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January 14, 2008
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カテゴリ: Gun Shooting
 これを書いている矢先に機動隊員が拳銃をコンビニに忘れるという事件が報道されました。この国はいったいどうなってるんでしょうか?
 もし、僕たちのような銃所持許可を得ている人間がショットガン・ケースをコンビニに忘れたらどうなるでしょう?まァ、間違いなく取り上げられるでしょうね。不適格ということで・・。
 民間の所持許可者に対する規制を厳しくすることは結構ですが、それ以上に銃を携帯する公的機関のモラルも低下していませんか?
 拳銃を使った警官の自殺などはその最たるものです。

 また、銃所持許可者のモラル低下、スキル低下を示唆する暴発事件などもありました。確か群馬だったと思いますがこの暴発事件は管理能力を疑う典型的な事件です。
 詳しくは記憶していませんが銃の手入れ中、所持者がちょっと目を離した隙に銃が暴発し幼い子供が死傷した事件です。目を離したすきに子供がトリガーを落とした可能性もあると報道されていました。
 このとき被弾した被害者が助かったのか亡くなったのか僕には定かではないのですが、これは絶対に所持許可を受けている人間にとっては考えられない行為です。信じられない行為といったほうが良いです。
 チャンバー(薬室)にショット・シェル(実弾)が装弾されている状態で銃を放置して席を離れるなんて言語道断です。いくらセフティをかけていても非常識です。分別がつく大人の前であっても無闇に実弾を装填しないのは常識中の常識です。

 話が逸れますが装弾数のキャパ一杯に実弾を詰め込む方ほど下手な傾向にあります。


 追いながら2撃目を当てることは不可能に近い芸当ですから2発目を装填しておくことに意味はありません。
 これにはもう一つ理由があります。ボルトを操作してチャンバーにカートリッジ(ライフル弾)を装填するさい精密な弾頭尖頭部がチャンバー内壁に干渉して尖頭弾頭を歪める可能性があります。弾頭が少しでも変形すると飛行中の空気抵抗やバレルを抜けるときの抜弾抗力が変わり弾道に与える影響は無視できなくなるので上級者ほどボルトでガチャガチャ装填することを避け、一発ずつ直接チャンバーに装填することを原則としています。
 このように長距離からの精密射撃では1発で仕留めるのが鉄則で、諺にもあるように下手な方ほど装弾数が多いのです。
 人間の身体は必ず僅かに揺れるのでカメラの手振れ防止機能は必須とする方が多いようですが、ずっと射撃をやってきた僕から言わせるとそれがすべてではありません。手振れや身体の揺動は0には出来ませんが管理下に置くことは可能だからです。
 射撃で精神修練すると何十メートル先のターゲットを狙うためのエイミングもできるようになります。コンマ数ミリ銃口がずれれば何十メートル先のターゲット上では数十センチのズレになります。血流や筋収縮による揺動というのは特定の訓練や修練を重ねることで限りなくネガを潰していけるようになります。
 話が逸れてしまいましたので暴発事件に戻します。
 銃の手入れ中にどうして実包(実弾)を装填するのかが疑問です。空撃用のいわゆるブランクがパックマイヤーやスティルクリンなどから発売されていますのでそれで十分に対応できるはずです。いずれも2,000円未満のもですし入手が困難なものでもありません。
 実際に使用する時まで装弾しないという基本的な部分が守られていないのでしょう。日本人は基本的に狩猟民族ではないため狩猟に使う道具の取り扱いが浸透していないためにこういった安易な取り扱いをするのではないかと思います。ガン・ロッカーとアンモ・ロッカーが何故別々にあるのか?ということを肝に銘じる必要があります。
 実際、射撃場でもクレイ射出を待つときにマズル(銃口)を地面に向けず(下に下げずに)待っている方々を見かけます。
 そういう方々のほとんどはエイミングが遅く失中を重ねるために銃口を下げて待てないように見受けられます。さらにはクレイを狙うために銃を持ち上げるときにトリガーに指をかけるようにしてエイミングに入る方々もいます。万が一、指に力が入ってトリガー絞ってしまったらどうするんでしょうか?こういうシューティング・スキルもテクニックも未熟な方たくさんいます。
 こと銃器に関しては殺傷能力があるので未熟だとか初心者だからという甘えは許されません。こんなシューターが後ろにいると僕も背中から撃たれやしないかと不安になり、あまりにも酷い場合は仕切りなおすことさえあります。

