おうち建てたい変えてみたい11~


え~~~と。
そうそう、図面や工事費のことを勉強しましょうねってお話まででした。
詳しい図面ができてきたら、今度は工事費の見積もりです。
ほとんどの設計事務所は複数の建設会社さんや工務店さんに見積もりを出します。
なぜ、複数かというと、建設会社さんが、それぞれ見方が違ったり
工事費に対し得意、不得意分野があったり、また、競争していただくことによって、できるだけ良いお値段で良い工事をお願いできる会社を選ぶ為です。
それには、複数の会社に見積もりをお願いして、比較するという方法が一般的です。
特別クライアント縁故関係で1社にはじめから絞るということも無いわけではありません。
そのときは十分できる限り施工(建設)会社さんにはサービスしていただこうと言うことでもあります。

建築家事務所の担当者は何冊も上がってきた、各見積もりを
必死に図面と見比べ、チェックします。
それをやっているうちに、不思議と値段の差の意味が理解でき
その施工会社さんの性質もわかってきます。

施工会社を決定するとき、一番安いところ!という単純な理由では決められないのです。
やはり、経験や性格も決定の理由となります。
2~3社に絞ったら、クライアントとも相談し、ここに決めようということになります。
ここでも、クライアント(ご家族)と建築家のコミュニケーションが必要となります。

図面ができて、見積もりもして、施工業者さんも決まって
今度は現場が始まります。
解体(前の家屋)され、更地にされ、初めて現れる、自分の土地。
結構広く感じると思います。
そして地鎮祭。
縄張り。このころには新しい家の広さが確認できます。
基礎。なんだか本格的になってきました。
で、、実際のボリュームがこのころよりなんだかいろいろ創造できるようになります。
現場には、できるだけ、見に行ったほうが良いと思います。
昔は毎日奥さんが10時と3時の休憩には、お茶とお菓子を持って
現場に訪れたものですが、そこまでする必要はないかとおもいます。
でも、職人さんもヒトですから、時々でも覗きに行ったときには
缶コーヒーだけでもうれしいもんです。
ただ、職人さんに現場のことについて直接「こうして!ああして!」はあまり良いとは思いません。
内容にもよりますが、やはり意図があることかもしれませんので
現場監督さんか、一番良いのは建築家に相談する方が良いでしょう。
現場が始まっても、やっぱり建築家とのコミュニケーションは続きます。
空間がもっと創造できるような状態になってくると、もっともっと知りたいことや
こうしたいという要望が出てくると思います。
もう作ってしまったところは、よっぽどでない限り、壊して作り変える、という行為にはいたらないとは思いますが、
だからといって、心に秘めておくと、ずっと気になりますから
吐き出して、相談するほうが良いと思います。
もしかしたら、勘違いかもしれませんし、説明を聞けばなるほどと思うかもしれません。
工事中でも、建築家との打ち合わせというものは続きます。
細部の原寸があらわになってくると、デザインや色や機能に対する
最終チェックがされます。
また、このときにはじめの図面とは違ったデザインに1部変更などもある可能性もあります。

突然まとめますが、
このように、はじめの「未来の理想家族像計画」から家ができるまで、
また、できてからも、建築家とは打ち合わせ、意見交換、要望などなど、1年または1年半もしかしたら大きなお家だと2年などず~~~とお付き合いしていかなければなりません。
ですので、はじめにやっぱり家族のしっかりした意思確認=「未来の理想家族像」を固め、
気の合う建築家を時間を惜しまずじっくり冷静に捜し、そして、気になることは心に閉じ込めるのではなく、ちゃんと話し合える関係を作ることが、大切なことなんです。
また、建築家が空間についてや図面について、また見積もり、予算について説明されますが
(ちゃんと説明してくれるはずなんですが、、、)やはり理解できるよう、しっかり聞いて理解しようとすれば、ある程度は勉強も必要とします。
家を建てるというのはこのようになかなかパワーがいるものなんです。
でも、がんばったらがんばっただけ、理想の我が家に近づけること間違いなし!

皆様のご健闘をお祈りいたします!

突然まとめてしまいましたが、これ以外の内容は、ケースバイケースでして、ご質問があれば、お答えできるものはお答えいたします!
遠慮なくど~ぞ!
では、がんばってくださいね~~~
エナエナ心より応援いたしております!

これを掲載するのに、2晩考えました。
もしかしたら、これを読んだ方が、建築家との家つくりに
腰を引いてしまうのではないか、、、
せっかく良い家つくりをと、お考えの方に、
変な恐怖心を与えてしまうのではないか、、、、

でも、あえてのせることにしました。
BBS書き込みにあったAnさんからの情報です。
ある、建て主さんが、建築家との悪戦苦闘をメールマガジンにし
発行したものです。
興味のある方は、一度覗いて見てください。
アドレスはBBSのAnさんの書き込みに有ります。

で、読んだ方だけにしかわからない私のコメント。
こちらもBBSにありますが、、、こちらにコピーします。

Anさんの書き込み・・・
以前いい子ぶった書き込みしたAnですがコミュニケ-ジョンってのは本当に必要ですよ。
私が購読しているメルマガに「施主が感じた建築家との家づくり」ってのがありまして悲壮な家づくりになったようです。
それは発行者の言い分では建築家側の方がコミュニケ-ジョンを怠った結果のようですが、しかし本当に建築家と建て主の関係が大事だと痛感させられます。
興味があれば一度読んで見られては如何でしょうか。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000074378

エナエナ・・・
う~~~ん、、、
本当に発行者の言い分では、建築家側がコミュニケーションを怠ったように感じます。私にはこの文章の中で何点が疑問符???があります。初めから読んで無いので良くわかりませんが。コンペという考え方で、建築家を選んでも、その後コミュニケーションがうまく得られなければどうなっていたでしょう、、、。ユニークな~に関しても、どこまで要望や、意思確認ができていた上でのことだったのでしょう、、、。価値観が違ったのかしら、、。そこも建築家を捜すときの重要な要素になりますね。ということはコンペでほんとに大丈夫??本当に建築家と立て主のコミュニケーションがいかに大切かってことですね。

Anさんの書き込み・・・
>コンペという考え方で、建築家を選んでも、その後コミュニケーションがうまく得られなければどうなっていたでしょう、、、。

口下手な部分埋めていただいてありがとうございます。
建築家コンペが最近テレビでもCMが流れるほどブームのようですね。
住宅専門にされている建築家側からすれば短時間にそれなりの真剣な労力を注いで仕事の機会が生まれるのはありがたいことなんでしょうが、施主となる今から家を建てる方にとって数時間の打合せと図面による第一印象がいい結果を生む場合もあるでしょうがもっとたくさんの時間をかけてコミュニケ-ジョンを交わす建築家探しをされるほうがいいと思いますね。

というわけで、、、
コミュニケーションの大切さということを再度痛切に感じた2晩でした。

最後に・・・
私が数年勤めていましたオフィスの
所長や、周りのたくさんの方から教わったこと、
そして、私が学んだこと、考えたこと、感じたこと
思ったことを掲載しています。
たくさんの方に支えられ、ご指導を受け、今のこの私があります。
ここで、お世話になったたくさんの方々に御礼申し上げます。

エナエナ

ps:また、なんらかの形で建築に触れたいと思っております。


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