EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

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その23-60以降




その23-60

 再び車を待ち合わせ現場へ急がせると、右側車線が少しばかり渋滞していました。これで到着が遅くなるかもしれない・・・。でも左車線は車がいません。う~ん、なんか変な感じです。

 そろそろだな、よっしゃ、スイッチオン!(音声記録用のICレコーダーのスイッチを入れる。胸ポケットに入れてるんだけど近くに来ないと仕込んでいることはわからないよ。ポケットの上端と同じ高さに調節してあるから。)

 と思って左車線を走らせるとパトカーが赤灯を回して停車していました。

 あれだぁ!!!!!

 よっしゃ、後ろに止めるぞ!

 ブオン、ブオォーン!!(今日もヒール&トゥーが絶好調♪)

 そしてそれをナンダァ、という感じで警官が2名ほどこちらを眺めていました。パトカーのすぐ後ろに車をつけるとすぐに車を降りて、すみません遅くなりましたぁとさわやかに(!?)あいさつをしました。一瞬沈黙がありましたが警官たちも○○さんですね、と私の名前を確認してきました。

 さぁ、いよいよ実況検分開始です!!どうなるのかなぁ~??

 ちょっと離れたところに私を取り締まった警官がいて、それとは別の警官が私に警察手帳を見せました。

○○の△△です。今回の検分を担当します。

 △△さんですね。GTです。よろしくお願いします。

 この警官は私を取り締まった警官の上司にあたる人でした(以下「検分警官」)。高圧的な態度をとってくる可能性も感じていましたがそんなことは全くなく、しっかりと手帳の中身を見せてくれて名前も確認できました。車をこのまま路駐させたままでいいか聞くと、すぐそこ(30メートル進んで左折すると広くて車通りの少ない路駐ポイントがあるがそこ)に停めましょう。パトカーのあとにつけて下さい、と返事がありました。とか言っといていきなり駐禁取るなんてことはないよな?若干心配でしたが、とりあえず言うとおりに車を移動させ、パトカーの後に続きました。

 路駐ポイントではパトカーが先に左に寄せて停車していました。私もその後ろに停車、車を降りました。すると早速検分警官が「じゃ、検分始めますんで行きましょうか」と言って私を数ヶ月前取り締まりのあった場所へ促しました。わかりました、と返事をする私でしたが、ふとパトカーを見ると残りの2人の警官(私を取り締まった警官も含む)がパトカーのトランクを開けてなにやらメジャーのようなものを取り出しました。

 あれって何か長さとか測るんだよな、それって俺の車か??それってやばいかも。だ・だ・だ・だって、GTウイングつけてるし、フロントはフェンダーを出してるし、とりあえずチューニング車で怪しいし、音うるさいし、早速道交法違反で取り締まられるのかも。検分警官が俺を現場に連れて行く間にいろいろチェックするんだ・・・ガクガクブルブル・・・。

 検分警官が取り締まり現場へ向かって歩き出しました。私も緊張しながら後に続きました。角を曲がるともう私の車が見えません。(ああ、大丈夫かなぁ・・・ドキドキ・・・。やっぱり今日この場に来なければよかった、これって警察にはめられたかも。いや、とりあえず車検通したばっかりだし、GTウイングだってつけたまま車検通ってるから規格にあってるはず。ということは道交法違反にはならない。フロントタイヤは大分キャンバーつけてるけど今は14インチのホイールに175タイヤつけてるだけだからフェンダーオーバーにはならないはずだ。だが、フェンダーのてっぺんから糸たらしたらひょっとしたらタイヤの側面に触れてしまうかもしれない。ステアリングの径が小さいのは大丈夫か?大丈夫なはずだ。リアシート外してるけど、それって問題になるのか?車検証で2名乗車になるよう変更したから問題ない・・・・。マフラーの音が・・・・・・、俺の車って突っ込みどころ満載だ・・・ブツブツブツ・・・・・・)

 そしてしばらくすると後ろの警官たちが・・・・


その23-61

 そしてしばらくすると後ろの警官たちが私たちのあとからついて来るのが見えました。

 ほぅ~っとしたぁ~。車のチェックはしないで検分に使うのね、あのメジャーは。よくよく考えてみれば実況検分なのですから、どの場所から何メートルのとこで何をしたのかを確認しなければなりません。となればメジャーが必要ですよね。

