December 30, 2005
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カテゴリ: 未来社会の構造
●現代世界(社会)が非人間的であるのは次の3つの仕組みに原因があると思います。
(1)利潤追求動機に基づく経済システム
(2)利害対立の原因になる様々な境界(バリアー)
(3)階級制に基づく権力と権威

●「(1)利潤追求動機に基づく経済システム」問題の解決方法に関しては、「お金」に関連して概要を書いてきました。

●今回は「(2)利害対立の元になる様々な境界(バリアー)」についてふれてみることにします。
●利害関係には次のようなものがあり、そこには必ず境界(バリアー)が存在します。
・国家間
・組織(企業、宗教など)間

・組織内の人間関係
●境界があれば、その内と外に分かれ、外に対しては排他的になり利害が相反することにもなります。
●現代世界(社会)は利害関係だらけの社会です。利害関係が多種類・複雑があるため、これを調整する法やルールも多種類・複雑になります。利害関係が無くなれば、社会組織もシンプルなものになる筈です。

●ところで、誰しもが、「本当に世界(社会)の利害関係を全て協力関係に置き換えることなど可能なのだろうか?」と疑問に思うかもしれません。にも拘わらず、私はそのような社会の仕組みがありえると考えています。
●この実現は、次のようなことの実現と密接に関連しています。これらについても、順次解説していくつもりでいます。
・あらゆる境界を消滅させる。
・あらゆる組織をオープンにする。
・フラットな社会、組織にする。
・個人や組織の秘密保持が不要な社会にする。
・資格や許認可制度の無い社会にする。

●利害対立を無くすには、境界を無くす必要があります。具体的には次のようなことになります。

・組織に関してはその境界を連続的なものにすること
・個人に関しては私的所有制度を廃棄すること

●これらのことを、一度に全て書き綴ることはできないので、とりあえず現代世界でも無境界に近い例があることを示しておくことにします。

国家間のボーダーレス化
EU から国境が消えた訳ではありませんが、通貨が統一され、関税障壁などが無くなり、通行も自由になっています。管理境界としての国境があり、政府も別々ですが、経済的な境界が無くなることで、国家間の経済的対立や国境紛争などを事由とする戦争の動機が消滅しつつあります。


教育に関するボーダーレス化
●境界の無い組織の例として、フランスの大学のようなものがあります。
・高等学校卒業の資格(バカロレア)を取得すれば、無試験で大学に入学できる。
・在学中に国内外の大学への移籍や複合的な専攻の選択(物理学と経営学といった)が実現する運びになっている。
●また、次のような デンマークのフリースコーレとエフタースコーレ のようなものもあります。
・就学義務がなく、自分で学ぶ権利がある。
・中学一年まで試験を禁止している。
・一クラス28名以下と法律で定められており、全国平均では一クラス19名(1994年)。
・公立学校の教育に不満があったり、公立学校が合理化で閉鎖されたときは、自分たちで私立学校をつくってよい。
・行政はこの私立学校の経費の75パーセントを補助しなければならない。
・私立学校の教員は教員資格がなくてもかまわず、普通の人でもなれる。
・転校は自由。学区制はない。

●次回は、国の境界と選挙制度について書くつもりです。





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最終更新日  December 30, 2005 06:30:46 PM
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