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2010年01月01日
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にゃお10が選ぶ、2009年ベストコンサートオーケストラ部門 ベスト3第1位第2位第3位次選ウィーン放送交響楽団(3/8)ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー(6/25)ロシア・ナショナル管弦楽団(7/11)シンシナティ交響楽団(10/31)ピアノ部門 ベスト3第1位 クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル(5/9)第2位 小山実稚恵 ピアノ・リサイタル(12/20)第3位 上原彩子 ピアノ・リサイタル(9/19)番外編 ベストイ・ムジチ合奏団(10/12)
2009年12月31日
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ショパン:ノクターン 第1番 ★★★☆☆ ノクターン 第2番 ★★★★☆ ワルツ 第3番 「華麗なる円舞曲」 ★★★☆☆ ワルツ 第19番「遺作」 ★★★★☆ ワルツ 第2番 「華麗なる円舞曲」 ★★★★★ ワルツ 第9番 「別れのワルツ」 ★★★★☆ ワルツ 第7番 ★★★☆☆ ワルツ 第6番 「子犬のワルツ」 ★★★★☆ ワルツ 第8番 ★★★★☆ バラード 第1番 ★★★★★ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ★★★★☆リスト:愛の夢 第3番 ★★★★☆ エステ荘の噴水 ★★★★☆ ラ・カンパネラ(鐘) ★★★★★+α
2009年12月20日
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スカルラッティ/タウジッヒ:パストラーレとカプリス ★★★☆☆ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ★★★☆☆シューマン:謝肉祭 ★★★★☆フォーレ:ワルツ・カプリース 第1番 ★★★☆☆ラフマニノフ:2つの前奏曲 変ホ長調 op.23-6/ト短調 op.23-5 ★★★☆☆ショパン:バラード 第1番 ★★★★☆:練習曲 第5番「黒鍵」 ★★★☆☆:練習曲 第12番「革命」 ★★★☆☆:ポロネーズ 第6番「英雄」 ★★★★☆
2009年12月19日
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小林研一郎&大阪フィルハーモニー交響楽団ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 「合唱」 作品125 ★★★☆☆
2009年12月12日
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マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 ★★★☆☆
2009年12月07日
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柿沼 唯:ハイドンの庭(委嘱作品) ★★★★☆ハイドン:交響曲 第45番 嬰ヘ短調 「告別」 Hob.I-45 ★★★★★ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1 ★★★★☆ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 「ロンドン」 Hob.I-104 ★★★★★
2009年12月05日
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2009年度11月のベスト・コンサート11月7日(土)公演:マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団2009年度・12月に行くコンサート12月5日(土) 15:00 開演オーストリア・ハンガリー ハイドン・フィルハーモニー会場:京都コンサートホール 大ホール指揮/アダム・フィッシャー Tp/ハンス・ガンシュ 柿沼唯:ハイドンの庭(委嘱作品 初演) ハイドン:交響曲第45番嬰へ短調「告別」 ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」12月12日(土) 17:00 開演KEIBUN 第九 2009会場:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール指揮:小林研一郎独唱:増田朋子(S)小林久美子(A)竹内公一(T)萩原次己(B)管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団合唱:2009KEIBUN第九合唱団ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.12512月19日(土) 15:00 開演中村紘子 デビュー50周年記念 ピアノ・リサイタルII会場:ザ・シンフォニーホールスカルラッティ/タウジッヒ:パストラーレとカプリス ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」シューマン:謝肉祭フォーレ:ワルツ・カプリース 第1番ラフマニノフ:2つの前奏曲 変ホ長調 op.23-6/ト短調 op.23-5ショパン :バラード 第1番 :練習曲 第5番「黒鍵」 :練習曲 第12番「革命」 :ポロネーズ 第6番「英雄」などを予定12月20日(土) 14:00 開演小山実稚恵ピアノ・リサイタル会場:近江八幡市文化会館ショパン:ノクターン 第1番、ノクターン 第2番、ワルツ 第3番 「華麗なる円舞曲」、 ワルツ 第19番「遺作」、ワルツ 2番 「華麗なる円舞曲」 、ワルツ第 9番 「別れのワルツ」、 ワルツ 第7番、ワルツ第 6番 「子犬のワルツ」 、ワルツ 第8番 バラード 第1番ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲リスト:愛の夢 第3番 エステ荘の噴水 ラ・カンパネラ(鐘)
2009年12月01日
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モーツァルト:歌劇 「魔笛」 序曲 K.620 ★★★☆☆ベートーヴェン:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲 ハ長調 op.56 ★★★★☆サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 「オルガン付」 op.78 ★★★★★
2009年11月28日
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チャイコフスキー:祝典序曲 『1812年』 op.49 ★★☆☆☆ショスタコーヴィチ:交響曲 第1番 ヘ短調 op.10 ★★★☆☆チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op.64 ★★★★☆
2009年11月23日
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この度、個人的な事情により、ブログを閉鎖することにしました。約4年の運営でしたが、ご訪問&コメントをくださった皆様、本当に有難うございました。
2009年11月13日
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あれから5日が経ちました。本当に凄まじい演奏でした。11月7日(土)、当ブログの開設日に行った倉敷でのクラシックコンサート、「マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団」の演奏会で聴いた、チャイコフスキーの交響曲第5番です。 もうあれ以上の演奏は望み得ない、そんな気さえしています。それほどまでに大きな感銘を受けたコンサートでした。できることなら、もう一度聴いてみたい!それは無理だとしても、11月17日に同曲が収録されたCDが発売されるので、買って聴いてみようかな(コチラ)? さて、このあと11月23日(月・祝)には、ワレリー・ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団が演奏する、チャイコフスキーの交響曲第5番を聴きます。また来年2月には、飯守泰次郎&関西フィルハーモニー管弦楽団で、同曲を聴く予定です。 さあ、これらの演奏会が、先日聴いた名演に肩を並べることができるでしょうか?
