06/06/04 復活は日曜日



なーんて大口を叩くのはいつもの事とは言え、
今回、またしても飛べない日が一ヶ月も続いてしまったのはあたしのせいじゃないぞ。
走り梅雨のような天気がずーっと続き、週末になると決まって雨。
太陽が出ても飛べなかったりね。
昨日の土曜日だって、あたしは飛ぶ気マンマンだったのだぁ!!(何?嘘臭い?)
なのに、天気は微妙・・・(結局飛べたみたいだったけど)
じゃあってんで、今日(いつもなら翌日がつらくて行かない日曜日)に行くあたりがなんだろう。心構えの違いが見受けられないかい?

・・・前口上はこれくらいにして。

思ったより、朝イチは雲が多い。一応、天気予報は晴れになっていたんだけど?

ショップに着くやいなや、わらわらとショップから出てきて、次々と車に乗り込んで行くフライヤー。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)ナニナニ?
なんと早くもエリアへ移動が始まっているではないか。
まだ8時半をちょっと回ったばかりで「今日は早く着いたねぇ~」なんて言っていたのに。
テイクオフには早くも南が入り始めているそーな。
いつの間にか季節は巡って・・・もう。冬じゃないのね・・・(いつの話だ)

というわけで、あたしたちも急いで白糸へ。
そういえば、白糸は久しぶり・・・というか、そもそも飛びに来てなかったのだから当たり前なのだが。
もしかして、最後に飛んだのって・・・ アレ 以来?大丈夫かしらん。

1便、2便と乗り遅れ、テイクオフにあがったのは10時頃。

天気も次第に良くなってきて、テイクオフにそれなりに風も入っていた。
見ていると結構良さげな感じがする割には、右の稜線で粘って、すぐさま降ってしまう人が多い。
(まぁ、そんな中でも抜けていく人は抜けていくのだけど)

え?あたし?あたしはねぇー多分ねぇーテイクオフしてもねぇーーー
どうにも手が出ずに撃沈していくのが目に浮かぶので・・・
ここは他のフライヤーの様子を見ながらタイミングを計る事に。

しばらく日向ぼっこしながらまっていると、ずっとねばっていた牛さんが、左の尾根をトップアウトした。

お。コレは・・・とそそくさと準備開始。

「あこちゃん、どっち行く?」と、mugiさん。

ここは、左尾根でしょう!

mugiさんのテイクオフしたあと、クロスでテイクオフ開始。
あー久しぶりでドキドキだわん。。。

そーーーぉれっ!!

と、ぐいーんと上がってくるグライダーを、今度はそのまま持ち上げられないように、しっかりブレイク当てて。

ぎゅっ。くるっ。とぉーーーーーーぅ!!

わーい、綺麗に立ち上がったわぁ~~~~
と。喜ぶんだのもつかの間、テイクオフの正面でブローが入り、ぎゅおおおおんと持ち上げられ、機体が傾いてしまった。
あわわ。左に流されて、木が!木が!ひょえーーーーーーーーっ
ぐいっと体重入れて、ブレイク操作して、ナントカ回避。
あっという間に稜線の上に出た。
左尾根に向かう途中でもすでに上昇がきつい。

サーマル…というよりは、単に風が強くて上がるようなカンジかなぁ…
アゲンストにしか向けて居られないの。
じりじりじりと尾根の先端に向けて居るのだが、ぐぐぐーーー↑↑↑↑っと持ち上げられ、すとーん↓↓↓↓と抜ける。
筆記体の小文字のsを書くように上がったり、下がったりの繰り返し。
ちょっとでも、フォローを向けようものなら、お代官様に帯を引っ張られる町娘のように、あれよあれよと風下に流される。
くるくるくる~「あ~れ~ご無体な~~~~~~~」の、アレね、アレ。
よいではないか、よいではないか。
せっかく苦労して風上に出しても、これじゃあ回すどころか後ろ向けない。。。

気が付くと本格的に強くなってきたみたいで、いよいよホバリング気味。
稜線の木々も、大きく枝を揺らして葉っぱが裏返っているんですけど。
うーん、実はさぁ…今だから言うけど。

アクセルラインがどこかにひっかけたのか、切れそうになっていたんだよね。(←ぉぃ!)

さっき、テイクオフするときに気づいて、一応繋いではあるものの…踏んだら、100%切れる。ぶっちん、とね。
そーなると、いくらinfinityだって。逃げられないよね。



撤収ですね。はい。

尾根の先端、ランディングの一番風上までじりじりじりと前に出てるんだか沈下してるんだか。な進み方でじっとガマンの子。

高度と進入までの距離を前を見たり後ろを見たり。
にらめっこしつつ、タイミングを見計らってフォローを向ける。

ばびゅーーーーーーーーーーーーん!!

