04/04/25 朝霧の長い一日


昨日の山登りが効いて、あちこち筋肉痛ですわぃ。
足とか、お尻のシェイプアップによさそうよ~またやろうかな^^

それはさておき、今日は昨日と打って変わって雲ひとつない青空!
富士山も朝から美しいお姿をたたえています。はぁ~ありがたや
しかし、今日も風が冷たいやね・・・フライトスーツ必須です。

ショップに行ってみれば、おおっすごい人!!
講習生だけでもざっと15人以上は居るんで無いの?
しかも、今日は白糸はK塾の「Rコース」が最終日で、課題が白糸~猪之頭。
つまりつまり、物凄い混雑すると思われる!?
ので、朝のミーティングでは混雑時の同時進入などについて
自分の位置と。周りの機体をよく見て、相手がどういう動きをするか予測し、
パイロットが進入の際に、通る経路などが説明され、
先に先に危険を回避するように念入りに注意される。

ごく。なんだか真剣なムードざんす。

そーんなわけで、早速白糸へ。
今日は一番にテイクオフへあがったる!と思って車にキャノピーを乗せようとしていたそのとき。
ん?ん?何だあの赤いの・・・吹流しか?いや、それにしてはでかい…

ががーん!朝一からツリーランが出ていました。

現場近くの道を通るときに救出している姿が見えて。
そういえばあたしってばツリーランしたことは有るけど
ちゃんとしたツリーランの講習ってやってもらったこと無いんだよね。
H木さんにツリーラン講習やってみたいんですけど~と言ってみる。

テイクオフへついたものの、やっぱり南がビュービューぢゃん!
しばしテイクオフでK塾の講義を盗聴し(どーせ聞いても判んないけど…えへへ)
Rコースのパイロット達がどんどん天子へ飛んでいくのを眺めてすごす。
はぁ~ええなぁ~あたしも早く飛びたい…

しかしお昼前にイントラが「LDでツリーラン講習やりましょう!」と言うことで
LDそばの林へ移動!やったぁ~ちょっとわくわく~

講師はS木さん。
ツリーランしたら、まずはシュリンゲ、カラビナを使っての自己確保。
わっかになったシュリンゲにカラビナを通して、それを幹に巻きつけ
わっかにくぐらせて、締め付ける。カラビナをハーネスのどこか。
片側に吊られてたら反対側。につける。

これで一回木に引っかかってからまた落ちるという二重事故を防ぐそうな。

ほぉ~大事やね。シュリンゲって。

そこで、実際に木に吊られてる状態を作り、自己確保から、ロープで降ろしてもらうまでをやってみることに。

「誰か、やりたい人居る?」

はーい!!はいはい!! あたし、やりたぁ~い♪
真っ先に手を挙げて一人で大張り切りのあたし。

ふふふ。あたしがやらないわけないじゃなーい!!
ネタにさせてもらいます!!

皆の好奇の視線を一身に浴びつつも、
いそいそとハーネスをつけ、ヘルメットをかぶる。

まず先にS木さんが木に上る。
途中枝の無い杉の木にはしごをかけ、するすると登る。
ふふーん。そんなん楽勝だぜ♪

腰引けてまんがな

と、思ったが。実際はしごに登ると侮れない高さ~!!
・・・(;´Д`)ウウッ し。下が見れん(汗)
ちょっと。ホントに大丈夫?
このはしご、倒れたりしないでしょーねぇぇ・・・・ちゃんと支えててよねっ!!
なんとかはしごの一番上まで一番上に到着するも、やばーい!!こわーい!!
思わず幹にしがみつく。
隣の木に固定したエイトカンとロープを、
S木さんがハーネスの左のカラビナにくくりつける

「じゃあ、あこちゃん。そのままぶら下がってみて」

ひょえ~い!マジで手が離せんじょぉ~!
しかし自分でやると言った以上、やらねばなるまい…
大丈夫だよねっ?切れたりしないよね。このロープ!?
じわじわ足元をゆるめて体重をかけていく…ええ~いままよっ!!
ぶら~~~~~ん!!