2009年11月12日
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倉敷市民会館リニューアル・オープン記念マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団ソリスト五嶋みどり(ヴァイオリン)[指揮]マリス・ヤンソンス[ヴァイオリン]五嶋みどり[管弦楽]バイエルン放送交響楽団2009 11/7(土)2:00pm 倉敷市民会館~ Program ~ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61~休憩~チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64~ アンコール ~ハイドン:セレナーデ(弦楽四重奏曲 Op.3-5 第2楽章)座席:S席1階11列右9番 11月7日(土)午後7時に倉敷市民会館で行なわれた、マリス・ヤンソンス指揮・バイエルン放送交響楽団の演奏会に行ってきました。拙ブログの開設記念の一環で、わざわざ遠くまで足を延ばしました。この指揮とオケを聴くのはこれが2回目です(前回は2007年来日時)。 ソリストは、ヴァイオリニストの五嶋みどりさん。演奏は今回まったく初めて聴きました。白の下地に、ピンク系の大きな水玉が幾つも施されたドレスでのご登場です。彼女が演奏するベートーヴェンを非常に楽しみにしておりました。 会場へは自宅から自家用車を走らせました。(まさに奇跡的に)ギリギリに到着したため、台数の限られた駐車場には当然のように空きありませんでした。しかし偶然、会館の門扉の前になぜかスペースが生まれて、そこに駐車することができました(もし駐車できなかったら、他の駐車場を探す時間が取られて、五嶋さんの演奏は聴けなかったです)。 会場はリニューアルされたばかりの倉敷市民会館。私自身は初めて訪れました。事前に音響には難があると聞かされていましたが、今回のリニューアルで幾らか改善がなされていたようです。チケットは、今回のツアーの中では破格である上に、人気指揮者、人気オーケストラ、人気ソリストだったため早々に完売した様子で、会場は満席でした。 オーケストラの配置は、弦が左から第1・2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ。これら中低音の右手後ろにコントラバス。左手奥にティンパニ、その隣りに金管、前に木管セクション。この配置は、恐らくチャイコフスキーの演奏を意識したもので私自身も理想とするものです。 開演になると、オーケストラのメンバーが拍手と共に登場。その後、ソリストの五嶋さん、そして指揮者のマリス・ヤンソンス氏が燕尾服の姿で現われました。さあ、いよいよ演奏会が始まります。ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 コントラバスが2プルトであることから、弦楽五部は逆算して「12型」だったと思います。よって、管は古典派二管編成。 私は五嶋さんの演奏に集中していたため気づきませんでしたが、この同じ演奏会に行かれた方によると、最初オーケストラに珍しく緊張がみられた様子だったようです。でも、第1楽章のカデンツァ後あたりから本領が発揮されたとのことです。 (初めの方で、どこからか周波数の高い雑音が数分間、断続的に聴こえてきたのが残念。) それにしても、五嶋さんのヴァイオリンは実に素晴しい。冒頭は、まるでステージからせり上がってくるかのような入り方。その後、あたかも彼女にスポットライトが当てられたようにその存在感を表わしてゆきます。淀みのまったくないヴァイオリンの音色。オーケストラとの呼吸も驚くほどピッタリです。 ヴァイオリンを目いっぱい響かせ、音量もたっぷり余裕を感じました。一音一音に説得力があり、聴いていて自然に音楽へ引き込まれてゆきました。何しろ、このベートーヴェンの作品を熟知しておられて、テンポの揺らし方と強弱のつけ方が本当に端正で巧み。音楽に施された表情が大きな感動を覚えるほど、とても豊かで多彩。華やかで歌心いっぱいのベートーヴェンなのです。 過去に神尾真由子さんと川久保賜紀さんの演奏を聴きましたが、五嶋さんのベートーヴェンは、実績からしても円熟度からしても(申し訳ありません)彼女らを遥かに凌いでいました。開演に間に合い、最初から五嶋さんの演奏が聴けて本当に良かったです。もう、すぐにこの日から彼女の大ファンになってしまいました。 終演後のサイン会に並びました。本当に感動したのに、「素晴しい演奏でした。ありがとうございました」という月並みの感想しか言えなかったですが、サインと握手もしていただき、とても嬉しかったです。チャイコフスキー:交響曲第5番 コントラバスは4プルトに。弦楽五部は「16型」。後期ロマン派二管編成。 2007年来日は強行スケジュールだったらしく、バイエルン放送響の持つパフォーマンスは、十分には披露できていなかったそうです。でも今回は、その実力が遺憾なく発揮されていて、たいへん感動的で素晴しい演奏を聴くことができました。指揮者のマリス・ヤンソンス氏も、そしてオーケストラも、その姿は大きな躍動感に溢れていました。 いやいや、第1楽章から圧倒されてしまいました。非常に厚みのあるオーケストラの響き。非の打ち所のないアンサンブル。音楽が流れるように、また力強く進んでゆきます。実に均整がとれていて、かつとても熱い演奏。感動のために身震いして涙が出そうでした。この楽章が終わった時点で早くも、「凄い、完璧」と心の中でつぶやきました。 私の最も好きな第2楽章。遠くで素朴に、しかし存在感いっぱいに響かせるホルンのソロは感動的。思わずため息の出るような美しさです。第3楽章は速めのテンポでしたが、それでも乱れることはなく、細かなリズムも緻密な演奏でした。 そして第4楽章。ああ、重厚な弦の響きが雄大。オーケストラが一つの大きな塊となって、グイグイ音楽を引っ張ってフィナーレまで突き進んでゆきます。ここでも押し寄せる音楽の波に圧倒されそうでした。残念だったのは途中、音楽が完全に止まったところでフライング拍手が入ってしまったこと。しかし演奏が終わると、「ブラヴォー!」の嵐と割れんばかりの拍手が会場内に響き渡りました(アンコール曲は、ハイドンのセレナーデ)。 これまでチャイコフスキーの5番を様々なオケで聴いてきましたが、今回の演奏が自分の中では間違いなく「ナンバーワン」です。ヤンソンス氏の指揮者としての実力をまざまざと見せ付けられました!バイエルン放送響のレベルの高さにも非常に驚きました。この余韻を大切にしたくて、しばらく他の演奏を聴くのは控えたいくらい。次回の来日が楽しみです!
2009年11月07日
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明日、倉敷で行なわれる演奏会の準備等のために、今日は仕事をお休みしました。倉敷へは車で向かいますが、今晩、尼崎で一泊します。 ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団のコンサート、楽しみです♪
2009年11月06日
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この存在は数年前から知っていたけど、使ってみたのは今回が初めて。とにかく、スカイプ同士なら無料で、しかも電話よりもクリアな音質で会話が楽しめる。まるで、話し相手がすぐ隣りにいるかのような錯覚さえある。ただし、ヘッドセットが必要。 きっかけは、先月の固定電話や携帯電話の通話料金が尋常ではなかったこと。これでかなり節約できると思う。ただ、病みつきになってしまうのは怖い。どれだけ使っても無料だから、話しすぎて寝不足になりそうだ。
2009年11月03日
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秋も深まる(はずの)11月になりましたネ。 さて、10月は5つもの演奏会に行きました。そのうちベストは、やはりパーヴォ・ヤルヴィ指揮、シンシナティ交響楽団のコンサートです。ツィメルマンのガーシュウィンはエレガントでしたし、後半の「新世界」は、これまで聴いた中ではダントツの演奏であったと思います。レポートは明日にでも書く予定です。 では、いつものように今月のコンサートのラインナップです。◆マリス・ヤンソンス指揮バイエルン交響楽団[指揮]マリス・ヤンソンス[ヴァイオリン]五嶋みどり[管弦楽]バイエルン交響楽団▼日時:2009 11/7(土)7:00pm▼会場:倉敷市民会館▼プログラムベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61 チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op.64 ※この演奏会を選んだ理由 拙ブログの開設日であるこの日。なにか大きなイベントを体験したいと思っていたところ、この演奏会について知りました。会場は倉敷で遠方ではありますが、ヤンソンス&バイエルン放送響は2007年に聴いて良かったですし、また格安でチケットが入手できるため選びました。五嶋みどりさんのベートーヴェンのコンチェルトが楽しみです。もちろん、チャイコフスキーの交響曲5番も♪◆ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団[指揮]ワレリー・ゲルギエフ[管弦楽]マリインスキー歌劇場管弦楽団▼日時:2009 11/23(月・祝)3:00pm▼会場:ザ・シンフォニーホール▼プログラムチャイコフスキー:祝典序曲「1812年」ショスタコーヴィチ:交響曲 第1番チャイコフスキー:交響曲 第5番※この演奏会を選んだ理由 ゲルギエフ氏が得意とする、チャイコフスキーの交響曲第5番が聴けるということで迷わず選びました。ホールでは初めて聴く祝典序曲「1812年」も楽しみです。◆京都市交響楽団第530回定期演奏会[指揮]広上淳一[ヴァイオリン]堀米ゆず子[チェロ]宮田大[ピアノ]アブデル・ラーマン・エル=バシャ[オルガン]桑山彩子[管弦楽]京都市交響楽団 ▼日時:2009 11/28(土)2:30pm▼会場:京都コンサートホール・大ホール▼プログラムモーツァルト:歌劇「魔笛」序曲K.620ベートーヴェン:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲op.56サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」※この演奏会を選んだ理由 ファンである、常任指揮者の広上淳一氏が出演する演奏会なので選びました。最も楽しみにしているのはベートーヴェンの作品です。この曲は、ぜひともライヴで聴いてみたいと思っていました。ソリストたちも申し分ありません。 さあ、11月はどれがベストになるか!?今月も中身の濃いコンサートが私を待っていますゾ♪
