ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

なぜガイジンか


よくよく理由を聞いてみると
「ガイジンのダンナさんは優しくて家事にも協力的だから」
「ハーフの子供は可愛いから」
「外国に住んでみたいから」
あたりの答えが返ってくる。
私としては
「国際結婚、 やれるもんならやってみな
などと言ってやりたくなってしまう(笑)。

その逆に
「家庭で英語(など相手の言語)を毎日話すなど私には到底考えられない」
「相手がガイジンなんて私には考えられない」
と、とにかく「私には想像を絶することなんです」という拒否反応に似たリアクションを受けることもある。

私はどうしても結婚相手がガイジンでなければいけなかったというわけでもない。
しかし、ガイジンで「も」よかったというのは事実だ。

私はガイジンかどうかということより、仕事を一生続けて行くという私の気持ちを尊重してくれて
したがって、家の事も一緒にやってくれる人というのを結婚相手の不可欠な条件として挙げており、
そういう人が見つからなければ結婚しなくてもいいとまで思っていた。
だから「いいわね、ダンナさん、アメリカ人だから家事や育児を手伝ってくれるでしょ」とよく言われるが、
うちのダンナはアメリカ人だから家事や育児を一緒にやってくれる人なのかは謎だ。
実際、家事や育児に関わらないアメリカ人男性だってたくさんいるはずだ。

よく、付き合っている頃は、男女平等、女性の自立に賛同するようなことを言っておきながら
いざ結婚すると「オンナは家庭を守るべきだ」という封建的男に豹変してしまう人がいる。
それはそれで大いに結構だが、私は困る。大いに困る。
だから、男と付き合う時は、必ずここが決め手のポイントであった。
うちのダンナは学生の頃から親元を離れて自活しているため、いちおう何でもできる。
しかも、付き合っている頃、
「ボクは誰からも面倒を見てもらうつもりはないし、誰の面倒も見るつもりはない」
とまで言い放ったので、
「おおーそーかそーか、そこまで言うなら結婚したろか」と思って結婚した(笑)。

だから、なぜガイジンか、という答えにはなっていないと思うのだが、ガイジンで(も)良かった理由は
上に書いたとおりである。

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