 検分警官と一緒に歩いていると、まず白バイが来ているのに気づいた所がどこなのか尋ねられました。

検分警官 「とりあえず、白バイに気がついたのどの辺ですか?」
GT     「う~ん。」
検分警官 「そんなに離れてないですか。サイレンとか鳴りました?聞こえた?」
GT     「どうなんでしょう、鳴ったかなぁ~?鳴ったと思いますけどぉ。」
検分警官 「うん」
GT     「はっきり覚えていないっちゃ覚えていないですね。」
検分警官 「今日の検分ってのはね、どこで、どの辺で白バイに気がついたのか、大体気がつく場合はサイレンが鳴ってそこで気がつくじゃないですか。そしてどこで止まって・・・」
GT     「はい」
検分警官 「どこでお話をしたのか特定するしか話を落とせないんですね。」
GT     「はぁ~。」
検分警官 「その点落としたいんですけど。」
GT     「うん、あの、まぁ、あのぅ、この~あたり か・な?(当時サイレンが鳴ったなぁと思ったときの場所を示しながら)この辺だっていうのはなんとなく覚えてますけどー。具体的にピンポイントでここかって言われると、う~ん、わ・か・ん・ないですねぇ~。」
検分警官 「まぁ、わからないならわからないで記録しますけどー、あくまで提出するものですから、わからないままだと検察官が見てもわからないー、と。」
GT     「そうですねぇ。えーと、多分止まったのはその歩道橋からその(道案内の)看板までの間のどっかだと思うんですけど。」
検分警官 「結局ねぇ、順番に落としたいんですよ。白バイに気がついたのはどこ・もしサイレン鳴らされたのならそれに気がついたのがどこ・誘導して止まって下さいって声かけられたのならどこ・・・」
GT     「はい。」
検分警官 「止まったのはどこ・お話したのはどこ・・・」
GT     「ほぉ~う。」
検分警官 「その4点ぐらい」
GT     「まぁ、大体でいいですよね。」
検分警官 「まぁ、いいですよ。それはもうしょうがない。」
GT     「そしたらあっちの方へ行くんすか?」(とりあえず場所を特定するために、ここで白バイに気づいた、という場所を伝えようとした。)
検分警官 「じゃぁ、ちょっと行きましょうか。」
(しばらく歩く。)
検分警官 「道路出なくていいですから。」(車が通っているので道路に出ると危ないので)
(大体場所を特定したところで)
GT     「そうですねぇ・・・・。この辺です。」
検分警官 「車線はどの辺でしたか。
GT     「ああ、車線ですか。左でしたね。」
検分警官 「左のどの辺?」


その23-62

 ここまでの会話を読んでみなさんはどう思いましたか?ひさしぶりにIC録音した会話を聞いて、私は思いました、俺ってバカじゃーん!!!パラリラパラリラ(暴走族のクラクション風に) だってえーと、うーん、大体でいいですよね、なんてのが多すぎ!!

 それに対して警官が言ってることは必要な情報を聞き出すために私に伝えるべきことばかりです。もちろん相手は仕事ですし慣れているわけですが、それにしてもねぇー・・・・・。

 ただ1つ言えるのは、検分をしたのは取り締まりがあってから半年以上経ってからということです。半年以上も前のことなんて、はっきり覚えとらんわ!!むーり、ムリ♪♪

 ということで本当にはっきり覚えていないので、想像による(?)検分警官への状況確認が続きました。

GT     「(驚いて)ええっ???」(左のどの辺?ってそんなとこまで覚えとらんわー!!ホントです。この辺だって言ったでしょうが!!なんて思いましたが、一応答えようと努力してみました。)
GT     「まぁ、多分・・・記憶ですよ。真ん中だと思うんですよ。
検分警官 「(道路を指して)ま、大体この辺ぐらい・・・」
GT     「(警官の指したところに対して)ここぐらいでいいですね。」
検分警官 「じゃここはサイレン?(サイレンが鳴ったのに気がづいたところか?)」
GT     「ま、サイレンかスピーカーで止まってください、とかなんか言われたところですね」
検分警官 「うん、それって、白バイが後ろにいるかどうかはわからないわけでしょ。横に並んで止まって下さいって言われればそこで白バイってわかると思うんだけど。」
GT     「なんか、う~ん」
検分警官 「いじわるで言ってるんじゃなくて、サイレンが鳴ったら自分かもしれないけど、他のに対してかもしれない・・・」
GT     「あー、サイレンだったら緊急車両かもしれないし自分に対してかもしれないということでミラー見ますよね(ミラーを見て後ろに何がいるのか確認しますよね)。」
検分警官 「見たらそのときに(白バイかどうか)わかるよね。」
GT     「そうですね。」
検分警官 「だからサイレンの音が聞こえたときに白バイがいるのか確認したかどうか。」
GT     「まぁ、そういう意味では多分ミラーは見た(白バイがいるかどうか確認した)と思いますね。」
検分警官 「そしたら、ああ、いるな、と思ったわけですね。」
GT     「そうですね。」
検分警官 「じゃその先で、おそらく白バイが近寄ってきて・・・・」
GT     「そうですね。」
検分警官 「止まって!」
GT     「うん、そう言われて、自分のことなんだぁと思って、多分止まったわけですね。」
検分警官 「その時点での白バイとの距離は?」
GT     「うーん、距離って言われると・・・・・。どうなんですかねぇ?今、二人目のおまわりさんいるじゃないですかぁ(私と検分警官が2車線のうち左側の車線に出て会話をしていたので、その手前で2人の警官が交通整理をして左車線に車両が入ってこないようにしていた。私たちが会話に夢中になっているところへ車両が突っ込んできたら死んでしまいますからね)。そこから1人目のおまわりさんとの間か・・・・ぁ?ん~・・・・・。」
検分警官 「じゃぁおまわりさん歩いていくから、ストップって言ってください(白バイとの距離のところでストップって言って下さい)。」
GT     「え、でも、数ヶ月前のことですからなんともいえないですね。これくらい、っていうことしか。」
検分警官 「それで行くしかないです。」
GT     「(しばらくして)じゃぁ・・・ストップ。」
検分警官 「(白バイのいた)車線は?車線は?」
GT     「ああ、それはもう正直わかんないですね。」
検分警官 「ああそう・・・。」
GT     「ええ。」
検分警官 「車線はわからないー・・・。」
GT     「そうですね、こっちの車線か(右の車線か)こっちの車線かは(左の車線かは)わからないです。」
検分警官 「どっちのミラーで(白バイを)見ましたか?」
GT     「右のミラーですね。」
検分警官 「わからないか・・・」
GT     「ええ、右のミラーで見たのでこの辺(右車線と左車線の分かれ目)くらいだったと思いますけど、どっちかと言われればわからないです。」
検分警官 「じゃやめる?」
GT     「え?」