2009年11月01日
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大阪国際フェスティバル特別公演 パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団[指揮]パーヴォ・ヤルヴィ[ピアノ]クリスチャン・ツィメルマン[管弦楽]シンシナティ交響楽団2009 10/31(日)2:00pm 兵庫県立芸術文化センター 大ホール~ Program ~バーンスタイン:「キャンディード」序曲バーンスタイン:ディヴェルティメントガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」~休憩(20分)~ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」~ アンコール ~ガーシュウィン:3つの前奏曲より 第3番(ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン)ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番シベリウス:悲しみのワルツ座席:B席4階4B列44番 兵庫県立芸術文化センターで行なわれた、パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団の演奏会に行ってきました。クリスチャン・ツィメルマン氏がラプソディ・イン・ブルーを弾くということで、今年度、最も楽しみにしていたクラシック・コンサートの一つです。 客の入りですが、高額な演奏会にもかかわらず、全体の5分の4は座席が埋まっていたように思います。座席は4階の前から2列目右寄りです。ステージを見下ろすような感じですが、決してロケーションは悪くありませんでした。*** *** *** プログラムは、バーンスタインの「キャンディード」序曲で始まりました。オープニングにふさわしい作品で、「題名のない演奏会」ではもうすっかりお馴染みの曲です。シンシナティ響の演奏はピカイチで、この後に大きな期待を抱かせるものでした。 ただ気がかりなこともありました。ホールの音響特性です。やたらと残響が気になります。どうも音がぶつかり合って、ガチャガチャした演奏に聴こえてしまいました。 続いて、同じくバーンスタインのディヴェルティメント。初めて聴く作品です。大抵、こういう曲は退屈になったり途中で飽きがきたりするものですが、シンシナティ響が放つ魅力的な管弦のアンサンブルにより、最後まで引き込まれて聴くことができました。*** *** ***ガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」 前半の部の最後の曲は、お待ちかねツィメルマン氏のピアノソロによる、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」です。限りなく黒に近いグレーのスーツを着て登場しました。 演奏会では必ず自分のピアノを持ち込むという、音響へのこだわりの強いツィメルマン氏。事前の調査が実を結んだのでしょう。彼のピアノの音色や響きも、このホールの特性に合っていたように思います。また、相変わらずガチャガチャ感のあるシンシナティ響でしたが、このオケとの相性は抜群です。 さて、ガーシュウィンのこの曲はクラシックとジャズのコラボの作品。ほとんどの演奏では五分五分が多いのですが、ツィメルマン氏の場合、クラシック7、ジャズ3という七三分けのような感じでした。 そのクラシックの部分では、バッハの荘厳さ、ベートーヴェンの優雅さ、またブラームスの格調高さが顔を覗かせました。山下洋輔氏のような爆発力や、小曽根真氏のようにオシャレな雰囲気ではないけれど、それでもツィメルマン氏らしく落ち着いた気品ある演奏だったと思います。 アンコールもガーシュウィンの作品。ツィメルマン氏の持つテクニックが光る演奏でした。ドヴォルザーク:交響曲 第9番 「新世界より」 後半の部は、ドヴォルザークの「新世界」。この超有名な作品を、ヤルヴィ&シンシナティ響はどう料理するのかに期待を寄せました。そして、導入部分を聴いて思ったことは、前半での不具合部分を修正してきたのか、あるいは自分の耳が慣れてきたのか、実に透明感ある響きに感じました。 テンポの緩急また音の強弱自在のヤルヴィ氏の指揮。見事な音楽運び。オーケストラを完全に掌握しているのが分かります。弦の芳醇で味わい深い響き、そして管、特に金管セクションのレベルの高さには驚きました。その強奏での響きは、天井を貫くような気持ち良さであり、弱奏ではどこまでも繊細でまったく危な気なかったです。 アインザッツやリリースもしっかり揃っていて、このような非常に引き締まった「新世界」を聴いたことがありません。感動のために胸が踊るような演奏というのは、このことを言うのでしょう。さすがはヤルヴィ&シンシナティ響、恐れ入りました! アンコールは2曲。ブラームスとシベリウスのどちらも最高のパフォーマンスを見せた演奏でした。演奏会を終えて 「新時代の巨匠ヤルヴィとシンシナティ響が、孤高のピアニスト ツィメルマンと共演する“音の饗宴”」。当初、座席に不満があって、それほど楽しめないのではないかという不安がありましたが、実際の演奏を聴いてそんな心配はなくなりました。唯一、不満を述べるなら、ホールの音響特性の部分だけです。 指揮者ヤルヴィ氏とシンシナティ響の間に、強力な信頼関係を見て取ることができました。そして、ツィメルマンのポテンシャルの高さにも感銘を受けました。両者ともに素晴しい演奏を披露してくれたゆえに、満足のゆくコンサートでした。
2009年10月31日
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明日31日は、首をキリンさんのようにながぁ~くして待ちに待った、ツィメルマンが弾く、ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーが聴ける日だぁ~。 明日は自分にとっても特別な日。演奏会前も、演奏会後も、その夜もお楽しみが待ってる。あぁ、今夜は興奮して眠れなかったらどうしよう……。 そんなわけだから、この演奏会レポートは来月11月の頭にということで。
2009年10月30日
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何ヶ月ぶりだろう?昨日ようやく京響メールマガジンが届いた。あまりに久しぶりなので、てっきり見逃してしまっていたのかと思ったよ……。 さてと、メール内の目新しいニュースといえば、京響のオフィシャル・ホームページが11月からリニューアルされるということ。今のは、ちょっとダサいなぁと思っていたんだよねぇ。見やすくなるらしいから期待しておこうかな? あと、新しい試みとしてブログも始めるそうな。う~ん、どこかの楽団のマネかいな?ま、最新情報が充実するならいいんだけどね。
2009年10月29日
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パソコンがフリーズしてしまったので再起動したら、立ち上げてからしばらくしてまた全く動かなくなるという現象が起きました。どうにもならないので、強制的に電源を切って再起動しました。しかし結果は同じ。何度も試みましたがダメでした。「パソコンが故障した!」。そう思いました。 ちょうど1年前にも電源が入らなくなってしまい、修理に出しました。高額の電源ユニットを工賃込みで交換しました。今回のアクシデントで、また修理に出さなければならないのかと考えると、とても気が滅入りました。 イライラしていた私は、これが原因で大切な人と喧嘩してしまいました。その人の、「次の日になったら、動くようになっているかも」という言葉も、ただの気休めにしか聞こえませんでした。腹が立った私は、その人にここでは書けないようなことをさせてしまいました。 次の日、動かないと分かっているパソコンの電源を入れてみました。なんと、不思議なことに、正常に起動したではありませんか。昨夜の出来事は何だったのでしょう?驚きのあまり、すぐに喧嘩した相手にこのことを伝えました。その日の夜に仲直りしました。 他の方も同じだと思いますが、私のパソコンには、これまでに蓄積してきた大切なデータやソフトがたくさん入っています。故障のためにそれらが一瞬のうちに消え去ってしまうのは、なんとも忍びないものです。今後のことも考えて、今のうちにバックアップ用のストレージを準備しようかと考えています。
2009年10月28日
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新幹線製造技術を駆使し完成。ハンマーによる手作業で名器・ストラディバリウスの最高峰「メサイア」を原寸通り忠実に再現した。 マグネシウム製のストラディバリウスを製造したのは、アルミをハンマーでたたいて曲面をつくり出す「打ち出し板金技能」で、新幹線の先頭部分を作っている山口県下松市の板金加工会社「山下工業所」。 これまでにアルミでバイオリンやチェロを製作したが、重さが本物(500グラム前後)の倍に達し、弾きづらいのが難点だった。このため、実用的な金属の中では最軽量のマグネシウムを素材に採用し、539グラムと軽量化に成功。 この目的は何か?それは、同社の技術力をPRするための「日本初の試み」で、11月4日から東京ビッグサイト(東京都)で開かれる中小企業総合展で展示される。社長の山下竜登氏は、「さらに軽量化させ、マグネシウム合金のビオラとチェロも作り、弦楽四重奏を実現させたい」と話していたそうだ。