 所持許可を持つと銃に常に接しているため危険性が徐々に希釈されてしまうようです。

 「みっちー」さんが代弁してくれましたが、所持許可証も運転免許を取って慣れてくるとスピードを出したり無謀な運転をすることに似ています。
 そういう意味ではクルマも殺傷能力を持ってますので油断は禁物ですが、銃の所持許可をお持ちの方々には今一度銃には『本格的な殺傷能力』が備わっていることを再認識していただき、管理義務の徹底と自己管理をお願いしたいと思います。







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Last updated  January 14, 2008 09:53:45 PM
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Re:続く銃刀剣関連事件~第3話~(01/14)  
まろる さん
はじめまして。こちらのブログを楽しみに
みさせていただいております。

確かに所持に関する能力だけではなく、保守・管理責任まで全うできる方だけが銃を所持できるように
免許制度という形をとるのもいいですね。

ただ、悲惨な事件がおきると過熱的な報道がされてしまい、本質的に「道具」は「道具」であり最終的に使う人間に左右されてしまうということを見失いがちになっている気がします。

こういった事件をなくすために規制で縛り上げなくてはならないような昨今の日本人のモラルの低下は
なげかわしいばかりだとおもいます・・・。

(January 14, 2008 11:04:27 PM)

改行が・・・  
まろる さん
改行をするのを忘れてしまい見づらくなってしまい
ごめんなさい。m(__)m (January 14, 2008 11:10:33 PM)

Re:続く銃刀剣関連事件~第3話~(01/14)  
私の父も以前銃を所持してました。
私達子どもに万が一の事があってはいけないとの理由で持つのをやめたそうです。
銃に限らず悲惨な事件が多すぎて悲しくなります。
家庭環境や教育から見直さなければと思います。 (January 14, 2008 11:33:06 PM)

はじめまして。コメントありがとうございます。  
Strikes Back!!  さん
まろるさん
>はじめまして。こちらのブログを楽しみに
>みさせていただいております。

楽しみにしていただいてるなんて大変光栄なことです。ありがとうございます。

>確かに所持に関する能力だけではなく、保守・管理責任まで全うできる方だけが銃を所持できるように
>免許制度という形をとるのもいいですね。

>ただ、悲惨な事件がおきると過熱的な報道がされてしまい、本質的に「道具」は「道具」であり最終的に使う人間に左右されてしまうということを見失いがちになっている気がします。

>こういった事件をなくすために規制で縛り上げなくてはならないような昨今の日本人のモラルの低下は
>なげかわしいばかりだとおもいます・・・。

そうなんですよね。
詰まるところ人間性やモラルの問題なんですよね。
道具を使う人間側の問題ですからね。
面白いことにクルマの設計や好みなんかも人柄が反映されるような気がしますね。

毎日ブログ更新はできませんが、これからも面白くためになる記事が書ければ幸いです。これからもよろしくお願いします。


(January 15, 2008 10:31:22 AM)

気にする必要はありません。(笑)  
Strikes Back!!  さん
まろるさん
>改行をするのを忘れてしまい見づらくなってしまい
>ごめんなさい。m(__)m
-----
気になさらないで下さい。

(January 15, 2008 10:32:35 AM)

社会環境保全が一番難しいでしょうね。  
Strikes Back!!  さん
クレアのママさん
>私の父も以前銃を所持してました。
>私達子どもに万が一の事があってはいけないとの理由で持つのをやめたそうです。
>銃に限らず悲惨な事件が多すぎて悲しくなります。
>家庭環境や教育から見直さなければと思います。
-----
悪化する社会環境保全に力を入れる必要がありますが遅々として進みませんね。
日本は自由主義ではなく自分勝手主義だと言われますが全くもってそのとおりです。
環境保護がままならないぐらいですから、社会環境保全など風前の灯でしょうか。

(January 15, 2008 10:36:34 AM)

Re:続く銃刀剣関連事件~第3話~(01/14)  
ててて さん
米軍WW2の旧式の使用方法共通普遍と感じました。
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訓練や練習や点検や用途別にいろんな有るのが理想。
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(July 9, 2010 05:00:55 PM)

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