その23-63

 検分警官と会話をしていて思ったのが、とにかくどの位置でサイレンを聞いたり、白バイに気づいたのか確認したがるということでした。あと、やたら白バイの位置を気にするなーと思いました。

 前回紹介した会話のなかで、わたしは次のように思うようになりました。恐らくサイレンを聞いた場所から白バイを確認した場所、そして白バイの位置とそれにかかった時間と距離を計算すると。そうすると私の出していた速度と白バイの速度を計算することができて、客観的事実からしても私が速度違反をしていたことが確かだと言える、そういった結果を導きだすのに必要な検分をしているんだなー。

 ということは一つ一つの場所(サイレンを聞いたところ・白バイを確認したところ・減速を始めたところ・・・)の間の距離が離れていると速度が出てしまったことになります。ならば若干距離は短めに申告したほうがいいのかも。う~む。ウソをつくのはよくないしなー。かといって不利な証言をするのもやだし。さらに言うなら、細かい場所なんて覚えとらんぞ!!

 白バイの位置を聞かれて答えたときだって、大体10メートルか20メートルくらい後ろにいるもんだろう、普通は、なんて勝手な思い込みで答えてるだけですもの。

 それにしてもなんで車線まで聞いてくるのでしょうか。しかもわからないと言ったら「じゃ、やめる?」なんて言ってくるんですよ。

 も~う、わけワカメー!(ふるい?)



その23-64

 白バイが2車線のうちどの車線にいたかの質問に対して私がわからないと答えると、「じゃやめる?」と検分警官が言いました。「え?」 わけわかりません。やめるってどういうことでしょうか。

検分警官 「やめます?(白バイのいた)車線がわからないんじゃぁ、落としようがない。」
GT     「あぁ、は・はい・・・。まじめな話、車線まではわかんないですね。」

 これって白バイの車線がわからないので、その記録をとらないという意味のようです。記録をとるのをやめると言っているのですから、私も不思議がりながらもそれを認めました。てか白バイの位置がわからなかったら実況見分の資料として検察庁に送っても意味がなくなってくるのではないでしょうか。そういう意味では記録をとらないことは私にとって有利であるように感じました。

検分警官 「うん。大体車線は覚えているものですけどえね。」
GT     「あ、そうですか。 ・・・・・・いやぁ、わかんないですねぇ。」

 こんなことも言われましたけど、半年も前のことですよ。覚えてないものは覚えてないです。とりあえずウソはつかないで検分に協力しようと思ってやってましたから、これは私の正直な答えです。

検分警官 「じゃぁ、わからないと・・・・・・。」
GT     「そうですね、車線までは・・・・。」
検分警官 「じゃ、二重丸のところ(私がサイレンに気づいた場所を記した路面上のチョークの印のところ)を走行中にサイレンらしきものが聞こえ、ミラーを見たところ後方にいる白バイを確認して・・・・
GT     「そうですね。」
検分警官 「止まってといわれたわけですよね。」
GT     「そうですね。」
検分警官 「その場所は?」
GT     「止まってといわれた場所ですか?」
検分警官 「そうです。」

・・・しばし考えて・・・・・

GT     「はっはっは・・・」(笑うGT)

 だってそんなの覚えてないって!!!聞くだけ無駄むだムダ!!!

 その後15秒ほどの沈黙があり・・・・・

GT    「えええぇぇぇぇ??????」

 今度は30秒沈黙・・・・・・、思い出そうと努力しましたよ、一応ね。

GT    「まぁ、なんでしょうね。この辺りで、まぁ、記憶をたどると、止まってなんて(白バイ警官が)言ってたと思いますけど、自分(に対して)かどうかはわからないから、しばらく後ろを気にしながら走ってたと思いますよ。この辺ですね。」

 とりあえず場所を明らかにしました!!!!(ホントにそこかは覚えてないですが。そんな検分でいいのか??)


その23-65

検分警官 「そのときの白バイの位置は?」

 またきた!!白バイの位置の確認が相当重要なのでしょうね。

GT     「くっくっく・・・」(一旦苦笑する。だってねぇ・・・・。お・ぼ・え・て・・・・・ぬーーーーーーーーーー!!!!)

 とはいいつつも一応、

GT     「その辺ですよ。」(予想場所を指差す。)
検分警官 「どっちの車線?」
GT     「えぇっ??」

 なんだかリピートしまくりのような気がする・・・。

GT     「どーうでしょうねぇ~・・・・・」

 そしてしばし沈黙。

GT     「この辺じゃないすか?」

 答えになってないです。車線がどちらなのか聞かれているのですから。でももう半分テキトウ~。

GT     「わかんないっすよ。」
検分警官 「この辺でいいですか。」
GT     「う~ん、はぁ。ですね。」(一応認める。)
検分警官 「ここ?」
GT     「はい。でも車線まではわかんないですよ。」

 やっぱりポイントは白バイのいた位置のようです。私が走行していたのは左車線ですが、同じ車線で追尾して速度を測ったのか違う車線で測ったのかが分かれ目でしょう。恐らく、同じ車線に白バイがいないと立件できないです。実際車線がどちらだったか覚えてないですし、はっきりしないことが有利になる気がしてましたので、「わかんないですよ。」は妙に力のこもった発言でした。

検分警官 「わかんないの?」
GT     「わかんないですねぇ! いやぁ、多分・・・・・まぁ・・・・わかんないですねぇ!」
検分警官 「おまわりさん、あなたの言われた通りにしかできないから・・・」
GT     「はい。」
検分警官 「それはあなた、あくまで闘うために来たんだから」
GT     「ああ。」
検分警官 「はっきり自分の言いたいこと言わないと。」
GT     「はぁ、なるほどね。」