2009年10月27日
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ヴァイオリニストの岡崎慶輔氏が出演するコンサートのチケット。発売日である本日、入手することができました。クリスティアン・アルミンク指揮新日本フィルハーモニー交響楽団■日時2010年1月31日(日) 開場14:30 開演15:00■会場三重県文化会館■プログラム(予定)ブラームス:「ヴァイオリン協奏曲」(ソリスト:岡崎慶輔)ドヴォルザーク:「交響曲第8番」 座席は、5月に聴いたモスクワ放送交響楽団の時より4列前で番号は全く同じ。ソリストに近づいたので、個人的には申し分ありません。ずっと待っていた岡崎氏の絶品のブラームスがいよいよ聴けます。
2009年10月25日
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2010年に、近所のホールで行なわれる関西フィルのニューイヤーコンサートのチケットを、発売日の今日、入手しました。このホールに、プロのオーケストラがやって来る唯一の演奏会であるため、非常に人気があります。 実は毎年、発売日が過ぎてから気づくという悪いパターンだったので、数少ない残った座席しか取れませんでした。今年は十分に前もって分かっていましたから、だいたいの希望の座席は確保できると思って、お昼過ぎにチケット購入のためホールに出向きました。しかし、既に良い座席は無くなっていて、今年も比較的ましなところで妥協せざるをえませんでした。 でも、いいんです。今回は一緒に聴く人がいますから。昨日、及川浩治氏の演奏会チケットを取ってくれた方を招待しました。だから、いつも一人で聴いている時より楽しいコンサートになると思います。
2009年10月24日
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会員先行予約の本日、座席を確保しました。というか、「確保してもらいました」が正しいかな?ザ・シンフォニーホールで公演予定の、及川浩治氏の協奏曲シリーズ第3回のチケットです。 座席は2階バルコニーでRD列。これってバルコニー席では最高の座席で、他のシートとは色(と恐らく質感)で区別されているんです。ステージ向かって右側の座席ですから、ピアノの音の抜けも良いし、及川氏の顔も間近で見れますしね。 チケットは一緒に行く方に取ってもらいました。本当に感謝、感謝。公演日は来年の3月でずっと先ですけども、当日がたいへん楽しみです。
2009年10月23日
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久しぶりに飯守泰次郎氏の指揮で演奏を聴きます。今日発売の、関西フィルのいずみホールシリーズのチケット。そういえば、この会場も久しぶり~。関西フィルハーモニー管弦楽団 主催公演[日時] 2010年2月6日(土) 18:00開演 17:30開場 17:40~指揮・飯守泰次郎によるプレトーク[場所] いずみホール[出演] 指揮:飯守泰次郎(関西フィル常任指揮者) ヴァイオリン:大谷玲子[プログラム] ◆チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」作品24より) Peter Ilych Tchaikovsky: Polonaise from "Eugen Onegin" Op.24 ◆チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 Peter Ilych Tchaikovsky: Violin Concerto D major Op.35 ◆チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64 Peter Ilych Tchaikovsky: Symphony No.5 E minor Op.64 飯守氏が振るチャイコフスキーは楽しみ。今回は珍しく、ひとりで聴くのでないというのも嬉しい。これをもって、2009年度のチャイコフスキー祭りは幕を下ろします。
2009年10月21日
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この日もいつものように通勤途中につけたFMラジオ。ちょうど、ある楽曲の紹介が始まるところでした。それは、レスピーギ作曲「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」。奇しくも1週間前、イ・ムジチ合奏団の生演奏で聴いた作品でした。 冒頭から引き込まれる、優しく心温まる音楽。特に、有名なシチリアーナは、涙が出そうなくらい懐かしく感じる曲です。実演では、聴衆の一人ひとりの心を温かくして、まるでホール全体がポッカポカになった気分でした。 穏やかな気持ちにさせてくれる、本当にいい作品です。
2009年10月20日
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どうして、今まで聴かずにそのままにしていたのだろう?メータ&ロサンゼルス・フィルのドヴォルザーク、交響曲第9番「新世界より」(録音:1975年 ロサンゼルス)。 これは約2年半前に、メータ&イスラエル・フィル来日公演の際に、サインしてもらおうと購入したCDだ。しかしながら、残念なことにサイン会は開かれず、それから2年以上もの間ほったらかしになっていた。 でも、今日ようやく開封して聴いてみた。カップリングされた第8番がいい曲だということを、ある方から教えてもらったことがきっかけだった。確かに、ドヴォルザークらしい土俗的な匂いのする名曲だ。演奏も素晴しい。 しかし、驚いたのは第9番の方。こんなにも勢いがあり引き締まったド迫力の「新世界」は初めてだ。公演当日聴いたイスラエル・フィルもなかなかのものだったが、こちちらの演奏は実演をはるかに凌駕している。 この時代のメータ&ロサンゼルス・フィルが、いかに充実した音楽を世に送り出し提供していたかがよくわかる録音である。
2009年10月18日
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予想通りだったとはいえ、これほどまで凄まじいものになろうとは!それは、辻井伸行氏のピアノ・リサイタルのチケット予約。 発売開始から1時間のあいだに、100回近くでしょうか?据え置きと携帯の両方を使って電話を入れたのですが、かけてもかけても出てくるのは、女性の録音された声によるNTTのお詫びガイダンスのみ。3、4回ほど話し中のコール音が聞けたものの、遂に一度も繋がらず諦めてしまいました。 この度、一緒に予約電話を頑張ってくれた方もダメだったみたい。ホールのホーム・ページを確認すると、どうやらその日のうちにチケットは完売したようです。ガッカリだなぁ……。
2009年10月17日
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「芸術劇場」で放送されたプレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団のベートーヴェン。交響曲第5番の第2楽章の途中から聴いたのですが、3・4楽章がとてつもなく速く、ついてゆくのがちょっとたいへんでした。 私がよく聴くカラヤン&ベルリン・フィルが快適な新幹線ならば、プレトニョフ&ロシア・ナショナル管は、超快速のリニアモーターカーって感じ。 でも、有名な第5番の第1楽章、第7番全体は未視聴なので、そちらは録画で確認したいと思っています。
2009年10月16日
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大阪センチュリー交響楽団第145回定期演奏会[指揮]小泉 和裕[ピアノ]アリス=紗良・オット[管弦楽]大阪センチュリー交響楽団2009 10/15(木)19:00pm ザ・シンフォニーホール~ Program ~リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調~休憩(20分)~ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調~ アンコール ~リスト:ラ・カンパネラ(ピアノ:アリス=紗良・オット)座席:D席3階LLF列9番 大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会へ久しぶりに行ってきました。今回の目的はリストのコンチェルトを弾く、アリス=紗良・オットさんのピアノ。座席は最安席ですが、ピアノの鍵盤全体がバッチリ見える位置です。*** *** ***リスト アリスさん、目の覚めるような鮮やかなブルーのシルクのドレスで登場し、会場内は一気に華やいだ雰囲気に包まれました。 彼女の演奏を初めて聴いたのは2年前。チャイコフスキーのコンチェルトだったのですが、これがまた凄かった。聴衆の目と耳を釘つけにする、洗練された技巧と若さがあふれる豪快なピアノの響きが印象的でした。 この度のリストのコンチェルトも同様。鍵盤の上で、時には軽やかに、また時には激しく、さらにはしなやかにと、指が楽しそうに踊っていました。それに呼応して、ピアノからは非常にインパクトのあるあの響き。しばらく、頭から離れそうにありません。 演奏終了後にアンコール。曲目はやはり、お得意のリストで「ラ・カンパネラ」。難易度のとても高いダンスが鍵盤上で繰り広げられました。*** *** *** ブルックナー さて、個人的な諸事情で予習のできなかったブルックナー。感想は控えておきます。*** *** ***演奏会まとめ 「私は、オーケストラと弾くのがすっごく楽しいんです。オーケストラと弾くと、右側のお客様とだけではなく、オーケストラとも会話できて・・・つまり自分全体が音楽の会話に囲まれてる・・・っていう、舞台での気持ちがすごく大好きなんですよ。」 これは、アリスさんのコンチェルトに関するコメントです。彼女にとって、コンチェルトは聴衆とオーケストラとの対話のようなものなのですね。それを楽しんでピアノを弾いている、だからアリスさんの演奏は聴く人の心に響くのでしょう。*** *** ***オマケ情報 カメラやマイクが入っていました。どうやら、今回の演奏会のことが放送されるようです。ブルックナーが聴きたい方はぜひ。
