ガンは頑張る人がなるというのは本当です。
性格的にいいかげんな人は一人もいない。
肉体的に頑張ったのか、性格的に頑張ったのか、自分の本音を抑圧して建前優先で頑張ったのかによってガンの発生場所が違ってくる。
たとえば乳ガンですが、乳ガンの場合は ストレス
が関係しています。
過去のある期間、強い肉体的ストレスを受けた人は左乳ガン、長い期間をかけてじわじわと、精神的なストレスが蓄積された人は右乳ガンになりやすいのです。
左乳ガンの人は、誰かの下で働くことで能力を発揮する。
その要求に、つい頑張って、肉体を酷使してしまう。
激しいこともできるし、深夜残業もこなす。
肉体的にボロボロになるまで頑張れる人です。
ですから、左乳ガンの人は「あの時の無理がたたったのだ」と思い出すことができる。
右乳ガンの人は、潜在的に 職場や夫婦などの人間関係のストレス
をため込んでいる。
人間関係に問題を抱えている人は、自分の思い通りに相手をコントロールしたい人です。
相手と対立して勝ち負けを争っている。
和解、妥協という気持ちが持てないで、主導権争いを繰り返しているとストレスとなります。
自己中心性が強くて、職場で四面楚歌になっている場合は危ない。
肺ガンの患者さんは、 病気が怖い
のです。
肺ガンであると知らされた途端に、一気に衰えてしまう。
なんでこんなにガタガタになるのだろうと思うくらいです。
そのショックが免疫力をさらに落としていく。
その恐怖を不安の程度に落とすことが大切です。
胃ガンや十二指腸ガンの人は、とにかく 生真面目
なのです。
言われたことに対して、なにごとも真面目に取り組まれますね。
自分の本音としては、断りたいのだけれども、相手のことを考えると建前上引き受けないとまずいことになると考えるような人です。
他人からものを頼まれると、引き受けるかどうかをとことん悩むような人がかかる。
肝臓ガン、胆のうガンの人はとりあえず引き受けてしまう。
引き受けてしまってから、あれこれと悩む人が多い。
胆のうガンの人は結構ユーモアのある人が多い。サービス精神が旺盛です。
相手を思い、気遣うようなところがあります。
すい臓がんは、 「弱音をはかず、最後まで凛としている。芯が強い」
人がかかる。
昭和天皇がすい臓ガンでした。侍従長でさえ、昭和天皇がまどろんだところを見たことがないというのです。
すい臓ガンの人は、葬式の準備までして終わるような人ですよ。
とにかく立派な最後です。
考え方、生き方、行動、食生活の偏りが、身体に無理やストレスを与え、それらが蓄積された結果、ガンが発症している。
これを逆手にとって、自分の思考パターン、行動パターンの傾向を自覚して、片寄っているなと思った時は、すぐに修正してバランスを回復できる人はガンにかかりにくいということができます。
遺伝子研究の村上和雄先生が指摘されているように、ガン遺伝子のスイッチがONにならないということだと思われます。
そういう意味では、森田理論はバランスを取り戻すことをことさら重視している理論です。
バランスのとれた生き方を身に着けるために、森田理論という人間哲学を学ぶことをお勧めいたします。
(土橋先生の著書の紹介)
「ガンをつくる心、治すこころ」(主婦と生活社)、「ガンを超える生き方」(徳間書店)、「病気になる人、ならない人」(ソフトバンククリエイティブ)、「突き抜ける生き方」(あ・うん)、「50歳を超えてもガンにならない生き方」(講談社)、「生きる。死ぬ。」(ディスカバー21)など。
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