 検分警官も私が「わかんない」発言を繰り返したのでちょっとイラついたのかもしれません。

検分警官 「じゃああなた、今日はどこで判断するかというと、水掛け論じゃないですか、お互いに。」
GT     「はぁ。」
検分警官 「あまりにもうやむやだと、あと、お互いの記憶とかそういうところだけだと、(私が違反をしていたか)判断のしようが無いですね。」

 ・・・・ってそんなのは知ったことではないですよ。私が違反をしていたかの立証責任は、裁判になれば検察側になるんですから(そして警察が集めた証拠を使う)。それにしても、結構言われてますね、私。ということで・・・・・

GT   「えっと、(白バイが)ここかどうかはわかんないですね!」

 はい、わかんないで確定、決まりです、わかりませーん!!!

検分警官 「あそうですか、じゃ次行きましょう。」
GT     「はい。」

 しばし沈黙。

検分警官 「じゃ、この辺から歩道に寄り始めた・・・」
GT     「そうですね、自分かなって思ってますからね・・・」
検分警官 「うんうんうん。」
GT     「で、多分、この辺で止まったと思う・・・」
検分警官 「止まったのどの辺?」

 ちょっと歩いて私が止まった場所を探す。

GT     「どの辺だったかなぁ・・・・」

 しばし考える。

GT     「この辺じゃないすか。」
検分警官 「どういう感じで止まったんですか?」
GT     「白バイが前に、最終的にはいたんですよね。(止まれと言われて)減速するじゃないですか。多分白バイが前に出たと思うんですよね。」
検分警官 「だから、最終的にというか、止まった場所でいいです。」
GT     「ああ。」
検分警官 「止めた場所。」
GT     「じゃまぁ、ここということ。」
検分警官 「ここが止めた場所?」(チョークを取り出して○で囲む前に確認。)
GT     「はい。」
検分警官 「白バイはどの辺でしたか?」
GT     「ええっ?」

 ちょっと驚きです。私の前に白バイを止めたって言ったのに、まだ確認してくるんですから。やっぱり細かい位置の確認が必要なんですね。

GT     「少し前だから、この辺ですよね。」(私がスクーターを止めたとするチョークの囲みから2・3メートル先を指した。)
検分警官 「(白バイ警官と)お話したのどの辺でされました?」
GT     「この辺じゃないですか。」

 バイクを止めた位置が決まれば、白バイ警官と話をした位置は自ずとその2・3メートル先になります。だから話をした場所をすぐに伝えました。


その23-66

検分警官 「どういう状態で?」
GT     「私がこう降りて・・・」
検分警官 「スクーター降りました?」
GT     「話をしたときは降りましたね。」
検分警官 「どこで?」

 ってスクーターを止めたところまで確認できれば十分だと思います。どこで白バイ警官と話しをしたか(どこで取り締まりを受けたのか)はわたしがスピード違反をしていたのかに関係しないはずです。でも、ここまで位置を確認したがるということは、やっぱり検分には細かな位置確認が必要だということなのでしょうね。

GT     「いや・・・・ん~・・・。ここに止めたとして、(スクーターを)降りますわな。で、この辺でやり取りをしたんじゃないかと思います。」
検分警官 「(チョークで○を囲もうとして)じゃ、こんな感じでいいですか?」
GT     「そうですね。」

 検分警官、チョークで○を記入。

検分警官 「それでね、白バイのメーター確認しました?」
GT     「メーターですか?」
検分警官 「はい。」
GT     「なんか数字は見たと思います。液晶か何かの画面ですよね。」
検分警官 「数字書いた紙は見ました?」
GT     「通常(速度違反をしたときに)確認のために渡すものですよね?」
検分警官 「渡さない。」
GT     「渡さないんですか?」
検分警官 「渡さないよ。確認してもらって、確認印を押してもらうのです。」
GT     「確認印を押してないのは確かなんですけど・・・」

 速度を記録した紙を見ましたし、それに確認印を押していないのは確かです。現場で警察がウソをつくことは多いですから(警察シリーズで既に紹介済)、サインをしろなんて言われてサインなんか絶対にしませんよ。印を押すのも同じです、絶対にしません。そんなことした瞬間、現場で取り締まりに納得した証拠を作ったことになりかねないですからね。そんなことしたらあとから不服を言っても、態度をコロコロ変える奴だ
、一度は納得してサインしているのに、と思われるだけです。


その23-67

GT     「確認印を押してないのは確かなんですけど・・・。メーターわかんなかったですから(自分が何キロ出していたかわからなかったから)。」
検分警官 「要は確認印というのは、プリントアウトしたのを見たか見ないかだから。」
GT     「紙は見せてもらいましたね。」
検分警官 「見せてもいないのに違反だ違反だ、と言わないようにするために、確認印ってもらうんです。」
GT     「はぁ。」
検分警官 「それに確認印は押してない・・・」
GT     「押してないですね。」
検分警官 「それは(確認印の)意味を間違えちゃったということですか?」
GT     「ん~いやぁ・・・・」
検分警官 「要はね、スピードを出したか出してないかじゃなくて、(プリントアウトされた、スピードを記録した)紙を見たかどうかなんですよ。違反を認めたかどうかは最後のサインですから。」
GT     「そういう意味では見せてもらってますね。」

 ってさっきから紙は見たと言ってますよ。なんか話が噛み合ってないですね。意味を間違えたのではありませんよ。取り締まりをされて納得いかなかったのですから、その場合にサインをしたり印を押すことは危険ですから避けたということです。もちろん警察が印を押すことを強制することはできないですし。

検分警官 「じゃ、上に上がりますか。(道路から歩道に戻りますか。)」
GT     「はい。」

 ぬ?歩道に戻るということは、検分終了か?このあと検分結果を記した書類を作成してサインを迫られるのかもしれません!!


