こどものきろく



普通分娩だったのに、痛みをうまく逃せない私を横目に付き添っていた実母と
旦那に先生が坦々と説明している。「無痛分娩に切り替えます」
5月22日の深夜11時に既に破水はしていたものの、陣痛が来たのはよく朝
になってから。母親教室にいかなかった事を心底悔やんだのは子どもが産まれ
ほっとしてからの事ですが「ひっひっふー」ってどうやるのかがまずわからず
ひっひっで吸っちゃってた・・・。結果「過呼吸」になり息ができなくなり顔
はチアノーゼで真っ青、苦しさが息を吸えば吸うほど増す事に相当パニックを
起こしたから。
助産婦さんや看護婦さんにほっぺぶたれながら「おかあさんしっかり!」「が
んばらないと、あかちゃんもっと苦しいんだよ」って言われた。
そんな事言ったってがんばってんのに・・・。
もうパニックは限界まできた「殺してよ」って叫んだ。
一瞬空気がとまる。けどまた、助産婦さんにたたかれた「あまえてんじゃない」
はい・・・でも、苦しかったんだもん。

結局これとその後の生活が原因で「普通は数年したらけろっとしてまた次の子
ほしくなるよね~」という友人に「今も嫌です」と四歳になる息子に目をやり
ながら言ってます。
とにかくぐったり疲れた・・・出産。でもまだまだ私のなんて安産だったとき
くと難産のママがまた子どもを産もうとする気持ちに脱帽。
尊敬します。いや・・・マヂで。今の旦那の子ならもういりません。はい
 私が産んですぐ次のよそのママが産気づいてて、もう頭みえます~な状態だ
ったので助産婦さんにお股にシートかけられただけの状態で「しばらく赤ちゃ
んと休んでいてください」と放置されていった。一応暖房の効いている産室で
はあったけどさむかったよ・・ほぼ裸だし。

最終的には、無痛分娩にするタメに入れた脊椎の麻酔のおかげで陣痛が弱まり
またしても促進剤を投与して陣痛を強めたけど子どもが休んでしまって出てこ
ようとしない、休むというよりは、ぐったりしていたらしい。
「吸引分娩にしますね、このままでは赤ちゃんがもたない・・・」って言われ
て吸い出される事三回・・・。2回目意識が遠のきましたよ。3回目逝った。
一瞬だけね。その後するんって外にでる感覚と今まであった腹部とかの圧迫感
が一気になくなって「あ・・・生まれたんだ」と思った。

へその緒首に一巻きして更にたすきがけしていたそうな・・・。まだ普通分娩
にこだわっていたら、あぶなかったと言ったのは、取り上げてくれた先生。


 私が産んですぐ次のよそのママが産気づいてて、もう頭みえます~な状態だ
ったので助産婦さんにお股にシートかけられただけの状態で「しばらく赤ちゃ
んと休んでいてください」と放置されていった。一応暖房の効いている産室で
はあったけどさむかったよ・・ほぼ裸だし。
暫くして子どもがカゴにのったままで横につれて来られた。
ウウ・・・ヒャーウと声にならない声で泣く「泣くなよー、痛かったのはあん
たよりおかーさんだってー」と涙しながらチビに手を伸ばした。
小さな手で私の小指きゅっと握ってぴたりと泣きやんだチビの姿はかわいかっ
た。旦那に対する不信感とかがいっぱいだったから、まず子どもにかけた言葉。
「大丈夫、何があってもおかーさんがあんたを守るからね」だった。

今私は守れているんだろうか?この子は私を好いていてくれるだろうか?
自分の感情にまかせて叱る事もある、ぶつ事も・・・。私あなたを虐待しては
いない?凄く考える。



名前について・・・
子どもと病院にいて最初の数日は毎日きていた旦那も仕事の都合で遅くなっ
ては来ない日もあった。パソコンでいろいろと名前を入れて占ったりしてる
んだという旦那だったが、いくつか上げてくる候補はすべて「これいいと思っ
てたんだけどどうも字画がなー・・」とか「運勢よくないんだよ」って言う。
運勢だけでもね~・・・。と正直思った。
退院してきた日からずっと考えるけど、途中でいつも寝てしまう旦那。
しょうがないから、育児の合間に私がパソコンで好きな文字いれたりしてや
ってみたんだけどやっぱり運勢がいまいち。
とうとう13日間。子どもには名前がないまま「あかちゃん」と呼ばれ続け
ていた。13日目「お前も考えて見ろよ」といった旦那は私にパソコンを預け
るとそのまま高いびきかいて寝だした。永眠させてやろーか?とも思いつつ。
横で寝てるチビに早く名前つけてやりたい・・・・いろいろと思いつく名前
を入れてみた。
10時半をまわってだんだんいらいらしてきた。とりあえず「おん」から決め
ちゃおう。といろいろの中ででてきたのは「タケル」じゃあどういう字にしよ
うかと思った時に、名前を省略しやすい音の字もしくは、別の読み方した時に
かっこよさげなの・・・。丈夫の丈なら 「ジョー」と呼べる。うん、短縮し
たら「たけ」かわいい・・・。じゃ・・・「る」は?本当は「みつる」ってつ
けたかった。その語源はどこかはおいといてその名前の字は恐ろしく運勢がよ
ろしくなくて、旦那が「同じ「る」でも、流れるじゃなくて琉球の「琉」には
光る玉という意味がある」っていってたの思い出した。
玉のような男の子・・元気に育つだろうし・・・流れるだと安直だし、これに
しよう。「たける」「丈琉」ふーっとため息ついて旦那をキックで起こした。
「決まったよ・・・」
「ん?・・・あ・・・ああ・・・これ?いいんじゃないか?」
たけちゃん、あんたの名前はおかーさんが一人で決めました。

プリンターですぐ打ち出して、決まりました・・・と私の両親にご報告。
翌日に旦那は書類を出しに役所に行きましたとさ。
後で、占ってみたら幼少の時には波乱に満ちているかもしれないがやがて自力で安定させるという意味がでていたように思います。忘れた。(笑)
ま・・・ええやん。
自分の道は自分で切り開け、とりあえずちっこいうちには、おかーさんが守
ってやるから、お父さんに何かされそうになったら大きな声で呼べ!おかーさ
ーんって。


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