吊られ中~

おおっ!!斜めになってこのぶら下がってる感。
なつかしや、はるか昔にやったツリーランの時の景色だ~(またそーゆーこと言うから~…)

すぐさま促され。ハーネスの右ポケットに入れていたシュリンゲを取り出す…

でもコレ、レンタルのハーネスだから右のポケットだけど、
あたしのハーネスって、右にポケット無いんだよな…右利きにはきついなぁ~
なんて言ってる場合じゃなかった。
落とさないようにシュリンゲを取り出して、木に巻きつけて・・・・
く、くぅっ腹筋がプルプルしよるぅぅぅ。
グローブが邪魔で上手くカラビナ開けられんし・・・見た目以上にキッツイぞぉ~

グローブを落とさないようにはずし、
なんとかシュリンゲを木に巻きつけ、カラビナをハーネスに固定。

警部! 確保しましたぁ~~~~!!

さらにもう一本シュリンゲで足場を作ってそこに足を入れて体勢を縦に直す。
ああ、ちょっとだけわき腹が楽になったw
しかし、今度は足がぷるぷるぷるぷる・・・・・

そこへ救出隊が現れて(設定)ロープが渡され、カラビナに固定する。
確保したシュリンゲ(と、実際にはライザーも)
が体重が目いっぱいかかっている状態なので、緩めないとはずせない。
なので、足場のついたステップのあるシュリンゲを頭より少し高い位置に締め付け、
ちょっと立ち上がるような姿勢(木にしがみつつ、腹筋を使いながら縄ばしごを上るみたいなカンジ)
を維持しつつ、1mくらい昇らなくてはいけない!
何気に、これが一番きつかった~
バランスを維持しつつ、確保したシュリンゲをはずす。
(本来なら、ライザーもここではずしておく)

最後は隣の木にかけたロープ一本になり、
エイトカンで滑らせながらゆっくりと降ろしてもらい、
無事生還!! ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ

はぁ~面白かったぁ~!これで万が一ツリーランしても自己確保はできるぞっ
S木さん、ありがとうございました!

しかし、シュリンゲって大事ね~うんうん。
「3本1000円です(笑)」
とちゃっかり宣伝wするH木さんヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
・・・ショップに戻ったら速攻ゲットしなくちゃだわ~

そんなわけで、ツリーラン講習も無事終了。
お昼を食べて、午後からもう一度テイクオフへ!

しかし、まだまだ風は強いのでパイロット~パイロット取得中の人から
テイクオフ開始。
ブローがなかなか弱まらないが、時々ふっと弱まる隙を狙ってクロスでテイクオフ。
しかし、長いことあれあれテイクオフを見ていたあたしはすっかりビビリスイッチが入ってしまって。
どーも慌てすぎ。動きがぎこちない・・・三回もテイクオフにシッパイ。。。
うーん、もたくさしてスンマセン。

今度こそはと落ち着いて立ち上げ、テイクオフ!
皆はすでに東尾根でリッジを拾ってたのであたしも先駆にしたがってすぐ右へ!

出て、すぐは高度が低い。うーん。雑木まで行けばあそこであげられっかな?
とりあえず、そこを目指して飛ぶ・・・と。途中でしっかりとしたサーマルに吹き上げられ、
アゲンストを向けただけであっというまに稜線の上に出てしまった。
おおっ、いきなりかい?
えーっとどれどれ、今の高度は・・・ってまた電源入れてないよ!! Σ(゚д゚lll)ガーン
しばらく安定するところを探して飛び、
機体が増えてきていたので空いてるところを狙って沖方向・アゲンストに出し、
片手にライザーを束ね、
「今潰れてくれるなよ・・・…o(;-_-;)oドキドキ」
と思いながらバリオのスイッチを入れる。

ん?