その23-69

検分警官 「じゃですね、その整備不良の取り締まりを受けた前に違反があったのですね?」
GT     「ああ、整備不良の前に駐禁と・・・」
検分警官 「要はですね、点数は溜まるんですよ。」
GT     「そうなんですか?」
検分警官 「そう、足されていくんです。」
GT     「ほう~。」
 このときの私は点数の累積は過去1年分までだと思っていました。でも検分警官の言うとおりです。

検分警官 「今の話だと、整備不良が1年前じゃないですか。」
GT     「あれ(整備不良の取り締まり)、いつだったかなぁ~」

 なんか免停の話になっちゃいました。整備不良の取り締まりと、今回の速度取締りの間が1年以上あれば累積2点です。でも1年未満だったら累積6点で免停確定ですね。駐禁2点・通行区分違反1点・整備不良1点で合計4点まできてましたから。ちょっとヤバイ~・・・・。それにしてもこの検分警官、こんなことを言ってくるということは、私の過去の違反暦をチェックしてましたね。なんかヤナ感じ!!


その23-70

GT     「1年空いてないかも。そうすると免停かもしれないですね。」
検分警官 「あのー、この行政の方は別なんですよ。多分裁判云々関係なく、行政処分されるんです。」
GT     「ほうー。」

 えー、えー、知ってますとも。これって警察が法律を無視して勝手にやってる行政処分のことです(詳しくはフリーページ「警察と!!??」シリーズのその25を参照)。

簡単に説明します。違反による処分というのは刑事処分と行政処分の2つがあります。刑事処分というのは罰金を払わなければいけないというもので、行政処分というのは点数を累積させていって6点以上になったら免停にするというものです(もちろんそれ以上の点数がついてしまえば免許取り消しの処分もある)。で、処分をする場合、道交法に違反した場合行えると法律(道交法)で決まっています。ですから、私の場合は裁判覚悟で刑事手続きを進めていますから、裁判を行ってもいないのに私に罰金を払えと命令が下されることがありません(刑事手続きの過程で私が勝手に違反を認めて勝手に反則金を払えばそれはそれで手続き終了)。あくまで違反をしたかどうか決めるのは裁判官ですから、裁判も開かれていない現状で警察が取り締まった事実だけをもって、道交法に違反したとは言えないのです。

 一方、行政処分も裁判を行っていない以上、裁判官が私を有罪(道交法に違反した)としていません。ですので勝手に警察が行政処分をして私に2点をつけることは法律上できないのです。ところが現状は警察が取り締まりを行った事実だけで違反点数をつけることをしているのです。これは問題ですよ。だって、警官が取り締まりをした時点で、警官が間違った取り締まりをしてたとしても点数がつけられてしまうのですから。そんな状態です。

 まぁ、このことを今目の前にいる警官に言っても印象が悪くなるだけだと思ってその場では特に反論しませんでした。

(しばらく行政処分の話を聞かされる。行政処分がどのようなものか知っているので、「ほぅ~」とか「はい。」などと返事をするだけだった。)

 そしてしばらくして、検分警官が話しを振り出しました。

検分警官 「でー、我々もね、正直な話・・・・・こういうことをするっていうことは(GTがスピード違反を認めず、検分をすることになったということは)GTさんはお巡りさんがイイカゲンなことをしているということになっちゃうでしょ。結論からいうと。」
GT     「感情の部分でそうは思ってないですけどね。」
検分警官 「でも・・・」

 なんかまた変な話になってきましたよ。「イイカゲンなことをしている」って・・・・。この時点でIC音声記録を始めて約40分経過してました(実は今回の検分が終わるまであと少しです)。最後に何か警官が言いたいようです。


その23-71

検分警官 「でも、結論はそうでしょ。」
GT     「まぁ・・・・」
検分警官 「こうやってお巡りさんが結果出してやったのにそれはやってないっていうのであれば・・・」
GT     「んっ・・・ふっふ・・・」(ちょと笑かけているGT。別に興奮している訳じゃないよ。それじゃ変質者だ!!)
検分警官 「どっちかが違ったこと言ってることになっちゃう。裁判やってどっちもいい方いい方で、どっちもいい方って訳にはいかないです。白黒つけることになる・・・。」
GT     「そうですね。」
検分警官 「そうでしょ。どっちがウソついてるかってことになるわけです。」
GT     「ふふっ(笑)」
検分警官 「当然見てなければ~、見てないでしょうがない。だけど見てないにしたって、やっぱり、お巡りさんがこういう風に結果を出すんであればそれに対して(GTは)認められないってことですからね。」
GT     「はぁ~・・・・。あははー・・・・。」(笑ってごまかす、みたいな感じで)
検分警官 「ね。」

 ちょっとこの部分の話がわかりにくくなってます。まず検分警官が言いたいことは、警察がイイカゲンなことをしているのではないということですね。それに対して私がスピードを出して違反したことを認めないというのなら、警官か私かどちらかが違ったことを言っていることになるが、裁判で両方を正しいとすることはできない、どちらが違っているか白黒つけざるを得ない。そんなところです。