は、早ッ!!

ランディングの風下へ猫まっしぐら、そんでもって直ぐさまアゲンストに…向けた途端、大荒れのランディング(汗)

高度は落ちない、前にでない、まっすぐ飛ばない、久しぶりの白糸のランディングなのに、全くもう!!
かなりドキドキしながらなんとか降ろしましたよ。

そのあと、ますます強くなって来て、飛んでいるのは男性ばかり。

お昼にはまだ微妙に早いし、どうしようかなーと思っていたが
まちゃみを誘って、テイクオフまで登山する事に。
なんたって、今のあたしはダイエッターだから。少しでもチャンスがあるなら脂肪を燃やしてやりたいのさ!!

ゆっくり、一定のペースでテイクオフへ向かう緩やかな登り坂。
途中立ち止まり、頭上を飛びかうフライヤーに声をかける

おーい!おーい!!ここだよー!!
あっ!手振った!☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
わーい、すごいね。嬉しい~~~~~・・・って、これじゃただのハイカーと変わらんがな(一応、あたし達も飛んでるはずですが?)

さあ、地獄の業火に焼かれるがごとく、メラメラと燃えるが良い!あたしの脂肪達よ!

とか言いつつ、下山して直ぐさまお昼ご飯食べてるんじゃ、なんだか無駄っぽい_| ̄|○


―午後。


まったりしてたら、まちゃみに、「あこちゃん!行くよー!」と声をかけられ、あわててテイクオフへあがる。

すると、今度は先ほどまでの爆風はどこへやら?テイクオフは無風。
何人かが出て行くが、やはり少し粘れるか、ぶっ飛ぶか。すごい違い。

今度は違う意味で
他のフライヤーの様子を見ながらタイミングを計る。計る。計る・・・

次第に風が戻ってきて、右の尾根でリッジ?が拾えるくらいになってきた。
テイクオフする時には少々弱い時があったけど、ここもクロスで。
出て、すぐ吹き上がり、右の尾根へ向かう。

リッジ・・・というほど強くも無く、サーマルというほど、上昇も無く、アーベントほどまったりでもない。
ちょっと謎のコンディション。。。
時々、稜線の上に出たり、山裾まで降って、また持ち直したり。
景色がゆったり眺められるわぁ~なんて思ったけど。皆の高度もほとんど同じくらいで、他機警戒に忙しい。
そして、結構寒いのよ。なんつーか、春先の夕方に、原付バイクでひたすら一本道を走らせるのに似てます。

てか、皆、邪魔。

よしよし、順調に上がってるぅ~・・・ん?あの機体、もしかしてコッチくるの?あたしも今のこの上昇を外れたくないんだけど・・・
うう。どんどん近づいてくる。仕方ない、あたしがどきますよ、どけばいいんでしょ。と、沖に膨らむ、高度が落ちる。
へろへろと上昇を探して、よし、ココだ!しかも誰もいない。今のうち~~~~とあげなおそうとすると。また誰かが近づいてくる・・・(繰り返し)

こ、コレは・・・猫が家に帰れなくなるパターンじゃないか。

あっちで「フー!!」ってやられ、こっちで「シャー!」ってやられて
逃げ回っているうちに、行きたいところはどんどん遠くなり・・・所詮、弱者は去るのみ。なのね、とほほ。

そうこうしているうちに、30分ほどが経過。
何機かはこの群れから抜けて南尾根へと渡ったが、あたしもあとちょっと、あとちょっとと粘っていたんだけど、やっぱり渡れそうにない・・・。。・゚・(ノд`)・゚・。
風もヘタってきたみたいだし・・・見渡すと、周りの機体も皆さっきより下がってる。
このままじゃ一斉に同時進入かしら。それはイヤ。
直感で、一足先にランディングへ向かう事に。
一本目のランディングよりは荒れてないもなく、気持ちよく着地!
後ろを振り返ると、一斉にランディングに進入してくるではないか。
あら。あたしが先頭?なんだか引っ張ってきちゃったみたいなカンジ・・・

というわけで、日曜日なので、早めに上がって終了!

ああ。もうアレから一年かぁ~~~~アレ以来ぱっとしていないんだけど。
このまま二度と渡れなかったらどうしよう(泣)
とりあえず、アクセルラインは修理お願いしなくっちゃ。

・・・ん?
なんか、喉がイガイガするぅ~~~もしかして、風邪引いた?
昼間は汗かいて、夕方はまだ冷え込むこの季節。皆様もお気をつけあそばせ。

・・・へ、へ、へっくしゅ!!!!!


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