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上海忠

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2005年06月21日
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ホテルにチェックインしたあと、我々は食事に行きました。といってもホテルの9階にあるレストランです。ここには日本食(もどき)があるというので当時の日系企業の人達はここにばかりきていたようです。というのもこの頃は珠海は開発途上で「経済特別区」というのは名ばかりの田舎街だったのです。その為に日本料理の店も無く、日本人の駐在員の人達は食事で結構苦労していたようでした。ともあれ親父・と出迎えの4人と私の5人は9階のレストランへ向かいました。来て見ると照明はオレンジ系で薄暗く、レストランというより場末の酒場のような感じでした。レストランで親父が誰かを見つけたようです。私を呼んでいます。私が行くと伯父の息子つまり私の従兄がいました。約20年ぶりでした。20年ぶりなので何か他人のような感じで従兄のような感じがしません。一緒に中国人の女性がいました。何でも通訳兼家庭教師らしく、日本語はとても上手でした。この女性と後に親戚になるとは夢にも思いませんでした。従兄は2人いて私が会ったのは弟で租の上の兄は台湾に居るとのことでした。最初はぎこちない会話でしたが、従兄同志なのですぐに打ち解け、中国ではなになになどいろいろ話してくれました。「食事は?」と聞かれ、メニューを見ると変な日本語で日本料理らしき物が書かれてありましたが、殆どは当時の私には判別不能でした。とりあえず「カツ丼」と言う文字が判別できたので「カツ丼」を頼みました。約20分後、出てきた「カツ丼」は日本のカツ丼と同じだったので、これなら安心だ。とカツの一切れを口に入れ噛むと・・「ガリッ!」と固い歯ごたえが・・・骨です・・。カツの肉が骨付きだったのです。「本当かよ!」と思いました。そして向いに座っている従兄に「これ骨付きだよ。マジかよ。」とぼやきました。従兄いわく「そんなの当たり前だよ。これからもっといろいろあるよ。ははは・・。」と言って笑っていました。そして「忠君もすぐ慣れるよ。」と慰めか励ましか解らないような言葉を掛けてくれました。夕食後にホテルの窓から通りを見ると、人が絶えず行き来きしています。下の景色を見ながら、「本当に大丈夫かなあ・・・。」と少し不安になりました。翌日は珠海の会社へ初出社です。

                         つづく





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最終更新日  2005年06月21日 20時31分19秒
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