 それに対して半分あきれるように笑い始めてしまった私・・・。なぜだと思いますか?とりあえず警官にあまり悪い印象を与えないように注意しているので、「そんなのおかしいじゃん!!取り締まり自体が安全のためじゃなくて取り締まり件数稼ぐためでしょ!じゃなかったらなんで注意・指導で終わらせないんじゃぁ!こっちは安全運転してただけだ!」なんて反論はしませんでした。あくまで「うん、うん・・・」という態度でいようと思ってたのです。でもねぇ・・・、警官がイイカゲンなことをしているとは思ってないです(実際このときの警官たちは私を取り締まった警官を含めて態度等悪くなかったですし、私の主張を尊重し聞いてくれてましたので)が、取締り自体に正当性を感じないのですよ。いやむしろ悪質です。

 ということでそんなことを思いながら検分警官の話を聞いていたらなんだかもっともらしく言ってくるので滑稽に思えたのでした。


その23-72

検分警官 「そりゃぁ(速度を)出してねぇって言われちゃえば、そういうことだよ。」
GT     「別にあのお巡りさんが(私を取り締まった白バイ警官が)イイカゲンな奴だとかは思ってないですけどねー。」
検分警官 「思ってないけどー、事実をとらなきゃいけないんですよ、必ず。」
GT     「はい・・・。」
検分警官 「直接(イイカゲンだと)言わなくたって・・・・」
GT     「ふっ(苦笑)」
検分警官 「そういうことじゃないですか。」
GT     「まぁ、そう思われるんだったらそれはそれでしょうがないですね。」
検分警官 「思われるって、それってそれしかない。それはだって、裁判官からみたら(GTがウソをついたか警官がイイカゲンなことをしたか)どっちかしかないんだから。」
GT     「ほう。」
検分警官 「例えばね、GTさんがウソついててさー、警察官がイイカゲンにやったみたいな、どっちかにしかならないでしょ。」
GT     「そうですね。」
検分警官 「ええ。」

(10秒ほど沈黙)

検分警官 「だけど、我々も、イイカゲンなこと・・・・やってません!!」


その23-73

 こちらが取り締まり警官のことを「イイカゲンな奴だとかは思ってないですけどねー。」」と言っても検分警官は「直接(イイカゲンだと)言わなくたって・・・・」「そういうことじゃないですか。」と言ってきます。

 これって何なの?まるで私が悪人だと言いたいかのようです。少なくとも私を論破して、警察がやったことは正しい・GTがウソをついていると結論づけたいようです。

 そして・・・「だけど、我々も、イイカゲンなこと・・・・やってません!!」ときたもんだ。

 はいはい、わかってますよ、あなたたち取締り警官と検分警官がイイカゲンでないことは。取り締まりを受けたときのサインの強要もあまりなく、今回の検分でもここまで無理に発言させるようなことはありませんでした。わざわざ検分をするために仕事の時間を割き、それはそれで負担になることなのかもしれません。私のためにわざわざ3人も警官を投入してるのか・・・。そんなことも思ったりします。

 それはそうとなぜここまで私を悪者にするようなことを言ってくるのでしょうか。

 思うに、処理上そのようなことが必要だからです。まず検察庁に送るには白バイの車線が不明確で立件するには証拠不足。等間隔で私のスクーターを追尾するにしても、同じ車線にいたことが確実でなくてはならないのではないでしょうか。検分の会話を進めていく中で、私がわからない・覚えてないを連発していますから、そのことへの苛立ちもあると思います。でもそれだけでなく、白バイの車線を特定できなかったことで、検察庁へ送ることは事実上無理、なんて判断をしたのではないでしょうか。となると、次に問題となるのが検分警官が上司へ報告するときの、報告の仕方です。取り締まりから検分まで半年以上も経ち、やっと検分をしたけど大した結果(裁判で有罪にできるような結果)を出すことが出来ませんでした、だけの報告では上司が許さないかもしれません。少なくとも検分の場で「GTさん、あなたがウソついているんだよ。」とはっきり伝え、なおかつ「警察がやっていることはイイカゲンではない、正しい。」と結論付けることをしました、と報告すれば今回の件は処理済みに出来るのではないでしょうか。結局形式上やらなければならないから検分をしたのでしょう。(以上あくまで推察なので間違っているかもしれません。詳しい方いましたら、訂正・補足をお願いします。)


その23-74

検分警官 「だけど、我々も、イイカゲンなこと・・・・やってません!!」

 ・・・ときたもんだ!警察が正しいということを相当主張したいようですねぇ~。

GT    「はい。」(とりあえず「はい。」と言っておこう~!)
検分警官 「わかってると思うからそういう形(GTがわからない・忘れたと言いつつ争う姿勢をみせる形)を作るんだと思うけど。」
GT    「はい。」(相手の言うことには素直に「はい。」ですよー)
検分警官 「ただー、私もやっててねー、なんとかして話つけたいと思うんです。自分がやってることをね、正しくやってるのにもめたらねぇ・・・。」
GT    「はい、大変ですねぇ~。」(そんなの知ったことか!でも返事は「はい」)
検分警官 「ま、いろんな人いるからね。暴力団の人だっていちゃもんつけてー、ま、それだってやらなきゃいけなくなる。」
GT    「はい。」
検分警官 「こんだけ話したって、(GTの気持ちは争うということで)気持ちは変わらないでしょ?」
GT    「はい!!最終的な決着は裁判官にお任せしようと思ってます。」(裁判になる可能性が低いことはわかってますが、正式裁判をやる覚悟があることをはっきり示しておこうと思いこういいました。)

 5秒ほど沈黙・・・・。

検分警官 「じゃ今日はここまでで終わりです。」


え?終わり?検分結果の調書は?サインしろとか言われないの???

