常緑樹9 あなたの趣味は…?


(平成13年8月号 2001/7/20)

あなたの趣味は何ですか?とたずねられたらどう答えますか。

●いつもボウズ、でも釣りが最高。
●囲碁に自信あり。
●年にニ度の登山、それを計画しているとき充実している。
●一日中絵を描いているわ。
●競馬、競輪、俺はギャンブルに命をかけてるゾー。
●十七文字のロマン、俳句が一番。
●いつも庭いじってるよ。
●最近料理にこっていてね、一度食べにおいで。
●夏プール、冬スキー、健康一番。
●読書、とにかく歴史物。
●テレビだけが生きがいだよ、ちょっと寂しい。
●旅行大好き、知らない街を知る。
●合唱団に入っているんです。
●映画少年のなれの果てと呼んでくれい。
●一瞬を切り取る、写真がベスト。
●僕には酒と涙と女しかありません。
●カラオケのマイクは一度持ったら離さないヨ。

いろんな人に聞いてみたら、いろんな答えが返ってきました。
書道、自分史、詩吟、太極拳、盆栽、洋裁、和裁、絵画鑑賞、ピアノ、麻雀、ゴルフなどまだまだあります。
もちろん、「いやぁー不調法で、仕事が趣味ですよ、としか言えない私は、なんと不幸なの?」といった答も、実はたくさんありました。

広辞苑で引くと、
1.感興をさそう状態。おもむき。あじわい。
2.ものごとのあじわいを感じとる力。美的な感覚のもち方。このみ。
3.専門家としてでなく、楽しみとしてする事柄。
とのこと。
2はあの人の服は趣味がいいねぇー、などと使うので、今話題にしているのは3。

専門家ではないのだから、下手でもいいのですが、折角だから、例えば勝負事ならば勝った方がもっと楽しいし、上手にできたときの方が気分がよい。
趣味です、という限り、それなりの修練を積み、それなりのレベルに達するべきだと言う人もいますが、普通は中々そんなゆとりはありません。
一生懸命日々を生きている人ほど、困難かもしれません。

暇とお金があればなぁ、ということになりますが、いざ時間ができたからといって始めてみてもすでに遅く、勝負には負けるし、上手に筆も進みません。
しかし、忙しいときにこそ、何とか工夫をしてこの楽しみの時間をひねり出す喜びもあるのです。
今のうちに何かこれは、と思える趣味を始めておきましょう。
楽しいことは長続きしますしね。

ところでかく言う私は、残念ながら無趣味というか、逆に何でも好きで、全てがそこそこで、これといって自慢できるものがありません。
聞かれたらいつも、オモロイ人との出会いが趣味です、と言うことにしています。

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