2009年10月15日
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なんか、やっと続きが聴けるのか!といった感じ。ちょうど1年ぶりに、及川浩治の協奏曲シリーズが再開される。第1回はラフマニノフ、そして前回はショパンという、それぞれ2つのコンチェルトだった。 今回の第3回目は、リスト&チャイコフスキーと題して、やはり2つのコンチェルトが披露される。公演日は、2010年3月14日(日)午後2時から。 それにしても、シリーズものなのに1年もブランクがあるのはいかがなものかと。どうしてなんだろう?という疑問が残ってしまうなぁ……。
2009年10月14日
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至上のアンサンブルイ・ムジチ合奏団[弦楽合奏]イ・ムジチ合奏団2009 10/12(月・祝)2:00pm ザ・シンフォニーホール~ Program ~レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲プッチーニ:菊の花 ロータ:弦楽のための協奏曲(イ・ムジチ合奏団に献呈)~休憩(20分)~ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」(「和声と創意の試み」op.8より)[ヴァイオリン/アントニオ・サルヴァトーレ]~ アンコール ~ヴィヴァルディ:シンフォニア ト長調 RV.144より アレグロ山田耕作:赤とんぼロッシーニ:ボレロヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 コンカ RV.163座席:B席3階RRF列5番 イ・ムジチ合奏団の演奏会に行ってきました。ザ・シンフォニーホールには8年ぶりの登場だそうですが、私自身は初めて実演を聴きます。イ・ムジチ合奏団の十八番といえば、やはりヴィヴァルディの「四季」。この作品を生演奏で聴けるのをとても楽しみにしておりました。 編成は、ヴァイオリンがコンサートマスターのアントニオ・サルヴァトーレを筆頭に6弦。ヴィオラ、チェロがそれぞれ2弦とコントラバスの計11弦。これにチェンバロが加わります。 合奏団のメンバーがステージ上に登場。着席後、その最初の第1声が放たれた瞬間、ホール内には今まで経験したことのないような、柔らかくて温かい弦の響きが広がってゆきました。 レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 この作品は、リュートという古楽器のために作られた曲を弦楽合奏用に編曲したものです。よく知られているのは、第3曲の「シチリアーナ」。目を閉じて聴けば、記憶の片隅にあった遠い昔の思い出が蘇ってくるよう。変奏曲形式なので、主題の姿が変わってゆくたびにとても懐かしい気持ちになりました。プッチーニ:菊の花 初めて聴く作品。原曲は弦楽四重奏です。ある公爵の逝去を悼み作曲されました。イタリアの葬儀を行なう際に飾られる「菊の花」にちなんでいます。ですから、作品の内容は全体的にどことなく憂いを帯びていました。鳴咽のような旋律が、抑え切れない悲しみを表現しているようで、合奏団の各奏者の表情も真剣さが滲み出ていました。ロータ:弦楽のための協奏曲 前半の最後は、映画音楽の作曲家として有名なニーノ・ロータの作品。初演は1967年。その後1977年に改訂され、イ・ムジチ合奏団に献呈されました。 曲はコンチェルト・グロッソの形式にならい、緩-急-緩-急の4つの楽章からなります。特に面白かったのは最終楽章で、目まぐるしく動くギャロップ。あたかも、車窓から見える、次から次へと飛ぶように変わってゆく景色みたい。各奏者が、弓を上下に忙しく動かす様子が印象的でした。ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 後半はお待ち兼ねのヴィヴァルディの「四季」。演奏が始まると会場内の空気は瞬時にして変わりました。現在の季節は「秋」本番ですが、ホール内には暖かな「春」のムードが漂っていました。 至福の時間が経過する中で、最も心に残ったのは「冬」の第2楽章。ゆったりとしたテンポが、気分をリラックスさせてくれました。そして何より感動したのは、ピッツィカートの伴奏上で歌い上げるサルヴァトーレ氏の極上のヴァイオリン。それはそれは、ため息の出るような美しさでした。 演奏が終わると拍手喝采。「ブラヴォー」の歓声に指笛まで飛び出すという盛況ぶり。本当に素晴しい音楽と触れ合うことができました。アンコール 本編があまりにも好評だったために、アンコールは当初3曲だけだったようですが、オマケの1曲が追加されて、計4曲が演奏されました。中でも「赤とんぼ」は非常に良かったです。秋の夕暮れに飛び交う赤とんぼの情景が目に浮かぶような、しみじみとした雰囲気が会場内を包みました。 センチメンタルになりやすいこの季節にはピッタリな作品。聴衆の中には感極まって涙する人も。私自身もおおいに感動しながら、目をウルウルさせて聴いていました。このイ・ムジチ合奏団のサービス精神、心憎いですなぁ。演奏会を終えて 豊かで伸びのある高音の弦に、優しくてまろやかな中低音の弦。それらが紡ぎ合わされて、至上のアンサンブルを奏でる「イ・ムジチ合奏団」。 「我々は『四季』を演奏する際、日本の情景もイメージします」という言葉に違わず、彼らの「四季」は、我々日本人に最も馴染んだ季節感をもたらす人情味のある素晴しい演奏を披露してくれたように思います。 次回の来日の際も、ぜひ聴いてみたいと思います。
2009年10月12日
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かんでんハーモニアス ファミリーコンサート大阪フィルハーモニー交響楽団[指揮]沼尻竜典[ヴァイオリン]川久保賜紀[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団2009年10月9日(金)19:00 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール~ Program ~ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61~休憩(15分)~ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68~ アンコール ~J.S.バッハ:G線上のアリア座席:A席2階2E列42番 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール・大ホールで行なわれた、大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。今回のプログラム、昨年11月に大阪フィルの定期で聴いたものと全く同じということで、興味津々。指揮は大植英次氏から沼尻竜典氏、そしてソリストは、神尾真由子さんから川久保賜紀さんに替わっての演奏です。彼女らは共に、チャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得した実力あるヴァイオリニストです。 (車中で、カラヤン&ベルリン・フィルのブラームス1番を聴きながら、ホールへと向かいました。)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 赤とピンクを織り交ぜた色合いのドレスで登場した川久保賜紀さん。彼女の演奏を聴くのはこれで3回目です。過去2回はいずれもチャイコフスキーのコンチェルトで、情熱的な雰囲気のこの作品と川久保さんの持つヴァイオリンの優しい音色とが、何となく合わないような印象を受けたのが正直な感想でした。 今回はベートーヴェンのコンチェルト。この作品は、どちらかというとしっとり歌い上げるようなメロディが特徴。今回こそ、川久保さんの持つ響きとマッチするのではないかと期待を高めました。 これまでのように、聴衆の一人一人にじっくり聴かせるような好感の持てる演奏スタイルは健在で、川久保さんの人柄が滲み出るような美しい音色を披露していました。しかしながら、やはり前回までに持った印象と変わらなかったのは、彼女はやはり線が細く、オーケストラに溶け込んでしまってヴァイオリンの主張が今一つ弱かったこと。この点が残念に思いました。ブラームス:交響曲 第1番 オーケストラは、後期ロマン派二管編成「14型」で7-6-5-4-3プルト。弦楽五部の配置は、指揮者の左手から第1、2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、後方にコントラバス。 重々しいティンパニの行進。重厚な弦と鳴り響く管。それらが一体となって第1楽章の冒頭から強烈な印象で始まりました。そして、その後に続く、胸に迫ってくるような各弦の痛烈な響きとテンポ感。それで思わず「わぁ、まるで車で聴いた演奏の再現だぁ!」と心の中で叫びました。 ただ、第1楽章の演奏に大きな感銘を受けたあまりに、その後に続く楽章が何となく平凡に聴こえてしまったのが少しもったいない気もしましたが。でも、全体的によくまとまった演奏で、沼尻氏の指揮者としての手腕、そしてベストメンバーではなかったものの、大阪フィルの実力を魅せてもらった思いです。演奏会まとめ 川久保賜紀さんのヴァイオリンは相変わらずだなぁという感じ。彼女の演奏アプローチは、コンチェルトに向いているのだろうかという疑問さえ出てきました。聴くのだったら、今後はヴァイオリンソナタなどの室内楽にしてみようかな。 一方、ブラームスの1番は第1楽章だけを取ってみれば、これまで聴いた中では今回が一番だったような気がします。各楽器の響きに豊かな充実感がありました。沼尻竜典氏による指揮はこれで2回目ですが、いずれも良い印象です。彼の指揮する演奏、また聴いてみたいです。
2009年10月09日