???


 でも、終わりならそれでいいのではないでしょうか。サインしろと言われないってことは検分結果が証拠になることもなさそうですから、これで今回の件も決着ついたことになりそうです!!!

GT    「はい、じゃぁ~、 お疲れ様でしたぁ♪♪♪

 検分警官に一礼して、その場を去りました。

いぃぃやぁっほうぅぅぅ~!!


その23-75

 いやぁ~、突然検分警官に「じゃ今日はここまでで終わりです。」なんて言われるとは全く思っていませんでしたので、本当に驚きでした。検分調書を見せられることもなく、サインもなしですよ。普通、あり得ないのではないでしょうか。

 ということで考察です。今回のスピード違反の取締りから反則金納付、実況検分にいたるまで、私は一切のサインをしていません。印鑑を押すこともしていませんし、ましてや反則金なんて全く納めていません。唯一警官に差し出したものとして免許証があるくらいですね。免許証は返してもらってますし、違反を認めたという証拠には全くならないです。

 これって逆に言えば、GTがスピード違反をしていたことが明らかであるという証拠を警察が一切持っていないということになります。違反キップへのサインがあれば、違反者が違反を認めたことになりますが、そんなものはないですし、白バイのスピード測定結果なんて、単なる白バイの速度を測っただけですから。

 また、私は取り締まらりの現場でも、途中で取り締まり警官から電話がかかってきたときも、実況検分でも終止違反に不服を主張する姿勢を変えませんでした。正式裁判を覚悟していることも機会があるごとに相手に伝えました。この姿勢も大切だったのではないでしょうか。

 すでに過去の「警察と!!??」シリーズで紹介したように、青キップを切られてもきちんとした主張をしていけば99%が実質的に無罪となります(詳細はフリーページ「警察と!!??」シリーズを参照)。私のように安全運転のために一時的に速度を上げただけの者を正式裁判にかけることは検察官にとって負担になることなのでしょう。もともと私の行動自体違法性があるものではありませんので、スピード違反の証拠や取締りを受けた者のサインもないのです。そんな状況で警察が検察庁へ今回の1件を送っても、検察官は不起訴処分にせざるを得ないのではないでしょうか。

不起訴処分になるということを警察自体が予測したら、警察はどのような行動をとるのでしょうか。恐らく、検察庁へ今回の件を送ること自体をとりやめます。だって、不起訴処分の記録を残すだけなのですから。不起訴処分という結果は、警察の取り締まり自体の正当性を認めるものではないですからね。


その23-76

 以上のように考察をするに、今回の件はこれで終わりになると思われます。もちろん終わりにならなくてもいいのです。検察庁から呼び出しがかかればそれに応じますし、そのことのレポートもします。略式裁判などには応じるつもりもなく、正式裁判をします。正式裁判になったらきちんと弁護士を雇って、判決が出るまで争いますよ。判決で罰金刑が言い渡されたら、反則金と同額を支払ってお終いですもの。弁護士費用が高い?そんなものは人生の経験のためには安いものです。さらに言うなら、お金の問題ではありません。悪いことは悪い、取締り自体がおかしいならおかしい、と主張することが大切だと思うのです。

 ここで道路交通法の一部を紹介します。

道路交通法第1条
 この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。

 私が速度を一時的に出したのは右車線に移る必要があり、まわりの流れに合わせて安全に運転するためです。それが一時的に速度超過という状態(=道交法違反)になったとしても、道交法第1条に反していません。あくまで安全のためですから、違法性がないのです。それを取り締まるとは何事だ!ということです。

 私は何も、道交法に違反しても実質無罪になるからOKだ、と言いたいのではありません。基本的に法律は守られるべきです。違反を奨励するつもりは全くありません。ただ、おかしな取締りにNOと言うべきだと思うのです。

 ここで今回の実況検分で検分警官から聞いた話しを紹介しましょう。検分警官は、23キロオーバーはいくら安全のためでもスピード出しすぎだ、45キロくらいまでなら捕まえない、といった旨を私に言ってきました。そのときに、四国だと36キロでも捕まえるらしいよ、スピード出す人がいないかららしいね、だから23キロオーバーだったら取締りを受けても納得してよ、そんな趣旨でした。

 この話をみなさんはどう思いますか?

 私はおかしいと思います。あくまで道交法に則って、運転が危険であるとか交通の円滑化が図れない(路駐は渋滞の原因になるから円滑化にならない)とかいう状況を作っているドライバーを取り締まるべきです。それを6キロオーバーで取り締まるですって?6キロオーバーが危険だから取り締まるのではなくて、必要なノルマを達成するのに、速度を出しすぎた危険なドライバーがいないから取り締まってるだけじゃですか!!神奈川県では幹線道路の流れの速度が60キロ以上になることが多く、それにつれ原付も流れ速度近くで走ることが多いです。神奈川県で45キロ以下を捕まえないのは(警官との話しを総合したGTなりの結論です)、45キロ以上で走る原付の数がノルマ達成のために足りているからだと思っています。もしまわりの流れに乗らずに走っても安全であり、みんなの運転速度が45キロ以下になったら、神奈川も四国と同じように取り締まりの速度を45キロ以下に下げるでしょう。そんな想像が容易にできてしまいます。





 さて、2006年2月27日現在、検察庁からの呼び出しがありません。検分を行った警察からも連絡は一切ありません。実況検分から2ヶ月半が経ちました。

 ひょっとして・・・・

 こ・れ・は・・・・・

 終了~

 ってことでいいですよね?

