ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2015.12.30
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『用語の説明』

AWC(Advanced Work Class):BPSにある4年生から6年生向けの進学クラス

という訳で、E中学校には非常に良い感触を持った。次は、地元のチャータースクールも見学してもう少し検討の幅を広げてみたい。

P小学校もE中学校も、BPSが公開しているMCAS・PARCCの統一試験の成績などを見た限りでは、決してベストと言うわけではない。地元では、AWCのある小学校が一番「イイ」学校だという評判だ。それは、統一試験の成績が一番よかったり(でもそれは勉強が出来るAWCの生徒が集まっているからだとも考えられる)、地元に代々住んでいる人達にとっては自分も子供時代に通っていた学校だったり、ご近所さんの子供もたくさん通っていて居心地が「いい」という意味だったりする。

どこの学校がイイか?あるいは良くないか?という話題になった時、P小学校はどちらのレーダーにも引っかからず、正直、注目度は低い。でも、最近は、一般にも開放する秋祭りでたくさんの資金を集めたり、独自の校章を作って制服のポロシャツの胸の部分に取り入れるなど、徐々に地元の他の学校の参考になりつつある。

その他に参考になるのは、BPSのウェブサイトに掲載されている各校の各種統計である。数字だけでは比較しきれないことも多いが、私が一つ、必ず参考にするのは生徒の人種構成である。これは、白人の比率が高いから「イイ」学校とか、黒人の比率が高いから「危ない」学校とか、そういう単純なことではない。私がその比率を見る時に注目するのは、その学校の人種構成が、その学校が所在する地域の人種構成を反映しているかどうか、という点である。そして、その学校が地域の人種構成を反映していなくて、しかもある特定の人種が高い場合は、その人種の生徒(の親)が校内で力を持ち雰囲気を決めていて、結果的に(本人達は意識していなくても)排他的にもなっている可能性が高いので、そこをある程度、実際に学校に通っている人に聞いてみたり見学に行くなりして確かめた方がいいと思っている(学校に入ってみるまで分からない場合も多いが)。

とにかく、周りの評判や統計の数字に惑わされず、独自の基準と優先順位を明確にした上で、実際に学校を訪れて自分の目で確かめることが重要だと思う。

最後は、「あ、ここは自分の子供に合っている」という親としての勘が後押ししてくれるはず。「ピンと来る」かどうかということである。これは、日本でもアメリカでも世界中どこでも絶対に変わらないと思う。

その7:お・ま・け 』へ続く





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最終更新日  2015.12.30 09:33:53


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