誰もが気軽に、卓上に暗室を持つことが出来るようになった21世紀。かく言うエンゾーも、ようやく重い腰を上げ、自家プリント出来る環境を整えてみようかと思い始めました。とはいえ、今のところ他の用事(例えば年賀状の印刷)と兼用で使えることを念頭に置いた機材選択なので、ホームラボなどと言うにはいささかスペック不足な感が否めませんが(^_^;、このページのつたない作品たちは、こんな現場で生まれています。
ノートパソコン
『 TOSHIBA dynabook CX1/214LDEW
』
OS :XP HOME
CPU :Pentium Mプロセッサ1.4GHz
ディスプレイ:12.1型 XGA液晶
ドライブ :DVDマルチドライブ
HDD :80GB
メモリ :256MB/2GB
エンゾーにとって、富士通のデスクパワーに続く2台目のノートパソコン。デザイン優先で買ったが、性能的に過不足なく、さくさく動いてくれる。ファンが静かなのも嬉しい。が、フォトショップ・エレメンツが快適に動作するほどのパワーがないのが惜しい。
2005年末に、自宅の階段の上から下まで転げ落ちるという大事故を経験したにもかかわらず、特に支障なく動いているあたりは、スタイリッシュな見た目からは想像もできない頑丈さである。
シンプルな純白のボディシェルは、ダイナブック史上最も美しい筐体であると断言してもいい。残念なことに、これ以降、各社ノートパソコンはテレビ機能の充実に血道を上げ、機能美を有するデザインのものがなくなってしまった。
【追記:2008.4】
電源落ちが頻発したことからメーカーに入院させたマウスコンピュータのデスクトップは、全治一ヵ月半と診断され、当分は帰ってこないことが判明。その間、自宅で画像処理が出来ないのは致命的だったのだが、かと言って最新型のパソコンを買い足すのは本末転倒・・・。そこで考えたのは「ダイナブックのドーピング」だった。パーツをいくつか新しいものに換えて、Photoshopがなんとか動くくらいにスペックアップしようと思ったのだ。
さて、そうは言っても実際にパソコンを分解したことがないので、どこから手をつければいいかわからず、とりあえずヤフオクで使えそうなパーツが転がっていないか探してみることにしたのだが…これがマズかった。
なんと、全く同じDynabook CX1をベースに、現在考え得る限りのハイスペックカスタムが施されたものが、ポンと出品されているではないか!しかも、古いモデルだから格安である。自分でHDDやCPUなどを取り寄せて交換するパーツ代とほとんど変わらない金額で、ピカピカのCX1(改)が手に入る・・・
気がついたら、落札していた。
具体的なカスタム内容は、次の通り。
CPU Pentium M 1.4GHz(Banias) → Pentium M 1.8GHz(Dothan)
HDD 80GB → 160GB
メモリ 1GB → 2GB
ディスプレイ 12.1型 TFTカラー液晶 → 12.1型 Clear Super View液晶
その他 Bluetooth内蔵
CPUこそ流行のCore2 Duoではないが、かなり別物に生まれ変わっている。その成果たるや凄まじく、最新のPhotoshop Elemens 6をインストールし、試しに画像処理してみたところ、なんの抵抗もなくサクサク動いた。ドーピングの効果恐るべしである。これが2004年の製品とは思えない。これで当分の間は、心置きなく出張先でも画像処理が出来る。同時に、CX1初号機は晴れて相方専用機となることが決まった。
ノートパソコン
『 mouse computer LB-G1000
』
OS :XP HOME(SP3)
CPU :Intel Atom N270 1.6GHz
ディスプレイ:1,024×600ドット(WSVGA)10.2型ワイド液晶
ドライブ :非搭載
HDD :160GB
メモリ :2GB
