやオレンジが微妙なニュアンスを作り出す花です。この微妙な色合いに魅かれました。この他にも今はあじさいが見頃で3種類のあじさいが咲いています。それはまた今度見てくださいね。
2011.06.20
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最近うちの子どもたちは回文づくりに興味を持ちいろいろな回文を考えては自分たちでうけて笑い転げたりしています。自分で考えるといってもなにせまだ小1と小3なのでそんなにうまい文は作れません。子どもたちがある本で見たという回文、「なすですな(茄子ですな。)」「いがいやいがい(意外や意外)」。そして自分たちで作ったのが「いたい(痛い)」(こんなの文と言えるのか??)「ばかなかば(バカな河馬)」。夜寝る前に私とこどもたちの3人で布団の中でいろいろ考えて3人で盛り上がってます。私も一緒に考えて、できたのがこれ。「かるいいるか(軽いイルカ)」「いもうとおもい(妹思い)」。 (お)こんなことを考えて楽しんでいるうちに私の本棚にある、ある本を思い出しました。それは今や世界のムラカミ、最近「1Q84」が話題になっている村上春樹の本、「またたび浴びたタマ」。この本には感心するような巧みな回文がちりばめられています。ちょっと紹介すると......「くだをぬいたついにいつたいぬをだく(管を抜いた。ついに逝った犬を抱く)」末期ガンの犬を安楽死させた飼い主が亡くなった犬を抱いている、ということなのだそうです。他にも「らたいがしぶいぶしがいたら(裸体が渋い武士がいたら)」..........とか「こころはまるくすくるまはろここ(心はマルクス、車はロココ)」「ゆもわいたにしめをめしにたいわもゆ(湯も沸いた。煮しめをメシに対話燃ゆ)」......などなどよくこんな文考えましたね、と感心するものばかりです。きっと一つ作るのにかなり時間がかかったことでしょう。みなさんも考えてみませんか。「またたび浴びたタマ」
2010.04.21
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きょう、かねてから観たかった映画「めがね」をすぐ近所の映画館で観ることができました。全国で上映している頃はなかなか映画館に足を運ぶ時間がなく観たいと思っているうちに終わってしまっていてDVD待つしかないかなぁ....と思っていたのでした。それが思いがけずうちのすぐ近くに「めがね」上映中の看板を見つけきょう早速出かけて来ました。主演の小林聡美さんはもう20年以上前、「やっぱり猫が好き」の頃から大好きでした。(もたいまさこさん、小林聡美さん、室井滋さんの絶妙な演技は最高でした!)なんにもない海辺の町が舞台でそこでは時間がゆっくり流れていてその中で人々がみんな黄昏れている日々......こんな世界に溶け込んでみるのもいいなぁ......なんて思いましたね。「めがね」と「かもめ食堂」の両方を観た友だちが「めがね」もいいけど、やっぱり「かもめ食堂」の方がずっといい.....と言ってます。「かもめ食堂」も観たくて観られなかった作品なのでこう言われるとなおさら見たいなぁ。いつかきっとね。ちなみにきょう行った川越スカラ座とは蔵造りの街並みから少し離れた狭い路地の中にありまして昨年つぶれてしまったのですが現在は有志の人たちで経営されている老舗の映画館です。上映作品はお客さんのアンケートで決めているとのこと。客席は128席しかなく音響設備も古いものなので料金は大人で1500円。(なんと入場券の数字は手書きでした。)地元のお客さんがほとんどできょうは午前中の回は私を入れてわずか7人でした。自宅から徒歩2分。とっても便利なところにあってしかも思いがけず観たかった映画をちょうどやっていて安い料金で観られたのでなんだか得した気分になりました♪
2008.01.14
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きょうはちょっと涼しくてようやく秋らしくなったかな、と思う休日でした。やっぱりお彼岸すぎると秋めいてくるんですね。花屋さんで秋らしい花がたくさん並んでいたので一回りすると鮮やかなりんどうの紫が目を引いたので一鉢求めてきました。これから当分楽しめそうです。午後から行った美容室でたまたま手に取った雑誌をめくっていると小林清子さんのインタビューの記事に目がとまりました。小林清子さんは現在97歳ですがほんの2年前、95歳になるまで東京から少し離れた郊外の街で現役の女医さんとして活躍されていた方です。この歳でこんなに元気にとっても有意義に歳を重ねていらっしゃる方がどんな本を書かれているのか、すぐさま読みたくなってしまって美容室を出てそのまま本屋さんに向かい小林さんの本を探しました、そして1冊だけ置いてあったのでさっそく手に取りました。それは3冊目、最新刊のエッセイ集、タイトルは「ありがとうございました」。 これから少しずつ読んでいこうと思うので読み終えたらまたここで紹介しようと思います。なんだか元気が出そうな本です。
2007.09.24