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ああ、これは大きなショックだ。若すぎる。工藤千博氏62歳、9日、胃がんのため死去。 工藤氏は長野県生まれのヴァイオリニスト。86~06年に京響コンサートマスター。名教授として知られ、妻でヴァイオリニストの小栗まち絵さんとの二人三脚で、多数の優秀な門下生を輩出している。門下には、神尾真由子さん、長原幸太氏、木嶋真優さん、太田雅音氏、清永あやさん、黒川侑くんなどがいる。 京響のコンマスを降りられたのも、きっと闘病生活に専念するためだったのかもしれない。私が京響を聴き始めたのが2007年からなので、工藤氏のヴァイオリンを直接には聴いたことがなかったのが心残りだ。
2009年10月09日
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まずは、大阪センチュリー交響楽団。5日に、2010年度のシーズンの定期演奏会予定が発表された。けれど、聴きたいプログラムが一つもない。だから来年のセンチュリーはパス! 次に、大阪フィルハーモニー交響楽団。やはり、来年2月の定期演奏会プログラムは、東京でも公演される。予想通りだった。東西のクラシック・ファンの反響が楽しみ。 最後に、来年から私生活が大きく変化しそう。転居も視野に入れている。大阪もその一つ。
2009年10月08日
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ちょうど1ヶ月後に近づいてきた、倉敷で行なわれるヤンソンス&バイエルン放送交響楽団の演奏会。この秋、最も楽しみにしているコンサートの一つなのですけど、実はまだ会場までの交通手段を決めておりません。 土曜日の公演であるにもかかわらず、開演はなんと午後7時なんですよ。翌朝に大切な用事のある私は、日帰りが強いられております。なので、電車では行けません。よって、車で行くことになるわけなのですが、マイカーには“ETC”なるものが装着されていないため、高速道路を使用することにためらいを感じています。 普段ほとんど高速道路を走らない私が、この機会に“ETC”を着けて高速を利用するか、それとも高速をやめて自宅から倉敷までの長い距離をずーっと下道で走るか、私には今、二者択一が迫られているのです。
2009年10月07日
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予告どおり、公演の詳細が京都コンサートホールのホームページで発表されておりました。辻井伸行ピアノ・リサイタル。公演日は2009年12月14日(月)、19:00開演。チケット発売日が、10月17日(土)10:00~。関西では、この京都公演のみのようです。 仕事のある平日ですが、このチャンスを逃すとしばらく聴けなさそうなので、ぜひとも行きたいと思っています。しかし、大人気のリサイタル。競争率が非常に高くなるであろうと予想されるゆえに、チケット争奪戦は熾烈を極めそう。しかも、入手方法は電話予約のみなんですよ。厳しいなぁ……。ただ、今回は頼もしい助っ人が! この演奏会に行くことを希望している方と協力して予約を取る作戦に出ることにしました。これでチケット獲得の確率は2倍に。はたして、チケットは手に入るでしょうか?
2009年10月06日
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「ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション」。実は今日、ようやく開封しました。55枚のCDすべてに紙ジャケットが付いているのが特徴です。 今夜は早速、リヒテルのラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番を聴きました。CD49ラフマニノフ:・ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18・前奏曲集(第12番ハ長調Op.32-1/ 第13番変ロ短調Op.32-2/ 第3番変ロ長調作品23-2/第5番ニ長調Op.23-4/ 第6番ト短調Op.23-5/第8番ハ短調 作品23-7) スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ) ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スタニスラフ・ヴィスロツキ ステレオ録音:1959年4月26日-5月2日、 ワルシャワ ああ、絶えず変化する音楽の波に揺られているような感覚。テンポもリズムも音の強弱も、独特のものがあるけれど、それが豊かな情景描写になって、これまでに聴いたきた演奏群とはまた違った世界が見えてくる。 それに、この録音は私にとって、特別な意味を持っているような気がする。大切な出会いのきっかけを作ってくれた演奏。素晴しい音楽と人とのつながり。何だか不思議……。
2009年10月05日
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かんでん クラシック イン 京都[指揮]高関健[ヴァイオリン]玉井菜採[管弦楽]京都市交響楽団2009年10月3日(土)14:00 京都コンサートホール(大ホール)~ Program ~メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 序曲 op.26メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64~休憩(20分)~チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74「悲愴」~ アンコール ~チャイコフスキー:弦楽のセレナーデ 第3楽章 「エレジー」座席:A席1階25列22番 京都コンサートホールで行なわれた、高関健氏が指揮する京都市交響楽団の演奏会に行ってきました。目的は、高関氏の「悲愴」交響曲。彼の良い評判を聞きつけて、今回、初めて指揮する姿を拝見しました。そして、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトのソリスト、玉井菜採さんの演奏も初めてでした。 チケットは前売りの段階で完売。よって、ホールは満員。私好みの環境で鑑賞できました。約2ヶ月ぶりのオーケストラ曲。さて、肝心の演奏の方は……。メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 序曲 この曲を実演で聴くのはこれが3回目でしょうか?今回の演奏が最も良かったと思います。音の分離がたいへん際立ち、楽器のそれぞれの響きが浮き上がって聴こえてきました。音色も立体的で、タイトルどおり洞窟の奥へ奥へと進んでゆくようなリアルな感覚が味わえました。さすがは高関氏、噂どおり優れた手腕を発揮する指揮者だと、大いに感心しました。メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 1曲目が良かったので、オケの方は安心して聴けました。一方、ソリストの玉井さん、実直な響きで好感の持てるヴァイオリニストです。いたってオーソドックスな演奏ですが、聴衆を惹きつける魅力を持った音色を放ちます。 ただ、気になる点もありました。ステージ上で、他の奏者以上に体を大きく左右に揺らして演奏するため、音がアチコチに分散してしまっていたように感じたのです。 これって、大勢の人の前で講演する時と同じだと思うんですよね。聴衆に訴えたいのなら、一度にすべての人に聴かせるというより、まずは一人の聴き手に注目しその人にひとまとまりの考えを述べてから、次の聴き手にまた同じように話す。これを繰り返すことで、すべての人に説得力のある話ができるんですよ。 同様に、あたかも一人の人に一つのフレーズを聴いてもらってから、他の聴衆の一人に次のワンフレーズを聴いてもらう。それが終わったら、また次の一人へと……。こうして聴衆全体に訴えかける音楽が披露できると思うんです。私は、そんな聴衆を考慮に入れた、感情移入のしやすいヴァイオリニストが好きだなぁ。チャイコフスキー:交響曲 第6番 「悲愴」 4月に京響の大阪特別公演において、常任の広上淳一氏の指揮で聴いて大感動しましたのでね。聴く前から、かなりハードルを上げてしまいました。感想を率直に言うなら、消化不良という感じかなぁ。ちなみに、オーケストラは後期ロマン派二管編成で、典型的な「14型」の7-6-5-4-3プルト。 第1楽章はかなり速いんですよ。それで、例の主題の掛け合いのところがもつれて聴こえてしまいました。各楽器のバランスもあまり良くなかった気が。「ここで、こんな楽器が鳴っていたんだ」という新鮮な驚きはありましたが、中にはそれらが違和感を覚えるものもあったりして、何だかなぁ……。 打って変わって第2楽章は、結構、弦の響きが重厚で聴き応えがありました。ただ、あまりダイナミクスに変化が感じられなかった点が残念だったかも。 「悲愴」交響曲の評価が分かれる要因になる第3楽章。テンポは中庸。クライマックスまでの持って行き方は、自然な流れでした。ただね、なんとなくザワザワしているんですよ。雑音ではないんですけど。でも、まずまずの爽快感はありました。 最終楽章。これは、チャイコフスキーの巧みな作曲術がそうさせるんだろうけど、いつどのオケで聴いてもイイんですよね。グッと来るものがあります。そのようなわけで、今回も感動のうちに曲が閉じられました。まとめ う~ん。チケット価格相応の演奏といったところでしょうか。1曲目のメンデルスゾーンが良かっただけに残念極まりない。たぶん、聴く人によっては評価できる演奏だと思いますが、私のように、その作品の様々な演奏を追いかけて聴いている者にとっては、「こういう演奏もある」にとどまってしまいます。 特に「悲愴」交響曲は、高関氏の実力ならばもっと上の演奏が実現できたはず。それとも、私の耳との相性が悪かっただけなのか?次回は、高関氏の最も得意とする作品の演奏で聴いてみたいですね。
2009年10月03日