2009.9.12、ダイナブックCXが、突然相次いで二台とも壊れた。気に入って使っていただけに、ショックが大きい。画像処理が出来るモデルを買う気がしなくなり、だったら出張用と割りきってネットブックでも買うか、とヤフオクで落札した中古のパソコンが、マウスコンピュータのLB-G1000(2008年秋モデル)だった。マウスコンピュータといえば、デスクトップにおいて電源部不良や異常加熱でさんざん痛い目にあってきたと言うのに、エンゾーもつくづく懲りない奴だ。
ATOMのN270は1.6GHzで決して高速ではないが、それでも160GBのHDDを搭載し、さらに前のオーナーがメモリを2GBに換装していたので、覚悟していたほどには遅くなかった。無線LANの設定もすぐに終わり、WEBの閲覧程度ならサクサク動く。また、今どき珍しいノングレア(ツヤ無し)のディスプレイなので、映り込みがなく見やすいのも○。
ノートパソコン
『SONY VAIO TYPE P』
http://plaza.rakuten.co.jp/enzzo1972/diary/201003010000/
デスクトップパソコン
『mouse computer i-Friend PCM8216XSD』
2006年2月、新居を構えたのを機に、エンゾーがはじめて買ったデスクトップモデル。ヨドバシで現品処分になっているところをGET。CPUはIntel Pentium D 820(2.8GHz)、メモリーは2GB、ハードディスクは160GB。このくらいのスペックになると、とにかく動作が速い。ネットサーフィンは快適そのものである。
ちなみに、最上位モデルはHDが250GBでダブルチューナー内蔵だったが、はっきり言ってパソコンでテレビなんざ見ないので、これで必要十分。HDDの容量は大きいに越したことはないが…。
ディスプレイは、東芝のDiamondcrysta RDT1712Sの17インチを驕ってみた(当時の最新型)。白が白く出るのは基本とはいえ、今までこんなディスプレイはなかった。とても明るく、美しい。写真をいじる場合、モニターにはお金を掛けるべきだと思い知った。
ただパソコン付属のスピーカーがおもちゃの様なものだったので、ONKYOのWAVIOというモデルに買い換えた。高音の伸びがよく、安い割りにそこそこよく鳴る。
デスクトップパソコン
『 自作パソコン(その1)
』
2009年6月23日。まる三年間頑張ってきてくれたマウスコンピュータのデスクトップが不調に陥り、ネットサーフィン中にフリーズすることが多くなり、冷却ファンがめちゃくちゃうるさいのがどうにも我慢できなくなって、壊れる前に新調することにした。
いつもはヨドバシあたりの家電量販店か、もしくはネット(パソコン工房やドスパラ)で購入するのだが、今回初めて、自作に手を出した。と言っても、エンゾーにはそんなスキルはないので、パソコンに詳しいM君の力を全面的に借りたのだが。静音化に重点を置きたい旨を伝えたところ、M君が薦めてくれたPCケースが、ANTECの「Sonata Designer 500」。
梱包を解いてマウスコンピュータのi-Friend PCM8216XSDと並べてみると、ふた回りくらい大きいので、「これフルタワー!?」と聞いたら、「なに言ってんですか、小ぶりなミドルタワーですよ」と一笑に付された。ひどいパソコン音痴ぶりを露呈。
正確なパーツ構成は次の通り。
OS: XP Home SP3
CPU: Core2Duo E8500 3.16GHz
HDD: 1TB
Memory: 2GB×2
Case: Sonata Designer 500
DVD: スーパーマルチドライブ
M/B: GA-EG41MF-US2H
なお、今まで頑張ってきたマウスのHDD(150GB)はまだまだ元気そうだったので、Dドライブとして組み込んだ。
さて、組み上げたあとに起動してみたら、静かとかそんな次元ではなく、ほぼ無音。ビビった。アプリケーションをインストールしているときに、あまりにも静かなので筐体に耳を押し当てたくらいだ。それでもよくわからなくて、フリーズしてるのかと心配したら、アクセスランプが忙しく点滅しているのを見て、やっと動いていることがわかった次第。
スペック的には平凡だが、当分困ることはなさそうだ。
プリンター
『Canon PIXUS iP7500』