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久しぶりに読書をしました。文庫本が2冊。どちらも短編集です。「ジオラマ」(桐野夏生)と「椰子・椰子」(川上弘美)。職場の先輩が「おもしろいから」、と貸してくれたので電車の中や病院の待合室などで細切れに読みました。川上弘美の本は前に「ゆっくりとさよならをとなえる」を読んでいたのですが桐野夏生は初めてでした。「ジオラマ」は日常の世界の裏に潜む別の世界に足を踏み込んでしまった人たちの当惑する心理を書いたような作品が多いような気がします。読んでいるとどんどん引き込まれてしまい最後まで止まらず一気に読んでしまいたくなります。「椰子・椰子」はのんびりした気分に浸れる1冊です。この人の作品はありふれた日常のできごとを描いたものが多いのですが素朴でのどかで人間的な感じがする文章なのです。「椰子・椰子」というタイトルは息子さんが小さい頃「おやすみなさい」のことを「やしやし」と言っていたというところからきた言葉なんだそうです。内容は、夢日記をもとにしたものが多いそうです。春・夏・秋・冬それぞれの季節に分かれていてそれぞれの季節の日記が出てくるのですが明らかにフィクションの世界なのにあまりにも淡々と平然と書かれているところがおもしろいです。たとえば、隣の家に全員「姓」が違う家族が引っ越して来たり5年ぶりに渋谷に夜遊びに行ったら、109交差点の所にシダやソテツが生い茂っていたりとか恋人ができたら気持ちがうわずってしまって朝から晩まで転んでばかりいる、などなど明らかにウソの世界なのに読んでいると妙におもしろいんですよね。なんだか不思議な世界です。暑くてどこにも出かけたくない、家でゆったりしたいという方には蝉時雨でも聞きながら読書なんてどうでしょう。最近読んでおもしろかったエリーおすすめの2冊です。
2006.08.12
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久しぶりに映画を観に行きました。前評判のよい映画だったので子どもたちに観せようと思い、3人で行きました。「あらしのよるに」はオオカミとヤギが友だちになり、最後は命がけで友情を貫くお話。全6巻の絵本を映画化したものだそう。うちの近所の小さな映画館だったせいかガラガラでほとんど人が入ってなくてゆったりした気分で観られました。オオカミのガブがなかなかかっこよかったな。強いところも侠気のあるところも。男同士の友情なのですがなんかロミオとジュリエット的なところもあって周り中の反対を押し切っても友情を貫き最後は相手のために自分の命をあげてもいい、というところまで....。泣いてしまいました。ハッピーエンドになってよかったです。約2時間という長い時間だったので子どもは飽きてしまうかな、と思いましたが長男(4歳)はちゃんと全部観ていて終わってから「おもしろかった。」と言ってました。おまけに途中ちょっと寝てしまった私を起こしてくれました。次男(2歳)は始まって10分ぐらいでもう爆睡してましたが。動物の物語だったけどなんか擬人化してしまいますね。自分だったらメイよりもガブの方に惚れるなぁ....とか。全然そういう話じゃないのにね。
2006.01.06
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大江千里クリスマスコンサート SENRI OE X’mas Concert PAGODAPIA 2005 ファンクラブの優先抽選予約に当選しました!!うぅぅ嬉しい!私の知り合いの千ちゃんファンは自分も周りの人もこのFC優先抽選予約はなかなか当たったことがない、と前に言ってました。私はいつも(といっても2~3回だけど)当たってます。やっぱりチケ運がいいんでしょうかね~。千ちゃんのコンサートは会場にもよりますがたいてい託児がつきます。つまり事前に申し込めば会場の建物内に託児室が設けられ委託された団体がコンサートの時間の間保育をしてくれます。有料ですけどね。こういうサービスがあるということは千ちゃんファンの年代は子育て中の人が多いってことでしょうか。確かに30代前半ぐらいの人が多いかな。私はちょっとお姉さんですけど。その中に50代ぐらいのおじさん、おばさんをいつも数人見かけるんですがあのおじさんたちも単なるファンなのか.....まさか身内ー??ってこともないと思うんですけどなんなんでしょう?そんなことを言っては失礼ですよね。つまり千ちゃんは幅広い年齢層にうけているっていうことなんですよね!?私がコンサートに行ってまでも聴きたい!と思うミュージシャンは甲斐よしひろ、大江千里....ぐらいですね、今のところ。昔は渡辺美里も好きでした。今でも時々聴きますけど。あと、これから行ってみたいと思うのは平松愛理かな。『部屋とYシャツと私」は時々カラオケで歌います。甲斐さんのコンサート「Classic Kai』はこの間行ってきました。ロックとクラシックの見事な融合、という感じで楽しかったです。さて、12月が楽しみです☆☆
2005.10.15
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いつも慌ただしい生活を送っているので家でゆっくり本を読む余裕もあまりなく、最近は電車の中などでよく読みます。昨日電車の中で村上春樹の「アフターダーク」を読み終えました。19歳の誕生日に友だちから「1973年のピンボール」をもらって以来村上春樹の小説が好きでだいたい全部、本屋に並んだら即、買って読みます。村上春樹の小説は物語もおもしろいですが初めて読んだ時は、独特の文体に惹かれました。表面的にはドライな感じの文章なのに実はすごくせつなさを秘めている感じが好きです。私は“せつなさ”にすごく心惹かれてしまいます。詩を書くのも好きなのですがテーマはやっぱり“せつなさ”です。同じく村上春樹の短編小説集「中国行きのスローボート」の中の同名の短編小説は読んだ後心がズキズキするほどせつなかったです。最新作「東京奇譚集」がもうすぐ手元に届くので早速読んでみたいと思っています。
2005.10.10
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