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今日から10月、秋の衣替えの季節に入りました。でも、まだまだ汗ばむ日が続きそうです。 そして本日、ドイツ・グラモフォンのCD-BOXが届きました。この中で最も楽しみなのは49枚目、リヒテルが弾くラフマニノフのコンチェルト2番です。 さて、先月行ったコンサートも一つだけでした。これで、7・8・9月と3ヶ月も一つだけ演奏会が続いてしまいました。それなので、先月だけは“ベスト”コンサートを、“行った”コンサートに変更しました。 しかし今月は、今まで行けなかった分を取り戻すべく、5つのコンサートに行く予定を立てました。では、10月のコンサートのラインアップです!◆かんでん クラシック イン 京都[指揮]高関健[ヴァイオリン]玉井菜採[管弦楽]京都市交響楽団▼日時:2009 10/3(土)2:00pm▼会場:京都コンサートホール 大ホール▼プログラムメンデルスゾーン:フィンガロの洞窟 序曲メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」ロ短調※この演奏会を選んだ理由 指揮者として、密かに高い評価を受けている高関健氏の演奏を初めて聴けるということで、選びました。しかも、私が名演探しをしているチャイコフスキーの「悲愴」交響曲。それと、今年生誕200年でありながら、全く聴いていなかったメンデルスゾーンの作品が演奏されるということも選んだ理由です。◆かんでんハーモニアス ファミリーコンサート大阪フィルハーモニー交響楽団[指揮]沼尻竜典[ヴァイオリン]川久保賜紀[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団▼日時:2009 10/9(金)7:00pm▼会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール▼プログラムベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68※この演奏会を選んだ理由 昨年11月の大阪フィルの定期演奏会と全く同じプログラムで、ソリストがチャイコフスキー国際コンクールで最高位だった、神尾真由子さんから川久保賜紀さんになった点が興味深いと感じて選びました。評価の高い、沼尻竜典氏の指揮も楽しみにしています。◆イ・ムジチ合奏団[弦楽合奏]イ・ムジチ合奏団▼日時:2009 10/12(月・祝)2:00pm▼会場:ザ・シンフォニーホール▼プログラムレスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲プッチーニ:菊の花ロータ:弦楽のための協奏曲(イ・ムシチ合奏団に献呈)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 (「和声と創意の試み」op.8より) [ヴァイオリン/アントニオ・サルヴァトーレ]※この演奏会を選んだ理由 これは言うまでもないでしょう。選んだのは、ヴィヴァルディの「四季」を、最も馴染みのある弦楽合奏の「イ・ムジチ合奏団」で聴けるからです。◆大阪センチュリー交響楽団第145回定期演奏会[指揮]小泉和裕[ピアノ]アリス=紗良・オット[管弦楽]大阪センチュリー交響楽団 ▼日時:2009 10/15(木)7:00pm▼会場:ザ・シンフォニーホール▼プログラムリスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調(ハース版)※この演奏会を選んだ理由 リストがお得意だと個人的に思う、アリス=紗良・オットさんのピアノ演奏が聴けるということで選びました。◆大阪国際フェスティバル特別公演シンシナティ交響楽団[指揮]パーヴォ・ヤルヴィ[ピアノ]クリスチャン・ツィメルマン[管弦楽]シンシナティ交響楽団 ▼日時:2009 10/31(土)2:00pm▼会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール▼プログラムバーンスタイン:「キャンディード」序曲バーンスタイン:ディヴェルティメントドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op. 95 「新世界より」ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー※この演奏会を選んだ理由 あのツィメルマンが、なんとガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーを弾くという。彼の大ファンである私が聴かないでどうする!?ということで選びました(笑)。 久しぶりに、ホールでクラシック三昧です。月末が最も楽しみ。これが一番の目玉演奏会になることでしょう。 以上、今月10月に行く予定のコンサートでした!
2009年10月01日
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本日30日に発売の「ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション」。HMVから発送の通知が届きました。早くて明日、自宅に商品が到着すると思います。待ちに待ったCD-BOXですから、非常に楽しみです。
2009年09月30日
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今朝のクラシックカフェ(再放送)で、ブラームスのワルツ集“愛の歌”を放送していた。短い通勤時間の中だったので、改めて自宅で聴き直した。 実は、放送された録音と同じCDを持っているのだ。・愛の歌、ワルツOp.52 エディット・マティス(ソプラノ) ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ペーター・シュライアー(テノール) カール・エンゲル、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ) 喜ばしく甘いメロディや、孤独を表わすかのような悲しい雰囲気の歌。4重唱の魅力が存分に詰まっている“愛の歌”。リズムはワルツなので、踊り出したくなるような感覚になった。初めて聴いても飽きのこない表情豊かな歌曲だ。サヴァリッシュ氏がピアノの連弾を披露しているのが非常に興味深い。
2009年09月29日
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ステージに登場した時には、美しい容貌ではあるもののその大きな体つきに、ちょっと驚きました。しかしさらに驚いたのは、その演奏スタイルの豪快さです。 昨夜(27日)のN響アワーにおいて、チャイコフスキーのコンチェルトを披露したオランダのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンさん。終始オーケストラを引っ張るその力強い演奏は、当日の公演を聴いたホールの聴衆のみならず、お茶の間でこの豪快な音楽を楽しんだ視聴者の皆さんをも圧倒したことでしょう。 事実、私もそのヤンセンさんの熱演から強烈な印象を受けました。ブロンズの長い髪が乱れに乱れまり、弓の毛も何本切れたことか。そして、心に訴えかけてくるようなヴァイオリンの響き。ほんと、素晴しかったです。
2009年09月28日
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今日、別の用事で近所のホールに行ってみると、来年も早々に関西フィルがやってくることがわかりました。 公演日は2010年1月16日(土)で、会場は、「あいこうか市民ホール」です。プログラムは、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」と、リストのハンガリー狂詩曲第2番その他。 で、ソリストは、ミューズの晩餐でもお馴染みの、ヴァイオリニストの川井郁子さんです。しかし、川井さんは、プログラムのどの曲を演奏するのかな?オーケストラ用に編曲された、リストの作品でしょうか? いずれ、詳細がわかることでしょう(ちなみに、チケット発売日は10月24日(土))。
2009年09月27日
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これらはいずれも、京都コンサートホールで行なわれる(予定の)ピアノ・リサイタルです。 まずは中村紘子さん。公演日は2010年3月14日(日)。オール・ショパン・プログラムです。私は既に、12月にザ・シンフォニーホールで行なわれるリサイタルのチケットを入手しているので、京都公演には行かないと思います。けれど、ベートーヴェンのソナタが入っていたら、行きたいと思ったはず。 いつも思うんですけど、なぜ京都コンサートホールの情報は、こんなに遅れてやってくるのでしょうか?先に取ったチケットを後悔することが、よくあります。 そして、もう一つは辻井伸行氏。リサイタルは行なわれるようですが、コンサートの詳細、チケットの発売方法については、10月5日(月)に京都コンサートホール、コンサートホールイマジン、辻井伸行オフィシャルの各ホームページにて公開するとのことです。 この情報は嬉しいです。なぜなら、これまでのリサイタルはチケット争奪戦と化し、競争率が異常に高くて入手困難だったからです。比較的、近くでやってくれるのもありがたいです。ただ、未だに衰えを見せない辻井氏の大人気リサイタルですから、チケットゲットは今回も、熾烈を極めそうではありますね。
2009年09月26日
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HMVでの「ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション」の発売日が、9月25日(金)から9月30日(水)へ変更になってしまいました。
2009年09月25日