この数字って事は・・・・
すでにテイクオフから200mも上がってんのかい!!
どぉーりで見える景色が全然ちがうわけだよぉ~~~!!
南尾根の向こうの稜線まで見えるんだよ!?すげーすげー!
その合間にもところどころでしっかりとしたサーマルにはいり、
片翼に重みをカンジながら旋回するとそのたびに上昇!!
いやぁ~~ん!!350mゲイン!!た、た、たっけ~~~ぇ!!

そのくらい高くなるとなんだか南尾根まで行けそうな気がしてくるから不思議。
ていうかさーN川さんなんか、あたしよりちょっと下なのに、もっと奥まで行ってるんだよなーあたしも行けるかなぁ~

なんて思っているとLDのH木さんから

「あこちゃんは高いとこにいるから、いちこぶの奥のほうまで行ってみようか~」

Σ('◇'*)エェッ!?
マジで~?もしかして・・・南尾根に渡らせてくれるのかしら!?
行く行く~!!と、いそいそと奥へ移動するが、
ブーッブーッブー…そこでかなり下降・・・・
「あ。下がっちゃったね。やめとこうか。」残念。
もういちど雑木へ戻ってまた少しあげなおす。が。さっきの350は越えられずじまい。。。

そのあと何度かしぶ~くなってきて、一回かなり高度が落ちるも、
粘ってまた稜線の上にだす!どうだぁ~☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ

しかし、3度ほど粘った頃、どう頑張っても上昇しないくらいの渋々になり、
同時進入になるとやだったから先にLDへ向かうことにする。
しかし、LDの上に出るも、なかなか高度が落ちず、うろうろしてる間に
結局3機があたしよりも低く前に出てきたので、周りを見渡して進入順序を確認。
低い順・LDに近い順だもんね。
ひーふーみー…あたしは4番目ね。よしよし。
かなり近い距離で一斉に高度処理。うお~緊張するぅ~
目の前に居た一機がファイナルを切って入ったのを確認し、自分も高度がちょうど良かったのでLDに向き直ろうとしたその時!

あたしよりやや高く、背後にいた機体があたしと向き合うような形になったと思ったら左に旋回し、
突然LDに入っていこうとするではないか!!

はっ!?

おい!あたしだろぉぉ~~~~!?次は!!!

などと怒っている暇はない。

このままいくと正面衝突だ。

ど、どうしよう?
左から進入しようとしている機体に、本能的に左に避け、
とりあえずその機体のすぐ背後に回りこんだものの、高度がない!
すぐLDに入らないとあたしも山沈しちゃう~!
慌しくその機体に続いて自分もファイナルターンを切る。
目と鼻の先をグライダーが飛んでいく。
しかしあたしの機体、結構早いらしく・・・
ともすれば追いついてしまいそうだ。

念には念を入れてLDでちょっと振って高度を落とし、なんとか無事LD…
あまりに突然。あまりに予想外の事態に、心臓はバクバク。冷や汗だらだら。

こ。腰が抜けたっちゅうねん・・・。

H木さんに詰め寄り、

「あ、あたしまちがってない…ですよね?」
「大丈夫。合ってた合ってた。」

だーよーねー!?またあたしが間違えちゃったのかとも思ったけど、
ホントのホントに超気をつけてやってたもーん!ヽ(`Д´)ノプンプン

いやぁ~でも、ホントに同時進入は何が起こるかわからんわ…
空にも信号があればいいのよね。
でも止まってられないからなぁ~車と違って…皆さん気をつけようね…

そんなわけでソアリング的には40分から45分くらい。
高度は350mくらい上昇したので、これは一番高かった~
一本でおなかいっぱいになったので2本目は行かなかった。

ところで、NPの課題があとローリングと翼端折のみになりました!!
次回・・・この二つをこなせばいよいよNP検て…あわわ!!

よーっしゃがんばるぞぉ~…ローリングがちびっと心配だけど。

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余談だが。この日のツリーランはなんと3人。
N山君は講習の成果を活かして?ちゃんと自己確保してました~
エライエライ!!

あたしもシュリンゲとカラビナ買ってかーえろっっと。

くれぐれも使う日が来ませんよーに…南無南無。


写真提供=ひるひるコーチ

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