年賀状の印刷を念頭に置いて、2005年12月に購入。この時点で、A4サイズの家庭用プリンターとしてはキヤノンのフラッグシップだった。
写真が趣味と公言する者として画質優先を標榜するなら、エプソンのA3機あたりを買うのが本筋というのは重々承知なのだが、いきなり最初から写真専用機を購入する度胸はなく、また顔料インク機のノズル詰まりに泣かされた経験がトラウマになっていたこともあり、無難にキヤノンの染料インクモデルを選んでしまった。
が、実際に使ってみた限りでは、取り沙汰される退色もそれほど気になるレベルのものではなく(顔料インクのプリントと比較していないからでもあるが・・・)、1ピコリットルという驚異的な粒状性の良さとあいまって、印刷結果は極めて良好で、今のところさしたる不満もない。
また、キヤノンはとにかく印刷スピードが速い。A4サイズの出力にかかる時間はかなり短いことを特筆しておく。年賀状の両面印刷機能も非常に便利で、買って損はないモデルである。
フィルムスキャナ
『Nikon COOLSCAN 4ED』
ニコン製フィルムスキャナの中で、一世代前の最も安いモデルが、この4EDである。当初、気合を入れて買ったのは良いが、全く使いこなすことが出来ず、頭にきて一年以上も放置していた。その間、キヤノンのフラットベッドが活躍し、WEB用の写真原稿はプリントからスキャンしていた。
フィルムスキャナの運用がうまく行かなかった理由の一つに、パソコンとの相性が挙げられる。当時使用していた富士通のノートパソコン「デスクパワー」は、OSが悪名高きWindows Meで、30分おきにフリーズするような最悪のマシンであった。容量を食うフォトショップやスキャナのドライバは、貧弱なスペックのデスクパワーにとって過酷過ぎたようで、ぜんぜんまともに動いてくれなかった。
ところが、パソコンを購入して1年を過ぎた頃に、OSをWindows 2000に入れ換えたところ、今までの不調が嘘のようにサクサク動くようになった。折りも折り、件のキャノスキャンが故障し、買い換えた最新型のキャノスキャンが全く使い物にならないくらい高コントラスト傾向だったのに頭を抱えた時、押入れに押し込んでいたクールスキャンのことを思い出した。
ダメでもともと、ほとんど期待しないで使ってみたところ、その階調豊かで精細な描写に驚かされ、ようやくその実力を正しく認識するに至った。
ちなみに、クールスキャン4EDの発売時期は2001年3月24日であるから、もう7年も前の製品である。スキャニングの遅さはいかんともしがたいが、未だに現役で活躍できるだけの性能を持っているのはさすがである。
が、その後継機種であるクールスキャン5EDが4年前に発売になって以来、フィルムスキャナに新製品の情報は入ってこない。銀塩時代の終焉と共に、高価なフィルムスキャナも姿を消すことになりそうである。
フィルムスキャナ
『Nikon COOLSCAN 5000ED』
新型のフィルムスキャナが出る日を今か今かと待ち望んできたが、どうやら銀塩最後の砦たるニコンですら、そんなアナクロなものは新規開発しない雰囲気が濃厚になってきたことから、それならばディスコンになる前にと、重い腰を上げて購入したのが5000EDである。
(まだまだ現役バリバリだった4EDは、縁あって モンサルさん
に貰われて行きました)
最高解像度で読み込んで当倍で見れば、さすがに新型である5000EDの方が解像感は高いが、逆に言えばその程度の差でしかない。きちんと調整を追い込んだ4EDが素晴らしい仕事をするのは、 RLFC
の野本さんがUPされている作品群を見ればすぐに理解出来る。
ただし、読み込みの速さはかなり違う。特に5000EDは、35mmに特化した分、爆速とも言うべき速さで処理を行ってくれるようになった。お陰で、デジタルICEを効かせることへの心理的ストレスが減った。
35mmしか読み込まないのであれば、高いコストパフォーマンスを誇る、ワングレード下の5EDでも良さそうなものだが、5000EDには、価格差以上の快適性と性能がある。資金的に余裕があるのであれば、ぜひこちらをお勧めしたい。