 うおー!!!!いえーい!!

 なーんて、まだ喜ぶのは早いですね。公の組織がすることですから、あと1・2ヶ月して突然呼び出しが来るかもしれません。もう少し様子を見ることにします。また何か進展がありましたらレポートしますね。



その23-77 そういえば・・・・

 前回、その23シリーズをおしまいとしましたが、こんな条文を知りました。

刑法第37条第1項
 自己または他人の生命、身体、自由または財産に対する現在の危難を避けるため、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減刑し、または免除することができる。

 ふむふむ・・・。私がスクーターで速度を出したのは安全に流れに乗るためでした。この行為は形式的にはスピードの出しすぎで道交法違反になります。ただし、あくまで自己の生命に対する危難を避けるためでした。これによって生じた害(道交法違反状態)と私が事故を起こして怪我をするという害を比べたら、明らかに怪我をするほうが程度が上です。こういった場合、罰しないことになってますね。

 車線変更禁止区間でセンターオーバーをしてきたトラックがいるとします。このままでは正面衝突ですが、車線変更できない区間なので法律を守って死ぬ・・・・。もしくは死ぬことより車線変更を選んだ人は道交法違反で罰せられても仕方なし・・・・・。

 こんなことがあるはずないですもんねー。そうかそうか、実際裁判になったとしてもこの条文があるので私を罰することができないでしょうねー。私は無実だったじゃないですか!!!

 改めてそう思いました。

ちなみに検分からその後、連絡は皆無です・・・・。

 最近、交通違反についての本を読んでますので、この続きとして、ちょっとばかり紹介しますね。


その23-78

 今日(2006.03.05)、警察署へ行ってきました。何をしにいったかというと、あべあべさんに教えてもらった「運転経歴証明書」をもらうためです。すでに紹介したように、実況検分でサインを求められず、恐らく検察庁送致は見送りになっただろうという判断をしました。検察庁送致が見送られてなかったとしても、私に伝えることなく不起訴処分が確定しているのかもしれません。

 果たして実際はどうなのでしょうか。以下私とあべあべさんのコメントを紹介します。

「>刑事処分と行政処分が別物なので、加点されたけど検察への送致なしというのもアリかと思っています。いかがでしょうか。(GTのあべあべさんへの質問)

そこがわからないんですよね、正直。刑事処分と行政処分は確かに別物なんで、不送致の可能性もあると思います。ただ、不送致である以上、検察ではなく「警察」自らが「おとがめなし」を決定した訳ですから、そうなると加点も取り消さないとつじつまが合わないことになっちゃうんですよね。 たとえば、見方を変えれば「加点した以上(加点を取り消していない以上)、警察自身 取り締まりが正しいと判断している。被疑者は、交通反則通告制度の適用を拒み、刑事手続きへの移行を選択した。にもかかわらず、送致しなかったのは、検察への送致書類を作るのが面倒だったからではないのか。これは、警察の業務怠慢だ」等と言う連中がいても、おかしくないかなあと。こういう連中に対して、警察が「正しい」ことを証明するためには、嘘の証拠書類でもなんでもいいからとにかく検察に送致しなければならないのかな~~そうすれば、後の処分がどうなろうが、検察におまかせ! って言える訳ですよね、警察としては。 どなたか、詳しい方教えてくださ~い!(GTに対するあべあべさんのコメント)」

 私も同じく、詳しい方いましたら、どなたか教えて下さい!! ・・・というのはともかくとして、確かに検察庁送致が見送られたのに違反点数がつけられていたらおかしいですよねー。どうなっているのか知りたくなっちゃいました。そこでそれを確認するために「運転経歴証明書」をもらうことにしました。

 警察署にいきますと、「運転経歴証明書申請用紙」がありました。用紙の裏に説明書きがありまして、証明書が4種類あることが紹介されていました。その4種類とは・・・

1、 無事故・無違反証明書
 無事故・無違反で経過した期間を証明するもの。
2、 運転記録証明書
 過去の交通違反、交通事故、運転免許の行政処分の記録・現在の点数などを証明するもの。過去1年・3年・5年の中から希望の証明書を1つ選べる。
3、 累積点数当証明書
 交通違反や交通事故の点数が何点になっているか証明するもの。
4、 運転免許経歴証明書
 過去に失効した免許や取り消された免許または現在受けている免許の種類や取得年月日を証明するもの。

 説明はざっとこんなものです。私の場合は2番の運転記録証明書を申請すればいいことになりますね。

 表面の下には郵便局での払込取扱票がついていました。必要事項(免許証番号・申請者住所・申請者氏名など)を記入して振込みをすると、申請日から約14日で配達されることになっています。振込額は700円です。ちょっと高いですね~。でも興味が上回ってますから、ま、いいか!!振り込み手数料も別にかかるのでしょうが、それもよしとします。

 郵便局の本局に持っていったのですが、残念ながら今日は日曜日ということで扱っていませんでした。また明日にでも郵便局へ行って出してこようと思います。

つづく


この内容を最初から知りたい方は こちら へどうぞ。楽天ホムペのフリーページに飛びます。そのページの最初のほうは、その22シリーズですので飛ばして下さい。

 また、 こちら をクリックするとこの「警察と!!??」シリーズのその1から読むことができます。興味を持った方はそちらから読んで見てください。

GTの別HP では、参考書籍について紹介しています。役に立つものばかりなので、是非読んで見てください。












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