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こんなに豪華なCD-BOXを、こんなに安価で入手できてしまってもいいのでしょうか?HMVではいよいよ明日(25日)発売の、ドイツ・グラモフォン111周年記念コレクターズ・エディション。DG栄光の111年に燦然と輝く名盤たち55枚のCDが、オンライン価格でわずか9000円足らずとは! 実は11年前の100周年にも、「ドイツ・グラモフォン100年BOX」というタイトルでCD22枚組みが発売されていました(価格は3万円強)。当時も、それで凄い企画だったのでしょうけど、今回はまたスケールが違います。あまりにも中身が凄いので、HMVでは予約の時点でまずは早々に完売してしまいました。 私が所有しているCDは圧倒的にDGが多いのですけど、このBOXとのタブリはほとんどありません。1枚目の「アバド&ウィーン・フイル、ブラームス:ハンガリー舞曲集」と、55枚目の「小澤&ボストン響、ツィマーマン(ピアノ)、リスト:ピアノ協奏曲第1、2番」。そして、中ほど(26枚目)の「カラヤン&ベルリン・フィル、ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』」くらいなものです。 さてここで、私が注目する中身の一部を紹介します(いずれもピアノ曲)。CD3ショパン:・24の前奏曲Op.28・前奏曲嬰ハ短調Op.45・前奏曲変イ長調(遺作)・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35『葬送』 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ステレオ録音:1975年10月22-25日(Op.28)、 1974年7月8-11日(Op.35)、ミュンヘン 1977年2月1日、ワトフォード(Op.45&遺作)CD20ベートーヴェン:・ピアノ・ソナタ第21番ハ短調Op.53『ワルトシュタイン』・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a『告別』・ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op.57『熱情』 エミール・ギレリス(ピアノ) ステレオ録音:1972年1月9-13日(第21番)、 1974年12月22-26日(第26番)、 1973年1月12-16日、ベルリンCD22・コリリアーノ:オスティナートによるファンタジア・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2『テンペスト』・ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調Op.80・ペルト:クレド エレーヌ・グリモー(ピアノ) スウェーデン放送合唱団 スウェーデン放送交響楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン デジタル録音:2003年9月3-7日、ストックホルムCD31・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23・メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25 ラン・ラン(ピアノ) シカゴ交響楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム デジタル録音:2003年2月21-25日、シカゴCD42~43・ショパン:夜想曲第1~21番 マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ) デジタル録音:1995年1月2-5日、 1996年1月2-4日、ミュンヘンCD45ショパン:・12の練習曲Op.10・12の練習曲Op.25 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) ステレオ録音:1972年1月20-22日(Op.10)、 1972年5月15-19日(Op.25)、ミュンヘンCD49ラフマニノフ:・ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18・前奏曲集(第12番ハ長調Op.32-1/第13番変ロ短調Op.32-2/ 第3番変ロ長調作品23-2/第5番ニ長調Op.23-4/ 第6番ト短調Op.23-5/第8番ハ短調 作品23-7) スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ) ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スタニスラフ・ヴィスロツキ ステレオ録音:1959年4月26日-5月2日、ワルシャワ ピアノ曲以外では、カルミニョーラのヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集。ドゥダメルのマーラー5番。ケンプの「皇帝」協奏曲。カルロスのベートーヴェン7番。オイストラフのチャイコフスキー。そして、ロストロポーヴィチのドヴォルザーク……と、数え上げたらキリがありません。 で、HMVでは今のところ完売ですが、アマゾンでは発売日が1ヶ月後の10月20日であり、まだ予約は可能です。他の輸入版CDと組み合わせて購入すると10%の割引になりますから、アマゾンの方が500円以上お安く買えます。 私はというとHMVで予約しました。とにかく、このCD-BOXが手元に届くのが非常に楽しみです。
2009年09月24日
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まずは、今日が発売日だった、コバケン&大阪フィルの「第九」チケットを入手しました。それにしても、2005年の年末から実演の「第九」を聴き始めましたが、過去4回中3回が大阪フィルという偏りよう。違った1回は昨年で、大阪センチュリーでした。本当は、他の楽団の「第九」も聴きたいのですが、なぜかこういう結果になってしまいます。 実は、家で聴く「第九」もかなり偏っています。CD1枚だけ、小澤征爾&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団で、あとは全部カラヤン&ベルリン・フィル。CD2枚にDVDが2枚。LP1枚、カセット1本。2CDのうち1枚は、今度ドイツ・グラモフォンから出る55CD-BOXに収録されているものです。 ああ、偏るのはいいけれども、名演が期待されるコンサートや名盤と呼ばれる録音は他にもたくさんあるのだし、試してみないともったいないなぁ……。
2009年09月23日
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「ワケあって……」と切り出し、今月8日から11日まで聴いてきたCDを紹介しましたが、それらはいずれも、今年12月20日(日)に行なわれるリサイタルの一足も二足も三足も早い予習のためでした。 その3ヶ月前の9月20日(日)の発売日に、公演チケットを購入しました。そう、小山実稚恵さんのピアノ・リサイタルです。演目には、ショパンのノクターン、ワルツ、バラード1番。ラフマニノフのコレルリの主題による変奏曲。そして、リストの愛の夢・第3番、エステ荘の噴水、ラ・カンパネラがあります。 特に最後のリストの「鐘」は、名曲探偵アマデウスで取り上げられた時、小山さんの解説と演奏で関心が高まったので、この度これを生で聴けることは非常に興味深いと感じています。*** *** *** ところで、小山さんも一応ショパン弾き。1985年の第11回ショパン国際ピアノコンクールでブーニンが優勝した時、彼女は4位入賞を果たしましたから。しかし、来年2010年がショパンの生誕200年ということで、コンクール優勝者の中から、予定されている来日公演を簡単に紹介します。●マウリツィオ・ポリーニ 10月 2年連続で来日。大阪に来るかな?ベートーヴェンの「熱情」を演奏するなら聴きたい!●マルタ・アルゲリッチ 4、11月 東京 リサイタルを開くのは非常に珍しい。関西公演があれば聴きたいなぁ。●クリスチャン・ツィメルマン 5、6月(ショパン・ツアー) 彼も2年連続。絶対に行くけど、バラード全曲とかやって欲しい。●ユンディ・リ 4月 チケットを入手しておきながら聴き逃がした経験があるだけに、今回こそは!●ラファウ・ブレハッチ 10月 ショパンのコンチェルト1番を聴いて感動した。今度はリサイタルに期待。●スタニスラフ・ブーニン 11月(オール・ショパン) 優勝から25年。未だに日本での人気が衰えないのは不思議に思える。 まあ、なんと豪華な面々。聴けるものならすべて聴きたいけど、そのために手元のお小遣いがいくら羽根を生やさねばならないことか……。とにかく、開催地やプログラムなどの詳細が早く知りたいものです。
2009年09月22日
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「わぁ、透明感のある音色だなぁ……」。自由に、そして軽やかに鍵盤上で指を転がす若き達人、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(敬称略)。フランスの新星ピアニストだ。 関西には、彼の名を知る人は結構いると思う。今年の大阪フィルの定期演奏会で、あの物議を醸したマーラー5番の前に、モーツァルトのコンチェルトのソリストを務めたのが、なにを隠そうヌーブルジェなのだ。 昨夜のN響アワーで演奏した曲は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番。私は、ほとんど聴いたことがない。雰囲気はモーツァルトのそれに似ている。しかし、ベートーヴェンらしい工夫も随所に見られる、初々しい作品である。 ヌーブルジェは、頻繁に指揮者、そしてオーケストラとコンタクトを取っていたのが印象的で、非常に息の合ったところを披露していた。まだ22歳という若さなのに、堂々とした演奏姿が見てとれ、舞台慣れしている様子にも感銘を受けた。彼が、フランス期待の星であるワケがなるほど理解できた演奏だった。
2009年09月21日
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